第一回 銀座パリ祭 オープニング
Le 14 JUILLET 2007
ル キャトルズ ジュイェと言えば フランスの独立記念日です。
この 日にちなんで 日本でも
私達シャンソン歌手達は 七月は大忙しです。
パリ祭という名の演奏会が ここかしこで開催されて
シャンソンを歌い 西の国フランスに 思いを馳せます。
銀座パリ祭は 内幸町ホールで 18:30から21:20まで
約三時間 歌手9人ピアノ伴奏者7人 総勢16人のコンサート形式でした。
しかも 一人づつ4曲 歌う中で フランス語で歌うシャンソンがほとんどでした。
フランス大使館文化参事官の丁寧な文章が読まれました。
「日本を代表するシャンソン歌手の方々が フランスの宝である
シャンソンという文化を 美しいフランス原語で歌って
独立記念日を祝ってくれる事に 敬意を表します。」
大使館のフランス人の方が 帰り際に
「正直言って 日本語で聞くとシャンソンは メロディーは
似ているように感じるけれど シャンソンには聞こえない。けれども
今夜 東京で母国の馴染みのシャンソンを フランス語で聞けて 感動した」
と嬉しそうでした。
シャンソンを歌い続ける私も 他の歌手の方々も 母国語以外の
言葉の壁は高く このコンサートの為にフランス語を とても 勉強しました。
又 ピアニストの方々も 高質なアレンジ 演奏で
個性を発揮して 歌手とのアンサンブルは レベルが高い芸術的な
出来上がりでした。
フランス的・・・・・ つまり 洗練されていて 個性的で 美しい!!!
世界一美しい 音楽的な 耳に優しい言語 そして
吟遊詩人の語りである主張的ポエム
個性的で 芸術性のある音楽美学。
求め続けている 私のシャンソン美学の 真髄に近い コンサートでした。
舞台の始まる前や 休憩に ホールの外ホワイエでは
手回しオルガンが流れ シャンパンがお客様に無料サービスされ
開始から 三時間近い イベントは 帰るお客様も無く
満席にて 無事終了。
五感で楽しませてくれる パリのエンターテイメントに近い
内容と質であったように 思いました。
来年の 第二回 銀座パリ祭が楽しみです。そして
質の高さを追求し 年々 我々も 努力し
それが 永遠に続きますように。