私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

高山 たかやま 298.3m

2009-03-05 19:49:31 | 山歩き
 3月 5日(木)  天気:曇り 後 雨?  地図:笠原(南西部)

 今回は 最近 しみけんさんの 「播磨の山々」 のコメント欄で 話題になっている高山をアップ
します。 高山は 姫路市飾東町にある山で 加古川市との境界尾根を 歩きます。 ルートは 県
道から 自衛隊射撃場東の大谷池へ。 市境界尾根を登り ロバの背から 分岐へ。 まず 北西
尾根の269mピークへ行き 分岐へ戻り 北西~東尾根を 歩き 山頂へ登ります。
 ・・・・・・・・・登ったのは 2007年11月11日です。 ・・・・・・・・・・・・

 
 きょうは 姫路市東部の高山へ行きます。 しみけんさんのページ「播磨の山々」に あったので
冬場のために 貯金しておきました。 きょうは 天気が悪そうだったので 近場の低山に という
ことで 取り出しました。 しみけんさんのページにあった地図を トレースします。 「播州野歩記」
の姫路大回りにも ありますが 地図がなく 登った道が 分かりません。  8:08 出発。 姫路バ
イパスから 播但連絡道に 廻り 8:32 花田ICで 降ります。 ここまで 24.1km、100円。

 信号を 3回 右に曲がり 県道65号線に入り 東へ走り 北山の信号を過ぎ 駐車場所を探しな
がら 東へ進みますが 前方に 送電線鉄塔が 見えてきたので 行き過ぎたと思い 道路の右の
広場に 車を停め 地図を 確認します。 この50m先が 駐車場所だったのに・・・。 引き返し 北山
の信号まで戻り 再度 東へ。 先ほどの場所から 少し進んだ所に 白い建物の会社の駐車場
があり ここに 停めさせてもらおうか とも思いましたが Uターンして 道路脇のスペースに
8:54 車を停めます。 結局 花田ICから 9.2km走り 家から 33.3km。

 道路脇で 車の通行には 邪魔にはならないが 少し気が引けます。 8:59 車のロックを 確認
して スタート。 100mほど戻ると 北に溜池(大谷池)の土手が 見えたので 畦道を歩き
9:06 池の土手に上がりました。

 池は 満々と水を湛えていて きれいな水面を見ると 気持も落ち着く。 正面に これから登る
尾根が 尖って見える。 右尾根の一番奥が 高山の頂上でしょうか? 池の左を廻り 真っ直ぐ
山へ向かいます。 左に扉があり 会社の名があったが 自衛隊の射撃場? 山へ登り始める
と 最初は 芝生の道だったが 直ぐに 急な裸土のざらざらした登りになります。 土を削って
階段状に 足場が 作ってありますが 風化して 足がズルズル滑り 登りにくい。 この急登は
降りるときの方が 心配です。
 登るにつれて 後方に 南の山並みが見えてきます。 いい天気になり 日が射してきたが
モヤが濃く 逆光で かすんでいます。 登り始めの なだらかなところに リンドウが 咲き始め
ていますが 帰りに 撮りましょう。

 滑らないよう慎重に登り 9:25 尾根に出ました。 道がなだらかになり 歩きやすく
なります。 この尾根には いい道がありますが 何のための道? 誰が 歩くの? 山を
歩く人が そんなに多いとも思えないし・・。 赤ペンキで 矢印もあるし・・。 岩には ロー
プもあるし・・。 登り始めの急登にも ロープが欲しかったが・・・。

 9:45 大きな岩の上に出ました。 これが ロバの背だろうか? ロバの背にしては 大き
いので マンモスの背にも見えます。 岩の上で 木が生えていないので 360度の展望。
前方に これから歩く岩尾根が見え 左には 269m峰のなだらかな稜線が見え 右には
高山がそびえています。 後方は 東の高御位山から 右の桶居山まで 尖峰が 逆光にか
すんでいます。 この狭い ロバの背の上で きょろきょろすると 危ないので 急いで渡らな
いと・・。
 行きは 下が見えないので なんともなかったが 帰りには 切り立った岩の両側の絶壁が
見えて 怖かった。 雑木をくぐり 岩の上に出ると 後方に ロバの背の絶壁が確認できます。
 この辺りが この登山路のハイライト。 景色を見ながら どんどん歩きます。

 雑木の道を歩いていると 道が 左に曲がるところに 木が2、3本横向きに 置いてあり 通行禁止
の意味か? ここから緩やかな下りになります。 いい道が ありますが 歩く人がいないため クモ
の巣が多い。 日陰に アキノキリンソウや コウヤボウキが たくさん咲いていました。
 右の谷の先に 高山の山頂を見ながら 緩やかに登り返し 左に巻いて行くと 大きな岩の上に出ま
した。 その先にも 平らな大きな岩のあります。 269m峰に 10:19 登頂。


 ここの岩の上からも 見晴らしがいい。 西下に 皿池と奥池の 二つの池が見え その奥に 山陽
自動車道も見えます。 奥は モヤにかすんでいます。 家に帰って 地図を見ると 山陽道の左が
庄山で 奥が増位山? 写真だけ撮って 10:22 引き返えします。  途中 一本だけ 紅葉した
木があり これが 本日 唯一の紅葉でした。

 269m峰から戻る尾根道も 見晴らしが いいです。 目の前 西に 270m峰があり その左
姫路市街に 島のように浮かぶ丘は 浦山でしょうか? 双眼鏡を出せば 姫路城も見えたのか?
 その左には 尖った桶居山から 西に尾根が 尾を引いています。 10:38 分岐に戻ってきま
した。 ウェブにあった ”高山ヤブコギ” に書かれた白いテープはないが ここが 分岐でしょう。

 置かれた木を跨いで 雑木藪に突入。 少し先で 地図を出して 地形を確認していたら手に持って
いたストックが落ちて 急斜面を ザザザッと滑り落ちた! 地図を見ていたので 落ちるところは見
えず 音だけが 聞こえ・・。 直ぐ 急斜面を降りて 探しましたが 見当たりません・・。 10m以上
降りて シダヤブも 掻き分けたが見つからない・・。 ストックがなくても 歩けるか。 諦めて 先へ進
みます。 剪定用の鋏を出して 小枝、イバラを切りながら 進みます。

 分岐から北東尾根の先端の岩まで 進むのは 大変でした。 引き返すときのために 何箇所かに
テープを付けたが 全然 役に立たず・・。 分岐から 北東尾根を進むのに 何分 掛かったのか?
 途中 雑木の切れ間から 北の清住の集落方向が 見えるところがあります。 何とか尾根の先
端まで 来ましたが 目の前は 深い谷・・。 磁石を見ると 高山が 真東に見える。 ここで 右に
方向を変えなくては・・・。
 高山への東尾根は 地図にはありますが 目には 定かではありません。 岩があり シダが
密集していて 足元が見えないし 段差もありません。 右に廻ると 大きな岩があります。 この
尾根を歩いているときだったか 頭上を 盛んに ヘリが飛んでいましたが しみけんさんによると
姫路自衛隊の65周年記念行事だったらしい。 小型ジェット機の爆音も聞こえましたが ポート
アイランド上空を チヌーク2機が 飛行した?

 岩の上に立って 方向を定め 岩の横を 滑り降りました。 少し降りると なんと 道が現れ・・。
雑木藪の中に 歩ける所があります。 所々で シダが茂り 道を隠していますが・・。 低い雑木
の枝葉が 張り出して道を 隠しています。 誰も 歩かないので クモの巣がたくさんあるし・・。
 赤いプラの境界杭もあるし コンクリの杭もあります。 赤い布がありましたが 大柿布?
邪魔な枝やススキや シダを 鋏で 切りながら クモの巣を払いながら 進みます。 登りにかか
ると 後方に 歩いた尾根が見え 南の谷の先に 桶居山が 見えるところもあります。
 道?は 概ね 尾根の南寄りにあったので 北は 見えません。

 雑木ヤブとの格闘で 登りも気にならず 開けた山頂に 出ました。 12:21 高山 298.3mに
登頂。 山頂は 10m以上の広さの平坦地で 比較的 最近 整備されたように見えます。 「播州
野歩記」 に ある写真のようなヤブではありません。 低い雑木や 雑草が 伸び始めていますが
三角点の周囲は きれいでした。 横の木に 立派な新しい「高山」のプレートがかけてあり 標高
表示板もあります。 南の木が 切られたのか 枝越しに 南の山並が見えます。
 撮った写真をよく見ると 尖った山の上に 鉄塔があるので 鷹ノ巣山? その左のピンクの所は
瀬戸内海? 島(家島?)のようなものも見えます。 手前の木に 赤いテープが 下がっていて
”国有林です 伐採できません” と・・・。 誰かが 木を切ったのでしょうか? 邪魔な雑木を もう
少し切って 展望が ある方がいいのに・・。 東には 道があります。


 三角点横の日陰に腰を下ろし おにぎりを食べました。 お昼頃には 家に帰り ”新婚さんいらっ
しゃい” でも 見ようと思っていたのに 予想外に 時間がかかって・・。 12:45 腰を上げます。
 帰りは 様子が分かっているので 気が楽です。 一部 道が 分からないところもあり 往路とは
違う道も 歩いたが 12:12 北東尾根の岩のところへ戻り 急登をよじ登り 尾根に乗りました。
 付けたテープは 全然見ずに 分岐の手前に 戻り 落としたストックを もう一度 探すために 急
斜面を降りる・・・。 ところが 3mほど 降りたところで 直ぐ見つかりました。 おかしいなー。
落としたときには 見えなかったのに・・・。
 13:25 分岐を通り 岩尾根に戻ると 日が やや西に傾き 高御位山から 桶居山まで 少しは
はっきり見えるようになっていたでしょうか。

 ロバの背を歩くときは 下の絶壁が見え 風もあり 怖かった。 後は どんどん歩き 13:49 尾
根の先端に戻りました。 ここからの急な滑りそうな 下りには 難儀しました。 掴む木もないし
ロープが 欲しいと思ったら ロープがありましたが 根元で 切れています。 14:00 何とか滑
らず 池の土手に 降りることができました。 咲き始めていた リンドウが 開いています。

 14:11 車に戻りました。 車は 異常なし。 14:15 帰路につきます。 車から振り
返りながら 帰ったが 県道65号線から 高山が見える所はありません。
 花田ICまで戻り 播但連絡道、姫路バイパスを走り 14:51 家に帰りました。
しみけんさんは 登る価値のない山 と言っておられるが 見晴らしもよく 雑木ヤブとの
格闘もあり 結構 楽しい山歩きができました。 予想外に 時間はかかりましたが・・・。
 本日の走行距離は 往路:33.3km 復路:28.5kmで 計61.8kmでした。

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コメント
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