シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリレイ長坂 玲

2008年04月02日 20時27分53秒 | Weblog
自作のシャンソンを弾き語りしました。フランス語対訳を
訳詩家の高橋昌子さんに お願いして
伴奏者ジャンピエールレミーさんに 朗読していただきました。
そして 私は自分の作詞作曲のシャンソンを四曲 日本語で歌いました。
レミーさんの朗読の間は 私が 即興でピアノを弾いて
舞台をつなげました。レミーさんはフランス語の教師をしていたことも
あるので 朗読も 素晴らしかったです。

シャンソン歌手 リリレイ 長坂 玲

2008年04月01日 08時06分28秒 | Weblog
2008年 3月30日 日曜日

この日から 夏時間に変わります。一時間 減るので
夜八時は 前日の七時と同じです。

朝から フランス語の練習。
フランス語の詩を 何度も 読みます。
暗記には 自信のあるほうですけれど
舞台は 魔物です。
何が 起こるか・・・良きにつけ 悪しきにつけ・・・
天命を全うするのみです。
かつて クラシックの歌手として ヨーロッパで歌っていた
若いころより
少しだけ 自分に自信が持てるようになっています。
それは
短い人生で 歌える肉体の健康と
チャンスに感謝できるようになったからです。

有難うと 全ての人に 全てのものに 感謝できる優しい
穏やかな気持ちになれる年齢になったからだ思います。
コラボケールや モーリスファノン リュシエンヌボワイエの
専属伴奏者だったという 伴奏者のジャンピエールは
私に 自信を持たせてくれ 引き立ててくれ
まるで 下僕のように 何もかも つくしてくれ 助けてくれます。
本番の前に 照明や音響担当の男性ガブリエルとの打ち合わせも
スムーズにいきました。
そして 開場すると 満席。
椅子もテーブルも 全部 使ってお客様で 一杯。
フランス人も 日本人も・・・・
何より 長南さんと 広瀬さん そして 斉藤よりこさん
のお友達達
ロータリーのフランス人達。見も知らぬフランス人の人たち。
プロのフランス人の歌手の
アニックシダルク エニコシラギ 川島ゆたかさん。 
コネターブルというキャバレーのオーナー
フランス人でシヤンソン歌手ばかり撮るプロのカメラマンまでが
お客様としていらっしゃいました。
ストラスブールコンセルバトワールの教授の 親友 小林まりさん
や ブリッセルから 泊りがけで押野夫妻もいらして下さいました。
皆さん ありがとう。
ブラボーが 沢山 聴こえました。
笑い声も 沢山 聞こえました。
パリで フランス人に 喜んでいただけました。
音楽の神様 ありがとう。
長南さんからも 「日本人じゃないみたいで 一時間半
退屈しなかった。スペクタクル カレイドスコープ 万華鏡
の通りだった」と とても 褒めていただきました。
「シャンパンの泡のように 美しいスペクタクルだった」と
フランス人の弁護士の方から褒められました。ありがとう。
もっと もつと 勉強して 経験して 試練を乗り越え
又 明日から 次の舞台の為に 励みます。
本番の翌朝
パリの空が 晴れて 明るく見えるようになりました。
本番が終わり 重い雲が 私の頭の中から消え
夏時間の 明るい暖かい優しいパリの街に 見えてきました。
「喜びは苦しみの後にやってくる」アポリネールの一節。



シャンソン歌手LILI LEY長坂 玲

2008年04月01日 07時24分52秒 | Weblog
TEATRE ESAION
テアトル エサイオンは ポンピドーセンターの真前
オテルドヴィルの 直ぐ側です。
本番の前日は 舞台の ピアノ 椅子 小道具のチェックに
行きました。
そして 生声 マイク無しで どの位
私の声は響くか・・・・
心は プレッシャーで パリの空の下を歩く
私は 暗い気持ち。
自分に 言い聞かせます。
「パリで 一流の劇場で パリスコープにも出て
チケットを買っていらっしゃる 見も知らないフランス人の前で
フランス語で シャンソンを歌える 運命と チャンスを
楽しまなくては・・・・感謝しなければ・・・」
努力しても 練習しても
時間切れで まだまだ 納得しないうちに本番が来ます。
それも もう 何百回 何千回の本番前に
感じる 重く辛い 芸人の定めです。
お客様が喜んでくださるなら それが 結果です。成果です。
一瞬芸の はかなさ と 音楽の神様の思し召しを
しみじみ 考えます。