シャンソン歌手

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シャンソニエマダムREI

2007年03月12日 02時58分23秒 | Weblog
LE CANCER ル キャンセル 癌

日曜日。ゆっくりと 久しぶりに沢山 寝て パリの美しい写真を
パソコンに取り入れたり のんびり過ごしました。
先週の日曜日にパリから帰ってからの一週間は 瞬く間に過ぎました。
帰国翌日から 毎日 生徒さんに教え 
毎晩 店で歌い 寝る前に 作詞作曲した新曲を書き上げ 暗譜し
その他 新しいシャンソンを二曲覚えました。
土曜日は シャンソンのフランス語講習会も行い 
盛りだくさんの シャンソン人生。

店の出番以外に よそで 本番が二度。 
月曜日のFM放送の生出演の後 金曜日の夕方はボランティアで 
末期癌の在宅看護のオーソリティーの方々の会で 10曲歌いました。
癌を克服した女性を励ます会でした。綺麗で美しい方で
とても そんな 風情の見えない方でした。
その方も在宅看護のオーソリティーだとの事。

私は 元気の出る 明るいシャンソンを 歌いました。
シャンソンで 元気の出る歌 結構あるものです。
「スミレ花の咲くころ」「ばら色の人生」 「おお シャンゼリゼ」
「私の回転木馬」「ろくでなし」など 
春は明るく 楽しいシャンソンで 歌っている自分も元気になります。

末期癌の在宅看護・・・・・・で
思い出しました。私の父の 八箇所に転移した癌でなくなる前の事を。
父は 癌の発見から死まで五ヶ月間 殆ど
大学病院でお世話になっていたのですけれど お正月に
たしか 亡くなる三ヶ月前でしたけれど 数日間
自宅に戻って家族と過ごすように勧められて
私が 自分ひとりで 車に乗せて 連れ帰り 数日間 母と妹とで
看病しました。それは それは 大変だった記憶が蘇りました。
父は 死を受け入れたくないタイプの人で とても 我ままで
病院でも有名になるほど 問題児でしたから 痛いとか 痒いとか
辛いとか 死にたくないとか 大騒ぎの連日連夜。
「病院に電話しろ」とか 「看護婦さんを自宅へ呼べ」とか
私は 病院と自宅の往復の お正月を過ごし へとへと。
とうとう 風邪で 喘息のような 咳が止まらなくなる程でした。
その 反面教師で 
私は病気になった時も 自立して働けるまで働いて
明るく 歌いながら死んで生きたい。
凄い痛みの癌になっても 絶対歌い続けたい。
なーんて かっこいい事書いてしまいましたけど それが夢。
今は まだまだ 体力気力 万全です。自分のため 周りの人達のため
世の中のため 生かされて 生きて 行き抜き 
音楽の神様に ご褒美がいただけるように 精進したいです。

あーあ パリは美しかった!
でも 寂しがりやの私は 人恋しくて 東京に帰ると
皆さんに逢えて 幸せです。本当に・・・シアワセ。