西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

昨日の活動、閉会日、一般質問報告 教育編

2023-12-18 23:57:18 | 日記

昨日は議会運営委員会、本日の閉会日は委員会での内容を報告する委員長報告、報告に対する質疑、そして討論採決となります。

3つの委員会が委員会での結論(採決状況)及び委員メンバーが意見を出した内容が報告されました。

その後の質疑は無しでした。

そして一括して討論が行われました。その中で「議案第122号 西都市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について」には2名の議員から反対の立場から討論がなされました。

そして議案第142号 令和5年度西都市一般会計予算補正(第7号)については、賛成の立場から討論がなされました。

122号は市長給与削減に関して、142号はガイダンスセンターの改修に関しての内容です。

で結果ですが28あった議案のうち、122号以外は全会一致で賛成、122号は賛成多数で賛成となりました。

122号が決まったので、議案の上程があります、さっそく議運を開き追加議案を認めました。

内容は市長給与の減額に伴うものです。

結果は賛成多数により可決しました。

 

この議会中に私が提出者として議員提出議案を提出しました。

これは「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書」の提出です。

内容は広く地方議会における人材確保の観点から、厚生年金への地方議員加入のための法整備を早急に実現するためのものです。

地方議会は地方創生(人口減少等課題)の推進が叫ばれ、これまで以上に議員の役割は大きくなってきています。それは地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみ取り、執行機関の監視や政策提言等を求められることになったからです。

多様で、優位な人材の確保のためには、サラリーマンが就業者の9割を占めている現代において、サラリーマンの議員への転身が望まれます。

ただ、現在の状況は、会社印として厚生年金に入っていたとしても、議員になったらそれが切れてしまうのです。

老後や家族を心配すれば、そういった保証が切れるのは議員への道の壁となります。

そういった観点から意見書を出すことにしました。

これは全会一致で賛成してもらいました。

(私見ですが、議員報酬の見直しも必要だと考えます、小さい子供や家族がいる若い人が議員を専業としてやるには、町村や小さな市の報酬ではリスクが大きすぎると私は思います。議員年金も当然退職金もなく、4年に一度の選挙があり、落選したらすべてを失うことを考えると、若い人は二の足を踏むでしょう)

その後全員協議会、議会報委員会と行われました。

全員協議会は西都中学校の整備変更に関するものです。

その後は宮崎市に行き宅建の決裁をし、西都に戻りました。

 

昨日の夜は稽古の事でしたが、生徒や家族が体調が悪いという事で、何人か欠席しました。

したがって少人数の稽古でした。

少なかったら少なかったで、稽古できるが空手の良い事(何度か言っていますが、昔沖縄では1対1での稽古でしたから)

準備運動をやって、体育館内をジョギング

楽しそうに走っています

補強運動、柔軟運動をしたあと基本です。

今日は技の注意するところをしっかりと理論を話、実技です。

つまり、なぜこの立ち方をするのか?立ち方の注意するところは?突き技はどうすれば威力が出るのか?

などです

その後松濤館のバッサイ大の稽古、試合では糸東流のバッサイを見ることがありますが、松濤館の選手はあまり試合では使いません。

でも、松濤館にとって鉄騎初段と共に大事な形だと思うので、こうゆう機会に教えます。

その後中学生高校生と小学生に分けて形稽古。

私は中学生高校生に指定型の稽古を行いました。

一挙動ずつ、指定通りに稽古です。

今年の稽古も後一週間です。

 

一般質問報告は教育編です。三つに分け、今日は妻高校に関するところです。

壇上質問)

大きな三番目は教育問題についてです

一番目は県立妻高校についてです、妻高校は地域あっての妻高校を標榜し、各種祭りや行事、また研究会など積極的に参加してくれています。うれしくまた、期待しているとこです。そんな高校ですから、県立ではありますが、西都市が積極的に支援、また良き環境づくりをしていかねばと思っています。そこで妻高校の入学定員数とその希望者数の内訳のここ数年の推移を伺います。

教育長答弁)

・令和6年度の妻高校募集定員は、普通科120名、普通科(文理科学コース)40名、情報ビジネスフロンティア科80名、福祉科40名の計280名である

・現段階において、令和6年度の妻高校入学希望者数については把握できていないが、令和6年2月27日には最終志願状況が発表され、希望者数等がつかめることになる

・直近3ケ年の入学者数については、令和3年度より199名、221名、219名と推移しており、定員充足率の平均は76.1%となっている

・全入学者数における市内生徒の占める割合に、直近3ケ年の平均は56,8%となっている

質問席)

11月19日に都万神社の例大祭がありました。

毎年参加しているのですが、神事が終わりその後、巫女による舞がありました。

聞いてみると舞ったのは妻高校生で、地元の伝統文化を学びたい練習し、披露したようです。

そういえば、古墳まつりでも、西都夏祭りでも、また小学生中学生の体験授業等、保護司会の「社会を明るくする運動」等、昨日狩野議員の質問にもでましたSSS会議等にも積極的に参加されていました。

 頑張っているなと、感心するところでありますが、市長はこれらの各種行事参加している妻高校生についてどのような感想を持たれているか、伺います。

市長答弁)

・妻校生が様々なイベント等で活躍していることを。まちの活性化の点からも大変うれしく感じているところである

・このような妻校生の意識の向上は、小中学校で行っている「さいと学」や妻高校で取り組んでいる「妻みらい塾」などの取り組みの影響が大きいと考えている

・「妻みらい塾」の活動費はについては、本年度からの新規事業である「探究活動充実事業」として、本市から1グループ最大3万円の補助を支給しており、妻校生が企画運営した取り組みとして、地域活性化を目指した10の取り組みに対して補助を行っている

・今後も、本市をの未来を支える若い力が育つように、市といたしても継続的に支援を行ってまいりたいと考える

質問)

「探究活動充実事業」が西都市の活性化の突破口になることを願っています、よろしくお願いいたします。次です、先ほど最近の定員充足率を伺いましたが、その数字についてどう思われるか、市長と教育長に伺います。

市長答弁)

・私としても当然、進学者が定数を満たすことを望んでいる

・妻高校の定員充足率は、旧つま高校と西都商業高校が統合された平成30年度には90%台に回復したものの、直近3年間の定員充足率の平均は76,1%と激しい状況が続いている

・現在市街からの通学者のために、寮費の補助や妻高校OBが運営している、スクールバスへの補助などを行っている

・今後も妻高校への進学者数の増加の為に、妻高校との連携を図りながら支援を行ってまいりたいと考える

教育長答弁)

・妻高校では大学進学や就職など、それぞれの生徒の目指す進路の実現に向けて特色のある教育が推進され、その効果が現れつつあると感じている

・ただ、他の県立高校と同様に、妻高校においても定員を満たさない状況が続いていることは、大変残念なことであると感じている

質問)

市長、教育長有難うございます、厳しいという認識を共有できているのは良かったです。もちろん妻高校は県立なので、宮崎県が主幹となるのは理解します。ですが橋田市長も参加され、私も当時妻高校のPTA会長だったので参加させていただいた、県立妻高校及び西都商業高校の活性化を図るための研究協議会、そしてそれの前段階となりそれらを包括した「西都の教育を考える会」での議論を考えていくと、充足率は関心を寄せる必要があると考えます。

あの「西都の教育を考える会」ができた経緯は、平成20年からの通学区域撤廃による、入学希望者減に対応するために「魅力ある学校」をどうすればよいか協議をしたものでした。  

したがって参加者も西都市は市長、副市長、教育委員長。教育長、学校教育課、総合政策課、そして妻高校西都商業高校の校長教頭PTA会長、各中学校の校長PTA会長、そして高校OB会という顔ぶれでした。

 皆が共通の課題について議論し、県への要望を経て、今の新制妻高校が誕生しました。

きっと妻高校では、その過程を理解しているので、地域あっての、地元あっての妻高校という意識があり、先に述べたような積極的に地元に踏み出す教育を行っているのだと思っています。

 そこで教育長に伺います、妻高校生の西都市内に占める割合の平均56.8%という数字を我々はどう判断すればよいのでしょうか      

教育長答弁)

・現在学区が撤廃されたり、就学支援制度で私立学校への進学に伴う経済的な負担が軽減されたりしたことにより、生徒にとって妻高校以外の進路の選択肢が増えている状況にある

・そのような中、平成22年から、妻高校への進学者における市内生徒の占める割合は、統合が行われた平成30年を除いて、50%台が続いているが、令和5年度の割合では59,8%となっており、直近5年間で最も高い割合となっている。

・この数字はまだまだ十分とは言えないが、妻高校のこれまでの取り組みや市内小中学校と妻高校の連携がある程度の成果として現れつつあるものと感じている

質問)

以前と比較すると、少し良くなっている、これは市内の小中学校と妻高校との連携が成果として現れているのではないかということでした、その連携、市内小中学校へのアプローチはどのように行っておられるか伺います?

教育長答弁)

・現在、市内小中学校と妻高校との連携の取り組みとして、生徒会や各種部活動など生徒間の様々な交流を行っている

・また「さいと学」における、小中高の連携した取り組みや、中学生が妻高校で体験学習を受ける「星陵セミナー」、妻高校生による小中学生への夏季休業中の学習指導・支援、中学生の英検資格取得のサポートなどの取り組みも行い、妻高校の魅力について小中学生に伝えているところである

質問)

西都市内生徒に対するアプローチは行っている、ありがとうございます。

それでは、市外中学生へのアプローチで必要なものは何でしょうか

教育長答弁)

・市外中学生への妻高校の魅力発進については、妻高校が主体となり行うものであるが、各学科の特色や進学就職率に加え、スクールバスや生徒寮があることにより安心して通学できることや、様々な補助金制度があることについても伝えていく必要があると思われる

質問)

学力向上に実績を作り、スクールバス、生徒寮や、様々な補助制度を伝えたうえでアプローチをかけ、魅力を発信していく。それが上手くいけば、市内中学生が妻高校に進学したいと願うのと、同じように市外中学生が宮崎市内の高校と比較しても、妻高校に進学したいという環境つくりになるのでは私も思います。ただ周囲を見ますと、やはり入学希望者を募る競争であると言えます。具体的な取り組みを始めたところも見受けられます。例えばある自治体では市営住宅を高校の学生寮にする取り組みを始めたり、部活動で自治体と高校が連携している例があります。

教育長、そして市長の見解を伺います 

市長答弁)

・妻高校は本市において唯一の高校であり、その存在意義は大きいと考える

・これまでもやっているキャリア教育の推進や部活動に関する補助、生徒寮や妻高校OBが運営しているスクールバスへの補助などに関して、必要に応じて見直しを行いながら、今後も支援を継続することで、環境整備の一端を担っていきたいと考える

・また令和8年度に中学校が再編されるので、それを機会に、生徒や職員の連携をより深めてまいりたいと考える

教育長答弁)

・これまでも妻高校と小中学校の連携については、市の広報や報道機関への情報提供、小中学校の参観日による広報などに努めてきた

・今後も、より積極的に広報に努め、妻高校の魅力を市内外の小中学生や保護者に伝えてまいりたい           

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週末(映画「ぼけますから、よろしくお願います」)

2023-12-18 10:44:31 | 日記

文化ホールで行われた「あいそめ映画祭&監督講演会」に行きました。

映像関係の仕事をされている女性が、認知症になった母とそれを介護する高齢の父親という、家族の素の状況を撮ったドキュメンタリー映画でした。

私はなんの先入観も持たず観ました。

そして思ったこと、なるだけ多くの方に観ていただきたい映画だという事です。

認知症というもの、高齢者の介護というものを、何の装飾もつけずに淡々と描き、素のままだからユーモアもあり、身につまされる所もありました。

私も同じように高齢者の父もいますし、先日母を亡くしたばかりだったので、スクリーンの中の高齢の夫婦の姿に重なることが多かったです。

今回は監督さんも西都に来られ講演されました。(ひとり娘さんで、首都圏に住んでいます(たぶん)、ちなみに映画の舞台は広島県の呉市です)

映画と講演の中で私に刺さった言葉

・父「病気やからしょうがない、でも(母さんの)人柄は変っていないよ」・・・今の状況で判断するのでなく、、今までの全て(過去もすべてひっくるめて)を見ているという事

・母が何もできなくって申し訳ないという気持ちを持っていたが、父は鼻歌交じりに家事をやることにより、気持ちを穏やかにさせた・・・楽しそうにやることで、申し訳ないという気持ちを減らさせていた

・父は「今まではあんたが掃除しとっちゃけん、いまはわしがやるだけ」・・・母に対する感謝の気持ちを表す

・母が物忘れを嘆く姿を見て「わしが今から、お覚える役じゃけん」・・・認知症の方は自分がおかしくなったことは気づいている、そこに寄りそう

・母が「恥ずかしい?」と聞くと、父は「年取ったら誰でもかかる病気じゃけん」と答える

その様な描写が出てきましたが、勿論言い合うところも赤裸々に写されていました。それらのシーンは同じ環境を持つ私にとって、現実をそのまま映画にしている思いました。撮影した娘さんのすごさに感じ入りました。

娘さん(映画監督)は、母が認知症になって悪い事ばっかりだったと聞かれ、「贈り物を貰った」と答えました。それは家族のやさしさ特に、あまり近くに感じられなかった父のやさしさに気づいたことで、「悪い事ばっかりじゃなかったかな」と答えました。映画は認知症老老介護家族の完全ドキュメンタリーですが、くすっと笑えるシーンもありました。監督はチャップリンの言葉を引き合いに出しました

「人生は寄りで見ると悲劇、同じことを引きで見ると喜劇」

監督は介護を家族だけ抱え込まないようにと言われました(これは私も同感です)。家族だけで介護していると周りからは良い家族だと思われるかもしれないけど、介護している人はすり減っていき、そして余裕がなくなってくる。当然笑顔が減ってくる。それは介護にとっては良くない事。

何故なら認知症の患者にとって、周りが笑顔でないと、自分を責めだす(自分はおかしいと気づいているから、周囲の顔色を窺い、周りに迷惑をかけていると思い、自分を責める)。

・デイサービス等は利用してほしい、それは認知症の方にとって、同所者の方と話すこと(それは昔話が中心で)は社会とつながることになる(家ばっかりいると会話が減る)

・介護する人に余裕ができると、笑顔が出てくる、笑顔を見ることは認知症の方に安心感を与え、ココにいていいんだという居場所を確認することにつながる

・何度も言うが、無理をしてはいけない、プロの介護者に任せれるところは任せよう、近所の方にもお願いしよう。(誰がかかってもおかしくない病気だから)

・「お互い様」という美しい言葉、「恩送り」という素敵な言葉、そんな認知症を認める「地域社会」が大事じゃないかなと思う。

良い映画を観ました

 

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