もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

10 001 西村則康「中学受験 やってはいけない 小3までの親の習慣」(青春出版社:2015)感想4

2020年09月04日 00時19分06秒 | 一日一冊読書開始
9月3日(木):  

191ページ     所要時間3:35      アマゾン754円(404+350)

著者61歳(1954生まれ)。30年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。日本初の「塾ソムリエ」としても活動中。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践している。また、受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイスする。これまで開成中、麻布中、武蔵中、桜蔭中、女子学院中、雙葉中、灘中、洛南高附属中、東大寺学園中などの最難関校に2,500人以上を合格させてきた実績を持つ。

小学4年で塾に行かせるまでに、子どもにしてやれること、すべきではないことなどについて適切な実のあるアドバイスを求めている人には良い本です。ただし内容的には少し冷静になって考えてみれば当たり前のことばかりです。ただその当り前のことに行き着き、それを自信をもって行う後押しになってくれる本は必要です。本書はそんな本です。

小3までの子どもにあまり多くを求めてはいけませんと自制をを促しながら、こんなことをしておいてあげればいいですよ。子どもに対して、こんな風に考えて接してあげればいいですよという内容が書かれている。俺は著者に対して好意的である。

たくさん付箋をしたので折にふれて見直していきたいと思う。

【目次】1章 子供を「勉強嫌い」にさせる親、「勉強好き」にさせる親(普通の子供に早期英才教育はかえって害になる/子供はより強い刺激を求める ほか)/2章 合格に必要な“学力のベース”は低学年までにつくる(「話し方」でわかる本当の賢さ/生活で覚えた「言葉」や「数」は身につく ほか)/3章 大きく後伸びする子の「塾」と「習い事」(幼児向け英語教室には期待しすぎない/「公文式」はじっくり取り組むもの ほか)/4章 「はじめての勉強」がその後の成績を左右する(頭はいいのに伸び悩むのには理由がある/正しい鉛筆の持ち方は親が教える ほか)/5章 この「読書習慣」がすべての教科を伸ばしてくれる(「読み聞かせ」が本の楽しさの入り口になる/すべての教科に好影響を与える「音読」のススメ ほか)

【内容情報】「このアドバイスは3年前にしてあげたかった…」。長年、中学受験の指導をしてきた著者がいつも感じているのは、小3までにしっかりした“学力のベース”をつくった子とつくれなかった子では、その後の伸びがまったく違うということ。また、間違った早期教育や先取り学習は、かえって学力を低下させることもあります。本格的な受験勉強を始めてから手遅れにならないために、8歳までに必ずすべきこと、やってはいけないことをすべて伝授します。///「先取り学習」「早期教育」は“勉強ギライ”のもと!最難関校に2,500人以上を導いた「カリスマ家庭教師」が教える“学力のベース”のつくりかた。



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