もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

10 009 三田誠広「パパは塾長さん」(河出書房新社:1988)感想5

2021年02月17日 00時05分04秒 | 一日一冊読書開始
2月16日(火):  

202ページ       所要時間6:30       アマゾン258ページ

著者40歳(1948生まれ)。

2度目。前回は2015年12月15日。作家の体験記は、読みやすく、機知に富み面白かった。

時代背景は、バブル崩壊前の「一億総中流」意識の下で書かれている。

作家の父親が算数得意、国語最低の大きな偏りを持つ息子と向き合って、ともに難関中学合格を目指す物語りとして、思いがよくわかる気がした。中学受験が巷間言われるようなよくない取り組みではなく、親子のきずなを深める素晴らしい経験になること、難問とされる中学側の出題意図に本当によくできる子どもたちを求める学校側の願いを読み取ることができることなどよくわかった。


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