もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

150208 新聞を見なくなってきた。低能の安倍晋三は中身空っぽ!背後の財閥・大企業に注目すべきだ!

2015年02月08日 15時08分41秒 | <憲法の危機>は「戦後最大の危機」
2月8日(日):

 気が付けば最近、購読紙の朝日新聞をほとんど読まなくなっている。もちろん、一面とテレビ欄、それに外注の論説は読むが、肝心の朝日新聞記者が書く独自の記事は読まない。というか、読む必要を感じない。理由は明らかだ、真実が書かれていない。視点をずらして、本当に知らなければならない情報を書かないようにしている。時の権力と対峙し、批判する能力が極端に衰えて、栄養価のない水増しの文字の羅列にしか見えない。たまに社説は見たりするが、矜持や気合いが感じられない。読んでも当り前のことしか書かれていない。

 まあ、当たり前のことが今は貴重なんだということは認めるが、現安倍政権に対する本当に知らされるべき事実と、その事実の持つ重大な意味、犯罪性が十分に指摘されていないのだ。リテラシーはやや注意が必要だが、ネット上の記事を見た方がしっかりと書かれているのだ。朝日新聞が、これだから読売新聞、産経新聞のHPは、あまりに馬鹿馬鹿しくて必要がなければほとんど見ない。本屋で雑誌の立ち読みもほとんどしなくなった。週刊文春も週刊新潮も誰が金を出して読むのだろう、といやみではなく思う。

 NHKの報道もほとんど見ない。タイム・イズ・マネーだ。受信料払ってるのに、安倍晋三の追随、弁護・尻拭いしかしないニュースを見せられるのは、馬鹿馬鹿し過ぎる。公共放送というのを止めて、受信料を取らない国営放送になるか、大相撲などのコンテンツを持つ総合娯楽有料放送になればいい。NHKニュースもこれだけ「政府寄り」の色がついては、子供に見せる価値も無い不快なBGM程度の意味しかない。天気予報も要らない。

 ネットであれば、日刊ゲンダイ、東京新聞、琉球新報、沖縄タイムス、「ニュースサイト ハンター」、「ジャーナリスト同盟」通信、田中龍作ジャーナル、リテラ、少し怪しいが「阿修羅・掲示板」などで今の日本の置かれている危機的状況がよく伝わってくる。今後、ますますネットの情報は充実していくことだろう。マスメディアが、政府権力に擦り寄り、圧力に屈することによって存在を自己否定してしまっている状況が変わらない限り、この流れも変わらない。朝日新聞の曽我豪、NHKの島田敏男よ、一般の若者や、庶民なんて「俺様が書けば、話せばいくらでも操作できる」と思ってるのだろうが、その記事、解説内容の堕落ぶりが、どれほど多くのインテリの国民・市民を白けさせ、怒らせていることか、「なめるなよ!」と言いたい。

 今も避難先で暮らす12万人の福島県民、政府から植民地扱いを受けて苦しむ沖縄県民、戦後70年の殺し・殺されゼロの平和を守った憲法、決して低コストではなく恐るべき国土・故郷の喪失の脅威となる原発再稼働&原発修理延長、国民の血税を年金・医療・介護にまわさず世界中でばら撒いて(「首相外遊で対外支援6.5兆円 今年度消費増税3%分を帳消し」)どぶに捨て、非常任理事国の虚名を買収し、あまつさえイスラエルまでわざわざ行ってせでもがなの「イスラム国」挑発をして、人質邦人2名の命を見殺しにして、集団的自衛権関連法案と憲法破壊に利用するマッチ・オイルの犯罪行為、トマ・ピケティによって完全否定され、現実に失敗が明白でババ抜きのチキンレース状態に日本経済を貶めたアベノミクスの限界、弱者(実は国民の90%以上)のお金を奪い尽くして、軍事費や外交と称するどぶに捨てる消費税増税、“女性”であるままで働く女性にshine(シャイン=死ね)と言う「女性の輝く社会」政策、絶対やってはいけない武器輸出の開始、弱い者からトコトン絞って強い大企業に法人税減税を行う破綻したトリクルダウン経済、弱者同士に不信・憎悪のうえこみ争わせるヘイトスピーチなど差別事象の野放し、国際的、特に中国・韓国・アメリカの不信を強める靖国史観という歴史修正主義、

 多少重複もあるが、どの政策をとってみても、現政権を擁護できる内容は考えられない。批判・非難の矢を集中すべき内容だ。この政権は、打倒されねばならない。なぜ、マスメディアはこの政権を擁護するのか。俺は、左翼ではない。ただ普通に考えてみて、今の日本は破滅に向かっている。少なくとも、90%以上の人々にとって絶望的な社会になりつつある。1%とは言わないが、ごく少数の大金持ち・財閥のために社会が不安定化し、戦争に向かう危険を冒してまで得るべきものは何もないだろう。

・僕たちの社会の上層には与党政治家たちと財界人、高級官僚の「閨閥」で占められていることはご存じのとおりです。小泉元首相は三世代議士ですし、安倍晋三元首相も三世代議士で、親族に二人の首相経験者を数えます。彼らがその社会的強者であることに異論のある人はいないでしょう。けれども、彼らがその進学や就職や配偶者の選択において、誰の意をも介さず自己決定し、その 成果として今日の地位を得たと信じる人はいないでしょう。
 「銀の匙をくわえて生まれてくる人間」というのは、生まれたときすでに無数のステイクホルダーたちのネットワークに搦め捕られている人間のことです。彼らのアドバンテージは、主に彼らが自己決定を放棄したことの代価として提供されたものであり、彼らの属する「強者連合」が彼に期待している役割を遂行している限り、彼が冒すリスクは集団全体がヘッジしてくれる。そういう相互扶助組織の中にビルトインされている人間が、今の日本の強者たちを形成しています。
 その反対の極に社会的弱者がいます。弱者とは端的に言えば「相互扶助組織に属すことができない人間」のことです。獲得した利益をシェアする仲間がなく、困窮したときに支援してくれる人間がいない人間、それがリスク社会における弱者のあり方です。(内田樹『下流志向』121~122ページ)


 低能の安倍晋三が、独裁的権力をふるうことも、それが可能であることも、安倍に実力があるからだなんて考える人間はいないだろう。安倍というのは、空虚そのものだ。その背後にいる「強者連合」をしっかり見据えて闘うべきなのだ。

 それにしても、低能の安倍がいくら使いやすいからと言って、今の安倍の独裁政治を支えている財閥・大企業連合は、社会的格差拡大による「戦争」「革命」「国土喪失」の可能性を考えて、もう少し視野の広い、有能な人物に総理大臣を替えるべきときだろう。もう十分にもうけて企業内留保をしただろう。社会の立て直しに努めるべきだ。そして、現行憲法の価値を再評価して、あくまでも平和を前提とした民需経済成長による社会の維持を目指すのが健全なやり方である。

 マスメディア、特に新聞・NHKは、国民・市民の信用を完全に失っているという自覚と危機感を強く持つべきだ。俺は、本当に、朝日新聞すら止めたくなってるし、NHKの受信料に根本的疑問を持っているのだ。この状況は、正常ではない。危険だ。
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