フランス語シャンソンの似合う秋の曇り空
朝カーテンを開けて
今日は 水曜日 うすら暗い と ヨーロッパの秋気分
巴里の 街にいる気持ち
あるいは
長く留学して暮らしたベルギーの sombreな 心境
あの頃の 若い私の 悩み深いノスタルジーに浸ります。
能天気な私ではありますが
前向き イケイケな気分だけでは
芸術の 表現は不可能で
暗い 辛い 青春の蹉跌だって あったわけで
自分が 完全な人間でもなく
才能も無く
何の為に生きているのか 分からなかった
自問自答の ベルギー歌手時代も
いまだ
私の内部に 存在しています。
シャンソン枯葉の セリフが 我が唇から 自然と出てくる秋。
加齢は 素晴らしいわ。
過去を 優しく懐古でき る
自分を 認められるようになる。
孤独は 芸術の栄養
恋や愛の 遭遇 決別は 必然でした。
苦悩のない 悩みの無い 割り切れ自信ある生き方なんて
アーティストには
有り得ないもの。
自分の奏でる音楽が 不完全であるように
私自身も不完全であり
それを許容して 生きるわけで
運命を受け入れ
ある種の諦めを グズグズしながら
何となく毎日 歌の練習 しながら
相変わらず
下手な私を聞いて
受けけ入れ 自己満足して
明るく 暮らす術を 手探りしているだけかも。
秋の暗い空は イケイケどんどん gogoを演じる自分を
恥じてしまうような
哲学を
示唆してくれて 有難いです。
明るさ の裏付けは 暗さ 渋さがベースなのだわ。
今日は
昨晩より シャンソンフランス語をきっと 少し上手く
練習出来るかも
昨晩の 私は 録音したら
下手でした。