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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

選手権2014 3回戦@三ツ沢

2014年01月03日 17時40分54秒 | 高校サッカー・クラブユース
ニッパツ三ツ沢にて選手権3回戦を観戦

当初はこれといって見たい試合がなかったため、裾野で裏選手権を見に行こうと思っていたが、有楽町駅付近の火災によるダイヤの乱れにより、裾野行きをあきらめ三ツ沢会場行きに急遽変更した。
三ツ沢会場とした理由は、青森山田と履正社の試合を見たかったから。履正社は大阪府予選決勝で非常に良い試合をしていたので1度見てみたいと思っていた。
今日の三ツ沢会場の2試合は共に白熱した好ゲーム。結果的には三ツ沢に変更して正解だった。


桐光学園 0ー1 四中工

得点
前半30分 14森島が前線へ1人スルーパス、1人スルーパスを受けた14森島が決める。(※17井手川がボールを受ける振りをするもボールにはノータッチ、桐光学園は攻撃に関与したとしてオフサイドを主張するも認められず)

桐光学園スタメン
      17白坂
2関根 4宮野 5中島 14杉本
    6大竹 8陰山
 7池田       10今来
    11小川 9植木
交代
後半18分 池田→23桑原
後半30分位から大竹がCB、中島が前線に上がる


四中工スタメン
      12高田
6大辻 25後藤 4坂  15中田
    7村瀬 14森島
 11加藤       8木下
    16小林 17井手川
交代
後半19分 木下→13舘
後半29分 井手口→10服部
後半39分 小林→24小道場


感想
前半はほぼ五分五分の展開、後半は桐光学園が攻め込みながらも、四中工が前半の1点を守りきった。
桐光学園は後半だけで決定機を5回は作ったがいずれも決めきれず、最後まで四中工ゴールを割ることができなかった。
四中工は17井手口の前半の積極的な仕掛けが目立っていた。また14森島は先制点の以外にも効果的なパスで攻撃の起点となっていた。最後は桐光学園に何度もDFラインを破られながらも、最後のところで体を張って無失点で切り抜けた。
桐光学園は後半一方的に押し込みながらも悔しい敗戦。前半は7池田の裏への飛び出し、後半は9植木の体を張ったプレーから決定機を作り出していた。
非常に白熱した好ゲームだった。

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青森山田 1ー1(PK4ー5)履正社

得点
前半17分 (履)2大石のロングスロー、青森山田のクリアが小さくなったボールを14川畑がシュート
後半24分 (青)スローインの中に流れてきたボールを11橋本がシュート


青森山田スタメン
      1田中
2小笠原4川口 3八戸 5中島
    7山田 10石井
 14山下       13飯島
    15辛島 9李
交代
後半9分 辛島→11橋本
後半22分 小笠原→20中井(中島が右SB、中井が左SB)


履正社スタメン
      12安川
6松岡 3長尾 5安田 2大石
    10石川 8多田
 16林        20牧野
    14川畑 11瀧本
交代
後半28分 林→24角野
後半33分 川畑→9福田


感想
PK戦までもつれ込んだ試合は、履正社が勝利。履正社の粘り強さが光った試合だった。
試合は全体的に青森山田がボールを支配する時間帯が多かったが、履正社の強固なブロックをなかなか崩すことができず、履正社は2大石のロングスローから先制。後半にはいると徐々に履正社の足が止まりだし守備の出足が鈍くなり青森山田が履正社DFを崩せるようになり、11橋本が同点弾を決めた。
青森山田が同点に追いついた後は、一気に青森山田ペースになるかと思われたが、履正社も非常に自力のある良いチームで、終了間際に履正社が決定機を作り出すなど、一進一退の試合展開だった。
PK戦は履正社が先攻。4人目まで両チームとも全員成功で、履正社の5人目が外し、青森山田の5人目が決めれば青森山田が勝利という状態から、ポストを叩く失敗でサドンデス突入。青森山田の6人目を履正社GK安川が止めて、履正社が劇的な勝利をおさめた。
履正社は1年4人、2年5人、3年2人という非常に若いチーム。後半は足が止まったが、前半に見せた守備のブロックは非常に鍛えられているという事が一目でわかる見事なものだった。また1対1の対応でも青森山田の選手に全く引けを取っていなかった。この勝利は番狂わせとは言えない非常に強いチームだったと思う。
大阪府予選決勝を録画で観戦して、「非常に良いな」とは思ったが、それは間違いでなかった。今日の試合でだいぶ消耗したけれど「隠れ優勝候補」と言って良いと思う。
青森山田は前半から13飯島のドリブル突破を中心に攻め、後半途中から投入された11橋本が良い攻撃のアクセントになっていた。


なお、桐光学園の5中島駿と青森山田の5中島優は双子の兄弟。今日の試合で共に勝利していれば、準々決勝で双子対決となったのだが、皮肉なことに双子揃って同日同会場で高校サッカーを終えることになった。