シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 歌手という音楽家

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 歌手という音楽家

歌手は　音楽家の中でも　特殊です。
肉体が　楽器で
楽器の肉体が　身体と顔で　お客様に対して
音楽を　面と向かって表現するからです。

お客様に自分の顔と身体を　見せて弾く楽器は
そうそうないし
歌詞の付いている楽器もないし

歌手の身体は　言葉を弾く　楽器です。
なので
歌手仲間の大御所たちと　話をすると
まず　大切なのは　生きる肉体楽器の食べ物
そして　美的なセンス　おしゃれ度
そして　生活における　美学
そして　心と魂こそ　音色になるので

一番大切なのは　精神性なのだということになります。

先日の　勝本先生の豚カツ会で
バスバリトンの先生が
昔　イヴ　モンタン来日の時二日続けて
聞きに行ったけれど　感動した―と
おっしゃっていました。
40年も前の　感動が　残っているらしい。

舞台の様子を　話してくださいました。

クラシックのオペラ歌手から見ても　
高質なシャンソン演奏は
心に残る芸術なのです。

私も20代後半の頃
イヴモンタンを　東京の中野で鑑賞いたしました。
30年以上前だわ。

まだ　彼の素晴らしい舞台縁起や歌唱
踊りを覚えています。凄かったーー
クラシックのオペラ歌手時代で　留学前でしたけれど
シャンソンは凄いーーーと　感動しました。
でも
まさか　自分がシャンソン歌手になるとは
想像さえしていなかったし
なりたいとも　思っていなくてーーー

人生とは　まさかの連続です。
運命のまま
その運命の中で　最善を尽くすわけですが

いつのまにか　なりたいわけでもなかった
シャンソン歌手になってしまい
いつのまにか　シャンソンを　愛してしまい
人生の伴侶になってしまいました。

そして　このシャンソンと　共に天国へ行くことになるわけです。
へぇーーー
まさかの運命に感謝です。
新曲に　わくわくしながら　温かい春を迎え
さくらを　楽しむ四月の到来を　待ちましょう。
そして　はやく　夏が来ます様にーー
私は　夏　特に　魂が燃えます。