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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

SBS杯2017

2017年08月11日 06時59分36秒 | その他
SBS杯について個人的所感

・今年例年と異なる一番大きな出来事は、トゥーロン国際大会の会長が会場を訪れ試合前に紹介されたこと。トゥーロン国際とSBS杯は2008年から友好大会としてお互いにトロフィーを提供している。

・入場時にもらえる大会パンフレットについて、これまでは選手の背番号が無かったが、今回は日本と静岡に限り背番号入りになった。ただし直前の変更選手については訂正用紙による訂正が無かった。

・高校クラブ共に夏の全国大会を終えて1週間程度で迎える大会であり、一年で一番暑い時期に4日間で3試合を行う過密スケジュール。日本代表選手のコンディションは当然良いとは言えず、良いパフォーマンスはあまり期待できない。
数年前にSBS杯を8月20日頃に開催していたことがあった。暑さのピークを過ぎた時期であり、選手は夏の全国大会を終えて一息ついてから大会に臨むことが出来るのでコンディションも回復していて良いパフォーマンスの試合を見ることが出来た。
でも8月20日位に開催されたのはその1回だけで、その後は8月12日~14日位のお盆の時期の開催となっている。1人でも多くのお客さんに試合を見てもらう事を第1に考えたら、どうしてもこのお盆時期の開催になってしまうのかと思う。

・SBSによる試合中継は8月11日の日本対静岡の試合のみ。昔は3日間それぞれ1試合を生中継、残り1試合を録画放送して全6試合を放送していた事を思うと、だいぶ寂しくなってしまった印象。ただこれは、SBS杯が数十年続いていること自体が異常な事であり、その全試合を放送していたことは、世間的常識で考えたらもはやあり得ないことだった。そんなあり得ないサッカー熱がつい10数年前の静岡にはあった。それが全国レベルが上がってちょっと勝てなくなったからと言って自暴自棄になり気運を盛り下げ自爆しているのが今の静岡の現状。

SBS杯2017@藤枝総合

2017年08月10日 21時41分03秒 | ユース代表
藤枝総合にてSBS杯を観戦

U-18日本 1-2 U-18チリ

得点
前半34分 (チ)19からのパスを受けた10のシュート
後半5分 (チ)日本10藤本がエリア内でトラップミスからのハンド、チリがPK決める
後半38分 (日)9加藤がエリア内でのキープからパス、20杉田が決める。

日本スタメン
      12若原
3石原 4橋岡 5中川 19萩原
    10藤本 7伊藤
 13堀        17奥抜
    14井澤 11原
交代
後半0分 井澤→20杉田
後半0分 橋岡→15阿部
後半18分 奥抜→6小林
後半28分 堀→8田中
後半28分 原→9加藤
後半33分 伊藤→18川村


チリスタメン
   1
2 5 21 3
  6 15
 11 10 19
   9
交代
後半20分 9→7
後半35分 11→8
後半40分 19→13

感想
後半30分まではチリが試合を支配。チリの出来が非常に良く日本はほぼ何もさせてもらえない内容。
後半30分過ぎからチリの運動量が落ちた事と、9加藤が前線でボールをおさめたことにより日本がペースをつかみ1点返して最後の追い上げを見せたが同点に追いつくことは出来ず。2-1でチリが勝利した。
この試合はとにかくチリが素晴らしい試合を見せてくれた。SBS杯に参加する外国チームは、コンディション不良だったり実質2軍だったりはずれナショナルチームが来ることがしばしばある大会だが、今日のチリが見せた試合は非常に質が高く見ごたえのある内容だった。
今日のチリのようなチームが毎年SBS杯に来てくれると大会の質も上がり大変ありがたい。
日本はチリの厳しいプレスに落ち着いてボールが持てず、慌てて中盤でパスミスをするシーンの連続。試合終盤に途中交代で入った9加藤が体の強さを見せて前線でボールをおさめた事でボールの落ち着きどころが出来て日本ペースの試合展開を最後に見せることが出来た。
今日の試合で日本で印象に残った選手を挙げるとするなら、試合終盤の最後まで落ちない運動量で攻撃参加をした左SB19萩原となる。
2トップは14井澤(浦和Y)と11原(FC東京Y)のクラブユース選手権決勝戦で戦った両チームのエース2トップ。夏の全国大会を戦い終えたばかりと言うこともあってか、共に動きは重めだった。


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静岡 1-2 U-18チェコ

得点
前半25分 (静)7山原のCKを2山口が頭で合わせる
後半1分 (チェ)20が裏に抜け出しシュート
後半4分 (チェ)14のシュート

静岡スタメン
      12青木
6伊藤駿2山口 3監物 4伊藤研
    5吉田 7山原
 8新関       14伊藤稜
    10白井 11鈴木
交代
前半15分位 鈴木→18清水(清水が2列目右、新関がFW)
後半16分 伊藤研→16菊地
後半21分 伊藤稜→15大山
後半24分 吉田→9宮本

チェコスタメン
   1
4 3 2 13
  14 10
 17 7 18
   18
交代
後半0分 7→20
後半0分 10→5
後半20分 18→11
後半34分 14→9
後半40分 2→6


感想
前の試合のチリに比べたらチェコは中盤のプレスが緩く、静岡は中盤でボールを持った選手が自由に前を向くことが出来て、余裕を持ってボールを回すことが出来、前半は静岡ペースで試合が進んだ。
前半セットプレーで先制した静岡だったが、後半チェコは選手交代で前線の布陣を変えスピードのある選手を前線に配置。静岡DFがその選手のスピードについていけず後半早々に裏を取られて2失点で逆転された。
その後静岡は何とか同点に追いつこうと粘りを見せるが、なかなか前線での迫力を見せることが出来ず。そのまま2-1でチェコが勝利した。
静岡でこの試合最も目立っていたのが7山原。簡単なパスミスも多数あったが、中盤の底からパスを配給し静岡の攻撃リズムを作り出していた。
2トップは10白井と11鈴木の清水JY時代の2トップがここで再現。だが前半早々に11鈴木が相手選手に足を踏まれ負傷交代。正直白井と鈴木の2トップはもっと長い時間見たかったので残念だった。
最後は鈴木の早々の負傷交代が響いた格好で攻め手を欠いて攻めきれなかった静岡。後半ペースを上げ逆転を許したチェコ相手に決定機を作れなかった。

BSスカパー 「Jリーグラボ#54」

2017年08月07日 21時34分02秒 | その他
BSスカパー!にてJリーグラボ#54を録画視聴

ゲストは、いわきFC代表の大倉智氏。
天皇杯の活躍が記憶に新しいいわきFC。アンダーアーマーというスポンサーにより福島県リーグ所属クラブとは思えないほど恵まれた施設を有するクラブとして注目されている。
収録日はMC野々村氏が社長のコンサドーレといわきFCが天皇杯で直接対決する直前というタイミング。

いわきFCのクラブビジョン
・いわき市を東北1の都市にする
・日本のフィジカルスタンダードを変える
・人材育成と教育を中心に据える

アンダーアーマーについて
・ファシリティー(設備などハード面)への投資の意識が高い。ハード面を充実させることで投資して、サイクルさせる思想を持っている。
・「アスリートを助けたい」というスポーツメーカーが後ろにつくのはデカい。

フィジカルについて
・日本のクラブはフィジカルを個人にゆだねるところが多い。そこは変えていきたい。
・練習の6割がフィジカルトレーニング。「パッと見でデカくて強そう」と相手に思わせるのは大切。

人材育成について
・選手は皆アマチュアで半日仕事、半日練習。
・選手を誘うときに「将来プロになれる」とは言わない。「社会とつながって働きなさい。その教養力が重要」と伝える。
・特に若い選手は、働くことが明確に選手として力になる。


感想
個人的に最近の若手サッカー選手に感じる事は、サッカーはうまいけれど社会人としてはあまりに未完成だということ。
高卒プロ入りする選手が大卒でプロ入りする選手に追い抜かれるのも、サッカーの技術ではなく、高卒で教育の場を離れてしまう所が大きいからだと思っている。
「働くことで学ばせる」といういわきFCのスタイルには共感を持てた。(帝王学的には相反するところもあるかもしれないが…)

SBS杯2017 U-18日本代表メンバー

2017年08月01日 22時39分01秒 | 高校サッカー・クラブユース
SBS杯に参加するU-18日本代表メンバーが発表された。

スタッフ
監督 影山 雅永 カゲヤマ マサナガ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ 秋葉 忠宏 アキバ タダヒロ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
GKコーチ 土肥 洋一 ドイ ヨウイチ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/東京ヴェルディ)
コンディショニングコーチ 小粥 智浩 オガイ トモヒロ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/流通経済大学)

選手
GK
1 沖 悠哉 オキ ユウヤ(鹿島アントラーズユース)
12 若原 智哉 ワカハラ トモヤ(京都サンガF.C.U-18)

DF
3 石原 広教 イシハラ ヒロカズ(湘南ベルマーレ)
4 橋岡 大樹 ハシオカ ダイキ(浦和レッズユース)
5 中川 創 ナカガワ ソウ(柏レイソルU-18)
2 岡庭 愁人 オカニワ シュウト(FC東京U-18)
15 阿部 海大 アベ カイト(東福岡高)
19 荻原 拓也 オギワラ タクヤ(浦和レッズユース)
MF
13 堀 研太 ホリ ケンタ(横浜F・マリノスユース)
8 田中 陸 タナカ リク(柏レイソルU-18)
7 伊藤 洋輝 イトウ ヒロキ(ジュビロ磐田U-18)
10 藤本 寛也 フジモト カンヤ(東京ヴェルディユース)
16 渡井 理己 ワタイ マサキ(静岡学園高)
17 奥抜 侃志 オクヌキ カンジ(大宮アルディージャユース)
18 川村 拓夢 カワムラ タクム(サンフレッチェ広島ユース )
6 滝 裕太 タキ ユウタ(清水エスパルスユース)
FW
11 平墳 迅 ヒラツカ ジン(清水エスパルスユース)
14 井澤 春輝 イザワ ハルキ(浦和レッズユース)
9 加藤 拓己 カトウ タクミ(山梨学院大附高)
20 杉田 将宏 スギタ マサヒロ(名古屋グランパスU-18)

スケジュール
8月7日(月)
PM トレーニング
8月8日(火)
AM/PM トレーニング
8月9日(水)
AM/PM トレーニング
2017 SBSカップ国際ユースサッカー
8月10日(木)
16:00 vs U-18チリ代表(藤枝総合運動公園サッカー場)
8月11日(金)
15:00 vs 静岡ユース(エコパスタジアム)
8月12日(土)
AM トレーニング
8月13日(日)
16:00 vs U-18チェコ代表(草薙総合運動場陸上競技場)
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

今後の予定
9/4~9/6
国内合宿
9/21~10/2
海外遠征(カタール国際大会)
10/24~11/8
トレーニングキャンプ ~ AFC U-19選手権バーレーン2018 予選グループI(モンゴル)
11/4
vs モンゴル
11/6
vs シンガポール
11/8
vs タイ


今回選外となった主な選手
GK:大迫(広島Y)
DF:杉山(市船)
MF:郷家(青森山田)、山田(横浜FMY)
FW:中村(青森山田)、田川(鳥栖)、安藤(長崎総科大附)、安倍(鹿島)

感想
SBS杯に参加するU-18日本代表メンバーが発表された。
2019年のU-20W杯出場権を得るため、まずは11月のアジア1次予選に臨むためのメンバー選考という位置付け。東京五輪の年下の世代。
正直まだまだメンバーは選考段階で、現時点での主力が誰なのかもまだハッキリしない状態のチーム。
GKは今回呼ばれた2人と広島Yの大迫である程度固まっている様子。
DFは浦和の橋岡と柏の中川が中心か?SBに岡庭や萩原といったプレミアで活躍している選手に声がかかった。
MFはこれまでの実績から伊藤(磐田)が中心か?他は今回召集されなかった選手達を含めて横一線という状況。
FWは激戦区。今回召集メンバーの中では平墳と加藤の「ゴリゴリ系2トップ」はちょっと楽しみな組み合わせ。今回召集されなかったJでも実績を残し始めた田川、安部が実質的に今後の中心となりそうだが、Jクラブと代表の綱引きになりそう。