昨年 丁度 ２月１日
４０曲フランス語シャンソンを歌うリサイタルを
致しました。
あれから
あっという間の一年間でした。
たぶん
昨年より
身体の柔軟性や体力は増したように
思います。
風邪もひかず なにも不具合なく 暮らしました。
歌の練習を一年間 楽しみながら
コツコツ学び
少しは 精進したような気がしています。
今週末 日曜日のリサイタルは
私の一年間の 心身磨き成果発表
であり 受験勉強の結果待ちみたいな
気がしていますが
実は かなり ワクワクしてきました。
一年間も 同じ曲ばかりを 学び続けた時間的
余裕が
私に与える安心感は
芸大受験生の高校生の時みたいです。
コロナ自粛で
稽古する時間を ふんだんに
天から与えられた
運命に感謝しながら
一年間を 暮らしました。
丁度 寒い 真冬
今頃 大学入学試験が開始です。
46年前みたいな気持ちです。
あの頃
芸大声楽家を受験するにあたり
受験生のときは
学生ですから
勉強が 仕事の時代です。
私は 毎日 声楽曲 の課題曲を１５曲と
自由曲を一曲 練習し
ピアノの課題曲も バッハ 音階 全調のスケール
と
自由曲 ベートーベンソナタを 連日練習しながら
暮らしていました。
受験学科には 現代国語 漢文 古典 世界史 英語も
あり
他に
ソルフェージュ 楽典 聴音なども
受験科目にあったのですが
苦労した気が
まったく無いのです。
亡き父に 学生は 勉強が仕事だ
と 言われましたけれど
私にとって
勉強は遊びみたいな感じです。
楽しい受験勉強でした。
音楽は精神を救うので
辛い とか 大変 とか 難しいとか 忙しい
とか
そういう 気持ちになることは無く
明日に 向かい
今日を 目一杯
行動するのみでした。まさに
同じ感覚で この一年間が過ぎました。
ゆとり の精神 ゆとりの時間に
学び 稽古に専心できて
まるで
世俗から解放されたみたいに
音楽宇宙に暮らせました。
エネルギーが フツフツと沸き始めました。
純粋に
音楽の歓喜や美を
皆様に 発表したい気持ちになり始めました。