もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

140706 マスコミの地図:140704追加部分を独立。結局、皆政府に及び腰の同じ穴の貉。NHK大越も終った。

2014年07月06日 10時57分32秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
7月6日(日): 加筆して、7月4日(金)の追加部分を独立させました。俺がとっている朝日新聞はまだ一番マシな方だとわかった。読売は最悪。NHKは完全に病んでいる。政治的中立・公平性を失って政府広報化、受信料泥棒化しつつある。

 東京都知事選の時、「まさかな…、そんなことありえないよな…」と思っていた<マスコミ全体に対する疑念>がそろそろ確信となって固まってきた。マスコミは、それぞれ立場を演じているが、みんな同じ穴の貉であって、戦前の戦争協力だって全く反省していない。戦争を知らない世代へのバトンの受け渡しができていない。むしろ、自分の意志で、前向きに非民主化・独裁、戦争協力へという同じ轍を踏もうとしている。

 雑誌はとうに諦めて、割り切っていたが、今ほど新聞やTVニュースに対する信頼感が失われてしまった時代は無い。そら恐ろしくなるほど、マスコミが信じられない。これは、少し前までメディア・リテラシーがどうの、こうの言っていた次元ではない。政府、省庁、マスコミが総がかりで国民を思いのままに騙して操ろうとしている。原発再稼働、消費税、集団的自衛権などの問題で政府に対する国民の批判が高まり、盛り上がりを見せると必ず狙い済ましたように北朝鮮の拉致被害者問題が外務省によって日程のお膳立てが調えられる。そして、下請けのマスコミ報道が「待ってました」とばかりに、紙面やニュース報道のトップで取り上げ、国民を煽りたてて、政府に対する批判から目を逸らさせる。北朝鮮の拉致被害者問題を大切ではないとは言ってない。そういう問題は、政府・外務省が粛々と進めればよいのだ。マスコミが取り上げるべきは、原発再稼働や消費税や集団的自衛権の問題の方が重要だろう、と言っているのだ。まさか、拉致被害者の問題が、前の3件とイコールではないだろう! と言っているのだ。

 政府を信じられず、立法・司法が責任を果たさず、マスコミが政府に尻尾を振ってしまったら、分断された国民(外国籍市民も含む)は、一体どうしたらいいのだろう。お手上げである。日本は、一気に80年ぐらい昔に戻ってしまった。もう一度、日本の若者が戦争で死ななければならないことになる。手・足をもがれたこの状態は、まさにファシズム体制だ。麻生太郎の「ナチスに学べ」は、まさに本音だった。そして、それを批判して辞職に追い込めなかったマスコミの政府への迎合ぶりの危険さを批判しきれなかった俺たち自身の敗北なのだろう。

 この国の支配層には、ノブレス・オブリージュの意識も育っていない。世襲議員は、まさにやりたい放題だ。

集団的自衛権解釈改憲で際立つ御用三紙の堕落(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo167/msg/794.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 7 月 02 日 19:26:58: EaaOcpw/cGfrA

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-ee42.html
2014年7月 2日

文字通りの「暴挙」である。
安倍晋三政権が憲法を「なしくずし改定」して、集団的自衛権行使を容認する閣議決定を行った。
権力の暴走を防ぐために存在する憲法を、権力が破壊するときに、主権者にはどのような手段が残されているのか。
主権者の「力」によって、この政権=政治権力を取り除くしかない。
問われるのは、主権者の「力」である。
メディアの反応は二つに割れた。
最後の良心を残して、安倍政権の暴挙を糾弾するメディアが多数存在する一方で、こうした暴挙にさえ賛意を示す、堕落メディア、腐敗メディア、御用メディアが存在する。
16社体制のなかで、辛うじてメディアの良心を失わずにいるのが、
中日、北海道、西日本の地方ブロック3紙である。
安倍政権の暴挙を明確に批判した。
中日:9条破棄に等しい暴挙 集団的自衛権容認
北海道:集団的自衛権の行使容認 日本を誤った方向に導く
西日本:安倍政治を問う 試される民主主義の底力
西日本のタイトルは安倍政権糾弾とは読み取れないが、本文では、安倍政権の対応を厳しく批判した。
地方紙のなかには、政治権力に対する批判精神を失っていない社がいくつか存在する。
その代表が琉球新報、沖縄タイムズの沖縄2紙である。
琉球新報:解釈改憲閣議決定 日本が「悪魔の島」に
     国民を危険にさらす暴挙
沖縄タイムズ:[集団的自衛権容認]思慮欠いた政権の暴走
ほかにも、河北新報(宮城)、信濃毎日新聞(長野)、京都新聞、徳島新聞、愛媛新聞などが、安倍政権の暴走を厳しく批判した。
河北新報:集団的自衛権/重い選択、あまりに軽く
信濃毎日:安保をただす 閣議決定へ 独断に異議申し立てを
京都:自衛権閣議決定  9条空洞化の責任は重大だ
徳島:自衛権閣議決定(上) 将来に禍根を残す暴挙だ
愛媛:集団的自衛権閣議決定 平和国家を危うくする暴挙
誰もが、常識の判断で、安倍政権の対応が言語道断の暴走であることが分かるから、さすがに、平時は御用報道を展開するメディアの多くが、今回の安倍政権対応を「暴挙」だとして批判している。
ところが、こうしたなかにあっても、安倍政権を絶賛してやまない報道機関が存在する。
読売:集団的自衛権 抑止力向上へ意義深い「容認」
産経:集団的自衛権容認 「助け合えぬ国」に決別を
日本経済:助け合いで安全保障を固める道へ
と、この3紙が安倍政権迎合の姿勢を隠さない。
5つある全国紙のうちこれ以外の2紙は、
朝日:集団的自衛権の容認―この暴挙を超えて
毎日:歯止めは国民がかける
全国紙では、朝日だけが安倍政権批判で、読売、産経、日経の3紙は安倍政権礼賛。毎日は腰の引けたタイトルを提示し、安倍政権批判でない。
毎日は経営危機に直面した際、創価学会の機関紙である聖教新聞の印刷を委託されて窮地をしのいだと言われる経緯があり、公明党の方針に反する記事を書くことができないのだろうと思われる。
16社体制の悪徳の中心に位置するNHKは、7月2日午前零時からの「時論公論」で、偏向解説者の島田敏男氏が、
「憲法解釈変更 その先は?」
と題して偏向解説を示した。政府の決定に対する批判的分析を提示せず、政府決定を紹介。論評ではなく、基本的に単なる政府広報である。
「あべさまのNHK」の傾向が一段と色濃くなっている

国民の過半数が反対している「なしくずし憲法改定」は憲法破壊行為である。
この憲法破壊行為を、読売、産経、日経の御用三紙と系列テレビキー局が絶賛するから、日本の言論空間では、主権者の声がかき消される。
安倍政権が閣議決定についての記者会見を行ったときに、首相官邸前では1万人以上の市民が集結して怒号をあげた。
しかし、日本のマスメディア情報空間を御用勢力=権力迎合勢力=堕落勢力が占有しているため、主権者の声がかき消されているのだ。

日本の民主主義の危機、日本の危機である。
この危機を打開するには、安倍政権を打倒して、安倍政権を退場させるしかない。
そのための、主権者による運動を拡大、拡散していかなければならない。


※東京都知事選の細川・小泉隠しのために、ドクター中松を同等に扱い続けたマスコミの報道姿勢に対する強い違和感(異常としか言いようがない!)は、マスコミや連合が既に<大日本産業報国会>化していることを如実に示した。今や<大政翼賛会>が再び出来上がりつつあるのだ。NHKと日本のマスコミは、自分で信用を失墜する自殺行為を公然と行っている。毎年、夏に侵略戦争のアジア・太平洋戦争を反省する特集を繰り返してきたくせに、この体たらくは何だろう。そういえば、NHKニュース9の大越キャスターの輝きが急速に薄れている。特に、7月1日の集団的自衛権行使容認閣議決定の解説をしている顔は、無表情でおどおどしていた。反面スポーツ・コーナーなどでカラ元気の笑顔を見せてるのを見て、痛々しさに「この人ももう終わっってるよなあ」と思った。

 以前、報道ステーションの古舘さんを「やめるべきだ」と指摘したが、今のNHK大越さんに比べれば、数段(数倍?)マシだと思う。大越さんもさっさとNHKをやめちゃって、フリーで活躍の場を求めた方が絶対に良い。そうでないと、ジャーナリストとして腐り果ててしまうよ。毎日、大本営発表の踏み絵を踏まされ、愚か者の安倍晋三のケツの穴を舐め続けて(失敬)、国民に対する裏切り行為だと理解したうえで今のキャスターの地位にしがみついていれば、毎日自分が行っている愚行の罪深さが重く重なり続けて「権力に阿る腐ったジャーナリスト」の典型になってしまうよ。正念場だね。それとも、ルビコン川はもう渡っちゃった? それじゃあ、もう何を言ってもダメだな。どうぞ我が身かわいさでお幸せに。
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