もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

8 053 齋藤孝「最強の人生指南書-佐藤一斎「言志四録」を読む」(祥伝社新書: 2010)感想4

2019年06月22日 23時02分37秒 | 一日一冊読書開始
6月22日(土):  

251ページ      所要時間2:35       ブックオフ108円

著者50歳(1960生まれ)。

言志四録は4冊構成の総称である。佐藤一斎は今の東京大学総長のような学者(儒者)、弟子に佐久間象山がいる。1000を超える警句から成り、西郷隆盛も逆境の時、101条を抜き出して心の糧として繰り返し書いて身に覚え込ませようとしたそうである。本書は著者が改めて抄出して、解説をほどこしたもの。眺め読みでは、良さはわからないが、当たり前のものの道理が記されている。それが当り前のことゆえに、今後見返した時に、じわじわと効いてくるような気もするので、感想4にしておいた。そのために付箋はしっかりしておいた。今の段階では、これ以上の評価はできない。

【目次】序章 現代こそ『言志四録』が役に立つ(論語ブームと『言志四録』/心に響く「短い言葉」 ほか)/第1章 「忙しい」の九割は無駄な仕事ー仕事術(事前によく考えれば、スムーズに進む/仕事はまず解決可能性と優先順位を判断する ほか)/第2章 禍は「上」から起こるー人間関係・リーダー論(第一印象は間違いない/人間を座標軸で捉える ほか)/第3章 志がれば、何からでも学べるー学習法(人生はいつでも学ぶべきときであるー「三学の教え」/師をどう選べばよいか ほか)/第4章 「やむを得ざる」の生き方ー人生論(「やむを得ない」のが本物だ/夢を見るのではなく、夢に見ろ ほか)
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