シャンソン歌手リリ・レイ LILI LEY 三月十一日 七年前の銀座の あの日

シャンソン歌手リリ・レイ　LILI LEY 三月十一日　七年前の銀座の　あの日


運命というもの
偶然と必然ということ・・・

何故か不思議ですが
3月11日に　日付が変わった深夜　並木通りの　昔の私の店の前を
歩いていました。

七年の歳月は　あっと言う間ですが
あの頃の私と　現在の私は　別人に感じます。

店という責任が　重いと感じていたわけでもないですが
もしも
地震が　3月11日に　起こらなかったら
お店を閉めなかったかもしれないです。

人生観が　変わっのです。

お店を閉めて
自宅で歌手と　先生としてだけの　ハーフ引退生活
を　送れるようになれたのは　きっと運命なのでしょう。
そして
昨晩　真夜中　銀座で　梯子酒して　飲んで
並木通り　の　名店のウインドウを眺めて　大笑いして　
ムッシュ渡辺には　笑わせていただきっぱなしでした。

ナタリーさんのフランス語の生徒同士のお友達　仲間という
こともあり
フランス語の単語も　共通語。

ナラシバという　素晴らしいお店で　オリジナルな　フランス料理と　日本酒の
コラボメニュー　で　デギュスタションの美しさと　創造工夫に
とても　感激していたのですが
それより　

ムッシュの3月11日　震災当日の経験談に
可笑しすぎて思わず　飲みかけの水を　口から　ブハーーーーと噴き出して
お店の方も　唖然
とても　淑女とは　思えぬ　漫画的な私

口から　水を噴き出すなんていうほど　笑いのツボにハマったのは
生まれて初めてです。
お店の床まで　口から噴き出した　霧吹きの水まき散らし・・・

笑い過ぎて　横隔膜が　痛くて　立っても　座っても居られない
ムッシュの　小噺に
涙も　ぼろぼろ　化粧もはがれる程　笑いつくしました。
それが　永遠と　九時間・・・の3月10日から11日　銀座。
ありがとうございました。