Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

選手権決勝について

2014年01月13日 17時56分15秒 | 高校サッカー・クラブユース
富山第一の1点リードされた後半ロスタイムの落ち着きぶりは異常。
星稜の寺村が最後ベンチに下がっていたことは長い目で見たら良かった。寺村はこのベンチでためた鬱憤を次のステージのエネルギーに変えられる選手。

女子サッカー選手権2014準々決勝 @ゆめりあ

2014年01月13日 15時17分27秒 | 高校サッカー・クラブユース
ゆめりあにて全国高校女子サッカー選手権準々決勝を観戦

藤枝順心 2ー0 大商学園

得点
前半20分 11河野のロングシュート
後半25分 15大久保萌のロングシュート


藤枝順心スタメン
      21吉崎
6大久保5奥川 8梅津 2小川
      15大久保萌
    10杉田 11河野
 15島村       17山下
      23児野
交代
後半24分 児野→20黒
後半40分 山下→19三丸


大商学園スタメン
      1安村
5谷村 10松原 3三浦 2高田真
    8藤波 11高田紫
 15河相       7山田仁
    9田中 14大井
交代
後半13分 山田仁→16山田明
後半28分 河相→13尾上(谷村が2列目右、尾上が右SB)


感想
今日もゆめりあは満席で立ち見客が多数出る超満員。
前日の2回戦同様、藤枝順心が圧倒的にボールを支配する試合展開、前半後半にそれぞれ1点ずつ挙げ2-0で危なげなく勝利した。
前の試合で相手に1本もシュートを打たせなかった順心だが、今日の試合でも相手に打たれたシュートはセットプレーからの1本のみ。技術で相手を圧倒し常にボールを支配していた。
シュート数は手元の集計で順心11:大商1、前の試合同様でボールを圧倒的に支配した割にはシュート数が少なかったというのが印象。
崩し切ってシュートを打とうという意識が強いのか、ミドルレンジからのシュートに自信が無いのか、強引なシュートがなかなか見ることが出来なかった。
守備に関しては、守備機会は少なかったがDFラインの3年生4人の落ち着きがとても良く、じりじりした試合展開で前掛かりになりやすいところを、DFラインの4人と15大久保萌がしっかりとリスクケアをしているので、相手がカウンターを仕掛けようとしてもすぐにつぶされてしまいほとんど攻撃の形にならないシーンが多い。
2試合連続で相手にほとんどシュートを打たせていない安定した守備が、今の順心の快進撃を支えているといって良いと思う。
これで順心は準決勝進出。準決勝は15日(水)にヤマハスタジアムで行われる。

選手権決勝について

2014年01月12日 20時09分34秒 | 高校サッカー・クラブユース
星稜対富山第一という組合せになった今年の選手権決勝。番付的にいうと、関脇同士の決勝戦という感じになった。
小結や前頭クラスのチームが決勝戦に勝ち進んでいたここ数年の状況を考えたら、今大会はある程度前評判の高いチームが勝ち残った。

北信越地区同地のチームの決勝戦となったが、北信越地区の高校サッカーのレベルが飛躍的に上がったというつもりはない。
昔に比べたら当然北信越地区もレベルアップしているが、北信越地区のレベルはまだまだ下から数えた方が早い。
他地区に比べ有力なクラブチームが少ない(新潟Yくらい)ため、高校サッカーに有力選手が集まりやすいという部分はあると思う。
ただ、全国的な地域差が少なくなっているという事は明らかで、それは間違いない。

四中工は今年のチーム力を考えたら本当に良く頑張ったと思う。1年生がイキイキとしたプレーでチームに貢献していた。
京都橘は予期せぬ2失点で、後半途中からチームが空中分解してしまった。

星稜の7稲垣がスタメン出場していない理由がわからない。怪我か?
元々このチームの中盤は10寺村と7稲垣が2枚看板。石川県予選では10寺村が骨折で欠場していた為、7稲垣がチームの中心だった。
個人的にはもっと7稲垣を見たいと思っている。

優勝チームの主将で、「キャプテン翼」のフランス国際ジュニアユース大会で優勝した時の翼くんのようなコメントを(「世界一」を「日本一」に置き換えて)してくれる選手が出てきてくれないものかと思う。
明日、国立最蹴章の決勝戦が行われ宝永山の頂点に立つチームが決定する。

高校女子サッカー選手権 2回戦 @ゆめりあ他

2014年01月12日 19時34分55秒 | 高校サッカー・クラブユース
ゆめりあにて高校女子サッカー選手権を観戦
女子高校サッカー選手権は今日が2回戦、今日勝つとベスト8進出となる試合。
会場は、女子サッカーの聖地を目指し、毎年この大会を開催してきた磐田市。
ゆめりあは地元の藤枝順心が登場することもあり多くの人で盛り上がっていた。会場には磐田市のB級グルメの「おもろカレー」の露店があったり、磐田市のゆるきゃらのシッペイも会場に駆けつけ盛り上げていた。
ゆめりあサッカー場は満席、立ち見客も大勢いた。
車で会場に行って停められるか心配だったが、臨時駐車場が用意され、駐車場係も大勢いて駐車場に困ることは無かった。
明日は、準々決勝がゆめりあで開催され、10:30の第1試合に藤枝順心が登場する。



藤枝順心 1ー0 福井工大付属

得点
前半32分 10杉田のパスを受けた11河野が決める


藤枝順心スタメン
     21吉原
6大久保5奥川 8梅津 2小川
     15大久保萌
 17山下       16島村
    11河野 10杉田
     23児野
交代
後半25分 児野→黒崎


福井工大付属スタメン
      1高橋
5宮坂 3長沢 4橋本 2泊菜
      6泊果
9竹本 7森本 8東  10竹島
      11山崎
交代
後半29分 宮坂→16奈良部
後半34分 東→18森
後半34分より以下の通りシステム変更
   1
16 18 4 2
   6
 9 7 11
  3 10

感想
優勝候補の一角である藤枝順心が圧倒的にボールを支配し、相手にシュートを1本も打たせず完封した。
試合は前半から共にリスクを犯さずシュート数の少ない緊迫した試合展開。ボール支配率は順心7:福井3位の割合だった。
圧倒的に攻めた順心だったが、結局得点は前半に奪った1点のみ。後半に中押し、ダメ押しの得点を奪ってもっと楽に試合を進めたかったが、福井工大付属も良く鍛えられたチームで、なかなか順心の選手をフリーにさせてくれなかった。
順心は、16島村と17山下が頻繁にポディションチェンジを繰り返しながら、ドリブル突破で局面を打開しようと何度も仕掛けていたのが印象的だった。攻撃は不発に終わったが、相手チームにシュートを一本も打たせない守備(特に落ち着いたカバーリング)はとても良かった。



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竜洋スポーツ公園サッカー場に移動
女子選手権の別試合を観戦


常葉橘 0ー1 神村学園

得点
後半39分 右からのクロスにエリア内で10上野が倒されPK、4井口がPK決める


常葉橘スタメン
      1海野
5長島 4塩澤優7大榎 12塩澤里
    23鈴木 15粟冠
 9柴田       8八巻
    10成島 17植松
交代
後半0分 柴田→19小針(小針がFW、成島が2列目右)
後半40分 鈴木→13那須野


神村学園スタメン
      1吉原
13下園 4井口 3山田 2小野
    25橋谷 17八幡
 6山口  7村田  8八木
      10上野
交代
後半0分 八木→9尾川


感想
風が強い中での試合、前半はメインスタンドからバックスタンドに向かって吹く横風、後半は風向きが変わり橘の追い風になった。
前半は神村学園ペース。6山口のスピードに乗ったドリブル突破から、前半に2回は決定機を作ったが決められず。ボールを神村学園が支配し、シュートも放っていたが決めきれなかった。
後半になると、神村学園がボールは支配するものの橘の守備が安定し神村学園はシュートを打つことが出来なくなった。じりじりした時間帯が続き、そのままPK戦突入かと思われた終了間際の後半39分に、神村学園がPKを獲得。
このPKを4井口が決めて、優勝候補の一角の神村学園が苦しみながらも準々決勝進出を決めた。
橘は押し込まれる時間帯が多かったがよく耐えていた。後半は神村学園にほとんど決定機を作らせず、神村学園の攻撃陣は焦りイライラしている様子で、優勝候補の一角をかなり追い込んでいたといえると思う。


余談
全国大会の会場については、磐田市での開催は今回大会までで、次回大会から3大会は神戸市が会場になることが決まっている。
元々この大会の第1回から第10回大会までは神戸市で開催していた神戸市が、INAC神戸の人気もあり、女子サッカーに力を入れるようになったようで、次回大会の開催地について磐田市と神戸市が競合していたが、会場設備や宿泊施設、公共交通網などのインフラ面などの理由で、神戸市に開催地を奪われる格好になった。
人気のない時からずっと頑張って高校女子サッカーの聖地を目指してきたが、女子サッカー人気が高まると「それじゃあ」と言って大都市に権利を持っていかれるのは、磐田市が少し気の毒に思う。

高校女子サッカー選手権は、前回大会からTBSがTV中継するようになった。
今大会も準決勝と決勝がTBSで地上波生中継される。またそれ以外の試合もTBSチャンネルやBS-TBSで放送される。
今日、試合会場には複数のTVカメラが用意されていて試合の様子を写すものだけでなく、応援席専門カメラマンまでいた。
試合後には、カメラマンがピッチの中にまで入って応援席にあいさつに行く泣き崩れた選手の泣き顔を何とかアップで撮ろうとカメラが泣いている選手を密着マーク。選手の真横からカメラで下から覗き込むようにしながら撮っているカメラマンには、さすがに見ていてひいた。
※あまりにカメラマンがウザかったのか、密着マークされた選手が応援席へのあいさつを終えてベンチに下がるとき、覗き込みながら撮っていたカメラマンに泣きながら腰のあたりでカメラレンズに体当たりして撮影をブロック。試合後にも的確なブロックからの良い守備を見せていた。

2014選手権

2014年01月08日 23時50分56秒 | その他
今回の選手権は、全国的にスタイルが以下の2つに大きく分かれたというのが大きな印象。
・カウンターサッカー
・ポゼッションサッカー

カウンターサッカーは、勝利することを第一に考えた戦略。しっかりガードを固めて、大振りになった相手をカウンターでしとめるもの。チーム力の低いチームでも、最悪0-0で守り切ればPK勝利することが出来る。
ポゼッションサッカーは、今をときめくバルセロナ等のスペインサッカーを手本とした、中盤からショートパスをつなぐサッカー。日本でサッカーがメジャースポーツになり若年層の技術スキルが向上したことで、このポゼッションサッカーを志向するチームが年々爆発的に増えている。

カウンターサッカーとポゼッションサッカーのどちらをやりたいか高校生にアンケートを取ったら、ポゼッションサッカーをやりたいという高校生が大多数を占めるだろう。
しかし選手権で勝利することを優先して考え、カウンターサッカーを選んで地区予選でジャイアントキリングを起こし全国大会に勝ちあがってきた高校が多かったのが今大会の特徴。
一発勝負のトーナメントでは、リスクを避けて失点しないことを第一に戦うサッカーが有利となるため、何とかライバルチームを倒すために本来は攻撃的なサッカーをやりたいのだけれど、あえて守備的なサッカーで選手権大会に臨んでいた高校もあった。(佐賀東・神村学園等)
特に全国大会になると、メインスポンサーである日本テレビ様の意向で、80分ゲームで引き分けの場合は延長なしの即PKというレギュレーション。正月に番組延長は出来ないということで延長なしというレギュレーションになっているのだろう。(きっと問い合わせたら「過密日程による選手の疲労を考慮して延長戦を設けていない」という回答が返ってくるのだろうけれど)
日本テレビ様が撤退して、90分ゲームの延長戦有りのレギュレーションになった方が良いのかというと、そんなことをしてせっかくの選手権人気が下がってしまったら日本サッカーが廃れてしまう事は明らか。高校サッカー選手権は今のまま、日本テレビ様とプーマ様の支援のもと、日本独自の文化として存続し続けてもらいたいと思っている。

今後、日本サッカー界はポゼッションサッカーが主流になる流れは変わらないと思う。
そんな中で、選手権ではカウンターサッカーが波乱を起こし筋書きのないドラマをいくつも描いていくという構図が今後も生まれるのではないか。
選手権は今後もそんな予測不能な大会であり続けてくれれば良いと思う。

今大会の準決勝2試合も、チーム力に大きな差は無く予想は全く不可能。盛り上がる試合展開になってくれるのではないかと期待している。


2014裏選手権3日目 @裾野

2014年01月05日 19時11分30秒 | 高校サッカー・クラブユース
裾野グラウンドにて裏選手権を観戦

静学 0-1 西武台

得点
後半7分 96ミドルシュート

静学スタメン
     大杉
越前屋 光澤 水上 荒井
    長尾 石渡
 名古  本藤  大坪
     加納
交代
後半10分 大坪→旗手
後半19分 光澤→木戸(加納と木戸の2トップ、石渡がCB)

西武台スタメン
   81
84 40 4 3
  6 77
 8 43 96
   99
交代
無し

感想
西武台の集中した守り、高い位置から70分間継続したプレスが光った試合だった。
静学は70分間で西武台の守備を崩せるかどうかという我慢比べとなったゲームで、我慢して粘り強く攻め崩すことが出来なかった。
パスを回しボールを動かしたい静学だったが、西武台の厳しいプレスになかなか思うようにパス回しが出来ない時間が続いた。徐々に西武台のプレスが弱まったが、ピッチを広く使うことなく、プレスの厳しいところへの縦パスで相手を助けていた。
プレスが弱くなってある程度ボールが回せるようになった段階で、もっとボールを動かし相手の足を動かし動きを鈍らせるような、攻撃の粘り強さがほしかった。

静学B 6-2 武南B

得点
前半16分 (武)16スルーパスを受けた21が決める
後半10分 (静)安原のFKを後藤が決める
後半12分 (静)安原のロングパスを受けた稲葉が決める
後半13分 (静)村口の横パスを受けた稲葉がスルーパス、安原が決める
後半20分 (静)村口のドリブル突破からのシュート
後半22分 (静)村口のスルーパスを小寺がシュート、バーに当たった跳ね返りを武田がつめる
後半22分 (武)22ドリブルシュート
後半31分 (静)鹿沼のパスを受けた小寺がワンフェイントからシュート

静学スタメン
     中澤
中沢 加佐 小田部 武田
   井上 鹿沼
 安原  後藤  村口
     稲葉
交代
後半0分 鹿沼→小寺
後半0分 武田がトップ下、後藤が左SB
後半18分 安原→鹿沼
後半25分 村口→安原

感想
前半は武南ペース。静学はなかなか相手陣内に攻め込むことが出来なかった。
後半に入り両チーム若干の選手交代があると、試合は静学ペースになった。
後半10分から20分の間に立て続けに得点を奪い一気に勝負を決めた。


静学 3-0 高知

得点
前半7分 名古のCKを井上がシュート
前半12分 井上のパスを受けた加納がターンしてシュート
前半30分 旗手がエリア内に侵入しシュート


静学スタメン
      大杉
越前屋 光澤 水上 中沢
    井上 石渡
 名古  長尾  旗手
     加納
交代
後半0分 長尾→小寺(小寺が2列目左、旗手がトップ下)
後半0分 名古→大坪
後半0分 石渡→本藤
後半0分 加納→木戸
後半0分 越前屋→荒井(荒井が左SB、中沢が右SB)

高知スタメン
   ?
68 55 54 60
  71 49
 87   81
  53 86
交代
無し

感想
一方的な静学ペースの試合。高知にはシュートを1本も打たれることが無かった。
それだけ一方的だったにもかかわらず、後半は無得点だったことは寂しい。
決定機は作っていたが、ポストに嫌われるシーンなどもあり決めきれなかった。


選手権準々決勝について

2014年01月05日 00時47分36秒 | 高校サッカー・クラブユース
明日は選手権準々決勝。注目は優勝候補の市船対京都橘の一戦。
「うちはカウンター狙いなので、どうぞポゼッションしてください」
「いや、うちもカウンターをしたいので、どうぞそちらがポゼッションしてください」
「いやいや、そちらがどーぞ」
こんな感じか。

今大会を代表する速攻型チーム同士の対戦となる試合。
この試合での個人的な注目は、京都橘4小川のロングスロー。ガチガチに守るチーム相手に得点するのに最も効率的なのはセットプレーだが、それも相手はわかっている事であまり無駄なファールはしてくれない。そうなるとロングスローがセットプレー代わりとして重宝されてくる。

今大会は、堅守速攻型のチームが多いと同時に、ロングスローを投げる選手も多い。
米沢中央:多田
丸岡:坂口・松下
星陵:森下
東海学園:村山
玉野光南:古矢
履正社:小川
長崎総大:境
桐生第一:坂井
京都橘:小川
自分の知る限りでも、今大会出場選手でこれだけの選手がロングスローを投げていた。
玉野光南の古矢はライナーで40mのボールを投げチームの大きな武器になっていた。
丸岡は180㎝以上がチームに5人以上いる超大型のチームで、ロングスローを投げる選手がチームに2人、スローインが全部セットプレーになっていた。

選手権は堅守速攻型のチームが結果を出しやすい大会であると思うが、そんな堅守を破る方法としてセットプレー機会を増やすためにロングスローをチームの武器として取り入れているチームが増えているという事も今大会の特色と言えるかもしれない。
選手権が今の流れのまま行くと、近い将来(ロングスローの投げすぎで)肩を壊してサッカーをやめる選手が出てくるかもしれない?

2014裏選手権2日目 @裾野

2014年01月04日 18時27分51秒 | 高校サッカー・クラブユース
裾野グランドにて裏選手権を観戦

静学 3ー0 新潟工業

得点
前半10分 左からのクロスを村口が決める
後半15分 本藤のシュート
後半33分 荒井のクロスを木戸が決める

静学スタメン
     大杉
越前屋 光澤 水上 荒井
    石渡 本藤
 名古  小寺  村口
     加納
交代
村口→大坪
小寺→長尾(長尾がDH、本藤がトップ下)


新潟工業スタメン
   1
6 8 11 85
  46 17
 88 20 17
   16
交代
確認せず


感想
前半はなかなかボールが回らず攻撃の形を作ることが出来なかったが、後半に本藤をトップ下、長尾をボランチに入れるとボールがよく動くようになり、攻撃が活性化した。
新潟工業にはほとんど攻撃の形を作らせることは無かった。

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静学B 11ー1 神戸科学技術B

得点
前半7分 小田部のカットから縦パスを受けた旗手が決める
前半10分 安原のクロスを稲葉のボレー
前半13分 加佐のクロスを旗手が決める
前半18分 旗手のスルーパスを安原が決める
前半19分 旗手のドリブルシュート
前半24分 加佐のクロスを稲葉が決める
前半25分 旗手のドリブルシュート
前半33分 旗手のロングパスを受けた稲葉のロングシュート
前半35分 右からのクロスを加佐のヘディングシュート
後半6分 稲葉のミドルシュート
後半21分(神戸)37のオーバーラップに対応できず、37にシュート打たれる。GKがはじいたボールを11が拾ってつなぎ37が再びシュート
後半25分 中沢のミドルシュート

静学スタメン
     中澤
中沢 小田部 戸松 武田
   加佐  鹿沼
 稲葉  後藤  安原
     旗手
交代
後半0分 旗手→井上
後半0分より井上がトップ下、安原がFW、後藤が右SB、中沢が左SB、武田が2列目左、加佐がCB、小田部がDHにポディションチェンジ


感想
相手プレスが弱く(特に前半は)やりたい放題の試合だった。
守備機会は少なかったが、その少ない守備機会の中で2~3回DFの裏を取られた。失点シーンは相手SBのオーバーラップにマークがつけなかった。
攻撃をしている時のDFラインとボランチのポディショニングがでたらめだった。準備が出来ていないからカウンターを受けた時に、裏を取られなくても数的同数になっていたり、有利なポディションを取れていないシーンが多かった。


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静学 1-1 佐野日大

得点
前半31分 (佐)75の右クロスを10が決める
後半4分 (静)名古のCKを石渡が頭で決める

静学スタメン
     大杉
越前屋 光澤 水上 荒井
    石渡 長尾
 名古  本藤  旗手
     加納
交代
後半5分 加納→大坪
後半20分 旗手→中澤


佐野日大スタメン
   51
26 43 37 49
  44 2
 75   34
  10 45
交代
後半13分 49→8
後半13分 2→17
後半26分 75→11
後半35分 44→61

感想
静学がボールをポゼッションするが、佐野日大が集中した守りを見せ静学が攻めあぐねる試合展開。
静学は、前半ほとんどシュートまでいくことが出来なかった。
静学の失点は、クリアが小さく中途半端になったところから。試合展開に余裕のある時のDFの対応は落ち着いているが、緊迫してくるとバタバタして落ち着かない守備をしていた。
後半に大坪が投入されると、大坪が攻撃にアクセントを加え流れが若干良くなった。

今日の3試合通じて、「ここでシュートを打たないでいつ打つんだ」というシーンが何度も見られた。サイドを崩しても、エリア内にクロスを待つ選手が揃っていないシーンも多かった。
「ポゼッションできていれば満足か?点を取りたくないのか?」そう感じた試合だった。



選手権2014 3回戦@三ツ沢

2014年01月03日 17時40分54秒 | 高校サッカー・クラブユース
ニッパツ三ツ沢にて選手権3回戦を観戦

当初はこれといって見たい試合がなかったため、裾野で裏選手権を見に行こうと思っていたが、有楽町駅付近の火災によるダイヤの乱れにより、裾野行きをあきらめ三ツ沢会場行きに急遽変更した。
三ツ沢会場とした理由は、青森山田と履正社の試合を見たかったから。履正社は大阪府予選決勝で非常に良い試合をしていたので1度見てみたいと思っていた。
今日の三ツ沢会場の2試合は共に白熱した好ゲーム。結果的には三ツ沢に変更して正解だった。


桐光学園 0ー1 四中工

得点
前半30分 14森島が前線へ1人スルーパス、1人スルーパスを受けた14森島が決める。(※17井手川がボールを受ける振りをするもボールにはノータッチ、桐光学園は攻撃に関与したとしてオフサイドを主張するも認められず)

桐光学園スタメン
      17白坂
2関根 4宮野 5中島 14杉本
    6大竹 8陰山
 7池田       10今来
    11小川 9植木
交代
後半18分 池田→23桑原
後半30分位から大竹がCB、中島が前線に上がる


四中工スタメン
      12高田
6大辻 25後藤 4坂  15中田
    7村瀬 14森島
 11加藤       8木下
    16小林 17井手川
交代
後半19分 木下→13舘
後半29分 井手口→10服部
後半39分 小林→24小道場


感想
前半はほぼ五分五分の展開、後半は桐光学園が攻め込みながらも、四中工が前半の1点を守りきった。
桐光学園は後半だけで決定機を5回は作ったがいずれも決めきれず、最後まで四中工ゴールを割ることができなかった。
四中工は17井手口の前半の積極的な仕掛けが目立っていた。また14森島は先制点の以外にも効果的なパスで攻撃の起点となっていた。最後は桐光学園に何度もDFラインを破られながらも、最後のところで体を張って無失点で切り抜けた。
桐光学園は後半一方的に押し込みながらも悔しい敗戦。前半は7池田の裏への飛び出し、後半は9植木の体を張ったプレーから決定機を作り出していた。
非常に白熱した好ゲームだった。

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青森山田 1ー1(PK4ー5)履正社

得点
前半17分 (履)2大石のロングスロー、青森山田のクリアが小さくなったボールを14川畑がシュート
後半24分 (青)スローインの中に流れてきたボールを11橋本がシュート


青森山田スタメン
      1田中
2小笠原4川口 3八戸 5中島
    7山田 10石井
 14山下       13飯島
    15辛島 9李
交代
後半9分 辛島→11橋本
後半22分 小笠原→20中井(中島が右SB、中井が左SB)


履正社スタメン
      12安川
6松岡 3長尾 5安田 2大石
    10石川 8多田
 16林        20牧野
    14川畑 11瀧本
交代
後半28分 林→24角野
後半33分 川畑→9福田


感想
PK戦までもつれ込んだ試合は、履正社が勝利。履正社の粘り強さが光った試合だった。
試合は全体的に青森山田がボールを支配する時間帯が多かったが、履正社の強固なブロックをなかなか崩すことができず、履正社は2大石のロングスローから先制。後半にはいると徐々に履正社の足が止まりだし守備の出足が鈍くなり青森山田が履正社DFを崩せるようになり、11橋本が同点弾を決めた。
青森山田が同点に追いついた後は、一気に青森山田ペースになるかと思われたが、履正社も非常に自力のある良いチームで、終了間際に履正社が決定機を作り出すなど、一進一退の試合展開だった。
PK戦は履正社が先攻。4人目まで両チームとも全員成功で、履正社の5人目が外し、青森山田の5人目が決めれば青森山田が勝利という状態から、ポストを叩く失敗でサドンデス突入。青森山田の6人目を履正社GK安川が止めて、履正社が劇的な勝利をおさめた。
履正社は1年4人、2年5人、3年2人という非常に若いチーム。後半は足が止まったが、前半に見せた守備のブロックは非常に鍛えられているという事が一目でわかる見事なものだった。また1対1の対応でも青森山田の選手に全く引けを取っていなかった。この勝利は番狂わせとは言えない非常に強いチームだったと思う。
大阪府予選決勝を録画で観戦して、「非常に良いな」とは思ったが、それは間違いでなかった。今日の試合でだいぶ消耗したけれど「隠れ優勝候補」と言って良いと思う。
青森山田は前半から13飯島のドリブル突破を中心に攻め、後半途中から投入された11橋本が良い攻撃のアクセントになっていた。


なお、桐光学園の5中島駿と青森山田の5中島優は双子の兄弟。今日の試合で共に勝利していれば、準々決勝で双子対決となったのだが、皮肉なことに双子揃って同日同会場で高校サッカーを終えることになった。