7月12日(金):
222ページ 所要時間2:20 何故か?蔵書
著者48歳(1960生まれ)。
「ツァラトゥストラ」は、ニーチェ版「聖書」だそうだ。知識ではなく諳んじる血肉として読まれることが望ましいそうだ。若い時から、ニーチェには関心があった。本書を通じて、少しだけニーチェに接することができた。本当に少しだけだ。坂口安吾とニーチェを並べて論じてるのに既視感があった。
著者は、年間40~50冊の著作をものしているそうだが、本書は自分が気に入っているニーチェの言葉に気楽に解説と世間で流布されている手柄話をちりばめた感じの内容である。非難している訳ではない。その程度の本だということを述べているに過ぎない。
たくさん付箋はしたので、持ち歩いた時にでも線を引いて読み直してみたいと思う。今回の眺め読みでは、あまりピンとこなかった。
*ツァラトゥストラとは、ゾロアスター教の開祖の名前であるザラスシュトラ(ゾロアスター)をドイツ語読みしたものである。(ウィキペディア)
【目次】第1章 一本の矢になれ(目指すは憧れの矢/自画自賛力/愛せないなら通り過ぎよ/ルサンチマンから逃れよ/嫉妬を消し去れ/友ならば敵であれ/頼りない友人ならいらない/原罪の概念を蹴飛ばせ/平等を説く者は毒ぐも/逃れよ、君の孤独の中へ)/第2章 一瞬を生きよ(瞬間を生きよ/偶然の力/これが生だったのか、よし、もう一度/最初から飛ぶばかえいでは、高くは飛べない)/第3章 肉体の声を聞け(踊る神を信じよ/肉体は本来のおのれ/大河にならねばならぬ/エネルギーの元栓を開けておけ/大地に忠実であれ)/第4章 過剰を贈れ(太陽の光/蜂蜜たれ/知恵は贈り物/祝祭の技を習得せよ/リーダーの危険は、羞恥を失うことだ/師弟関係を卒業して、友になれ/読書する怠け者)/第5章 クリエイティブに生きろ(力への意志/身体の内側から感動する力/評価というクリエイティブ/自分が回りたいから回るのだ/運命を浴するか/風を受けよ/エッジを走る人を敬え)
【内容紹介】ニーチェに触れると、心の垢がみるみる落ちる。克己心に煽られ、一本の矢のように生きてみたくなる。
私にとってニーチェは、体系的に研究すべき対象というわけではない。研究したいと思ったこともない。ニーチェ自身は、思想を理解してもらうことより、「このことばが僕の今を、明日を、明るく照らしてくれた」と思われることを喜ぶタイプである。逆に、「あなたの本をいろいろ勉強して、知識を貯めました。だいたい、このようなことですね」と、ニーチェの思想を愛さず、要約するような人間にニーチェは失望する。肉体性を以て読む。それが本書のミッションだ。(あとがきより一部改変して抜粋)
222ページ 所要時間2:20 何故か?蔵書
著者48歳(1960生まれ)。
「ツァラトゥストラ」は、ニーチェ版「聖書」だそうだ。知識ではなく諳んじる血肉として読まれることが望ましいそうだ。若い時から、ニーチェには関心があった。本書を通じて、少しだけニーチェに接することができた。本当に少しだけだ。坂口安吾とニーチェを並べて論じてるのに既視感があった。
著者は、年間40~50冊の著作をものしているそうだが、本書は自分が気に入っているニーチェの言葉に気楽に解説と世間で流布されている手柄話をちりばめた感じの内容である。非難している訳ではない。その程度の本だということを述べているに過ぎない。
たくさん付箋はしたので、持ち歩いた時にでも線を引いて読み直してみたいと思う。今回の眺め読みでは、あまりピンとこなかった。
*ツァラトゥストラとは、ゾロアスター教の開祖の名前であるザラスシュトラ(ゾロアスター)をドイツ語読みしたものである。(ウィキペディア)
【目次】第1章 一本の矢になれ(目指すは憧れの矢/自画自賛力/愛せないなら通り過ぎよ/ルサンチマンから逃れよ/嫉妬を消し去れ/友ならば敵であれ/頼りない友人ならいらない/原罪の概念を蹴飛ばせ/平等を説く者は毒ぐも/逃れよ、君の孤独の中へ)/第2章 一瞬を生きよ(瞬間を生きよ/偶然の力/これが生だったのか、よし、もう一度/最初から飛ぶばかえいでは、高くは飛べない)/第3章 肉体の声を聞け(踊る神を信じよ/肉体は本来のおのれ/大河にならねばならぬ/エネルギーの元栓を開けておけ/大地に忠実であれ)/第4章 過剰を贈れ(太陽の光/蜂蜜たれ/知恵は贈り物/祝祭の技を習得せよ/リーダーの危険は、羞恥を失うことだ/師弟関係を卒業して、友になれ/読書する怠け者)/第5章 クリエイティブに生きろ(力への意志/身体の内側から感動する力/評価というクリエイティブ/自分が回りたいから回るのだ/運命を浴するか/風を受けよ/エッジを走る人を敬え)
【内容紹介】ニーチェに触れると、心の垢がみるみる落ちる。克己心に煽られ、一本の矢のように生きてみたくなる。
私にとってニーチェは、体系的に研究すべき対象というわけではない。研究したいと思ったこともない。ニーチェ自身は、思想を理解してもらうことより、「このことばが僕の今を、明日を、明るく照らしてくれた」と思われることを喜ぶタイプである。逆に、「あなたの本をいろいろ勉強して、知識を貯めました。だいたい、このようなことですね」と、ニーチェの思想を愛さず、要約するような人間にニーチェは失望する。肉体性を以て読む。それが本書のミッションだ。(あとがきより一部改変して抜粋)