西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今日の活動(一般質問終了、議運、議会報)一般質問報告(商業観光の取り組み編 このはな館)

2023-12-11 15:07:44 | 日記

本日、米良議員、壹岐議員の質問で、今年の質問が終了しました。

8人の議員それぞれが、持ち味を発揮した質問だったと思います。

質問が終了したら、議会運営委員会を行いました。

本議会への追加議案が出たからです。

議案等の審議については、議会終了後、特筆すべきものがあったら報告します。

 

さて12月議会の一般質問の質問答弁の報告です。

壇上質問は前回、書きましたが、いよいよ質問とそれを受けての答弁という形で報告します。

 

質問)商業観光の取り組みについて(1)このはな館の改修について

質問の一番目は商業観光の取り組みについてです、西都市の観光と言えば西都原です。一時期は年間100万人が訪れると言われましたが、その多くは通過型の観光で、西都原には来るけど、そこで外貨を落とすことは無く、あまり良い言葉ではないけれど「小便観光」と言われました。
何とか西都原の価値を高める事と外貨を稼ぐことを目的に、国や県に働きかけて西都原考古博物館をつくり、2003年にはご陵墓の南側を整備しこのはな館等を観光拠点として整備しました。
実は私もこのはな館の前にある休憩にも使える円形ステージや時計台やベンチ等を作らせてもらったので、思い入があるところでもあります。
そこで質問です。今年2月に西都原ガイダンスセンターこのはな館 基本構想基本計画があらわされました。
そこには観光調査分析や西都市観光会議等の意見を踏まえ、このはな館の改修工事をなされると書かれていました。
そこで伺います、改修のタイムスケジュールは現在どうなっているのか、また改修のコンセプトは何なのか伺います。

市長答弁)

・現時点では、令和6年4月からこのはな館の業務を一旦停止し、管内の改修工事を行い、令和7年3月には業務再開を目指すよう考えている

・工事期間中についても、トイレおよびボイランティア案内所機能を可能な限り維持し、来訪者の方に配慮して改修を行いたいと考えている

・このはな館の改修のコンセプトは、令和5年2月に策定した「西都原ガイダンスセンターこのはな館基本構想、基本計画」の中のこのはな館の今後の運営に関する基本理念及び基本方針の項目において3つの基本方針を定めている

・1点目は西都市及び西都原古墳群エリアの魅力を最大限に引き出す着地型観光創出拠点とすること

・2点目は特産物等の消費を促進する新たな地域産品の企画開発の拠点とすること

・3点目は西都市の観光を担う人材開発の拠点とすること

・この方針に基づいて事業内容の見直しや改善並びに改修を行う事で機能をさらに充実させようとするものである

質問席)

ご答弁ありがとうございました、それでは質問席から順次質問していきます。

改修工事のスケジュールを伺いましたが、このはな館は来年3月から再来年の4月まで休館となり、その中でトイレやボランティア案内所に関しては可能な限り維持していくと言われました。多くの観光客が訪れる西都原なので、最低限のサービス維持だと思います。

このはな館は物産館としての面もあったと思いますが、年間どれほどの販売実績があったのか、そしてそれは西都市全体としてどのくらいの割合にあたるのか伺います。

商工観光課長答弁)

・コロナの影響を受けていない、令和元年度実績と、影響を受けた後の令和4年度の実績で申し上げると

・物販については令和元年度は52,596千円、令和4年度が49,468千円

・レストランが令和元年度は24,130千円、令和4年度が19,327千円

・このはな館の売り上げが西都市全体の売り上げに占める割合は、平成28年の商業統計調査が最新のものとなり、西都市全体の商業販売額が総額329億9千4百万円で、その年のこのはな館の売り上げは87,051千円であった

・割合では0,26%であった

質問)

申し訳ありません、質問の仕方が悪かったようです。私は西都市のお土産等の物産等販売額に対する、このはな館の割合を聞くつもりでした。それでは、西都名産について伺います、販売高のうち、西都名産と言える物の割合はどのくらいでしょうか

商工観光課長答弁)

・西都名産というくくりでは集計されていません

・このはな館の物販部門販売実績における市内事業者の販売割合でいうと、令和4年度の実績が322万円ですので、先ほどの実績で勘案すると約7%となる

質問)

7%ですか、他の自治体と比べたわけではありませんが、物足りない数字だと思います。これは他の自治体が物産販売等の拠点として持つ道の駅を西都市は持っていないことも影響しているのかもしれません。残念です。

観光客にとって名所を観光するだけでなく、観光地で物を買ったり、食べたりするのも観光の大きな楽しみです。たとえ西都の名産は少ないにせよ、このはな館では観光案内もやり、また物販とレストランで7000万円前後の売り上げを挙げています。一年間休館するわけですが、その代替施設等の考えはあるのか伺います

商工観光課長答弁)

・このはな館は、本市の観光案内¥、物産展示等総合的な情報発信拠点施設として設置されている

・観光案内に関しては観光ボランティアガイドに協力いただきながら、休館中も観光客にとって不便のないように対応させていただく予定である

・物産展示については、市直営で代替え施設を設置する予定はないが、現在の指定管理者である西都市観光協会において、これまでこのはな館に物産品を納入させていただいた業者と調整してもらっている

質問)

観光協会が調整されるわかりました、休館時期は観光客が多い時期もあります。例えば、広場や駐車場での仮設販売所等を行うのは、観光客の楽しみのためにも必要じゃないかと思います、これは提案・要望とさせていただきます。いかがでしょうか

市長答弁)

・貴重なご意見有難うございます

・西都市観光協会と納入業者との調整により仮設販売所を設置することになりましたら、観光協会と連携し、設置場所の検討、使用許可等、市として前向きに対応してまいりたい

質問)

ありがとうございます、観光協会や商工会議所、商工会、JAさんなどと前向きに検討お願いいたします。

着地型観光の創出と言われましたが、着地型とはどのようなものなのか、具体的な姿とそれを成し遂げるための行動を伺います    

商工観光課長答弁)

・着地型観光とは、観光客を受け入れる側の地域、いわゆる着地側が、その地域ならではの観光資源を活用した観光商品や体験プログラムを企画運営するものである

・本市の展開を考えると、例えば西都市には神話にちなんだ観光素材が多数あるので、観光素材を結んだツアー商品を開発するなど考えられる

・現在では、景観等を見て楽しむ観光スタイルだけでなく、自分でいろいろな体験する観光スタイルにも人気が出ているので、体験型観光についても検討していく必要があると考える

・具体的な活動としては、今年度から取り組んでいる「地域資源高付加価値化による地域経済活性化事業」の一事業として、来年度から、観光メニューの発掘、開発、磨き上げを行う観光コンテンツ開発事業を実施することにしている

質問)

「地域資源高付加価値化による地域経済活性化事業」ですね、相変わらず難しい言葉ですが、来年度から体験メニューの発掘、開発、磨き上げを行う観光コンテンツ開発事業に期待しています。頑張ってください。

檀上の答弁で、特産物等の消費を促進するため、地域産品の企画開発の拠点と言われましたが、良い考えだなと思う一方、今一姿が見えません。開発の研究所等なのか、また動向調査等の事務局なのか、また企画開発を目指す施策等を考えているのか伺います

商工観光課長答弁)

「地域資源高付加価値化による地域経済活性化事業」の一事業として、同じく来年度から、本市の豊かな農畜産物等を活用した地域産品となり得る地域資源の発掘、開発、磨き上げを行う地域商社事業を実施する

・開発の段階で、このはな館の指定管理者や物品納入業者等の民間事業者が持つ専門的な技術や知識を積極的に活用したり、磨き上げの段階で、このはな館を新たに企画した地域産品のテストマーケティングの場として活用したりすることを考えている

・開発され、磨き上げられた地域産品をこのはな館で販売することで、消費を創出する場所としても活用しする

質問)

テストマーケテイングの場として活用するのですね、わかりました。同じように壇上の答弁で述べた、人材開発の拠点とはどういった姿を思い描いているのか、伺います

商工観光課長答弁)

・改修したこのはな館は、これまで以上に民間のノウハウを活用した観光拠点施設となることを想定している

・このはな館の業務に携わる中で、専門的な知識や技術を持った民間業者からノウハウを学ぶことが出来たり、このはな館を地域産品開発のテスタマーケティングの場として活用することで、地域産品開発における人材の育成につながるなど、本市の観光開発関連事業を担う人材の開発、育成の場として活用することを考えている

・また、新たな産業が生まれることで、観光業だけでなく、商工業や農畜産業等市内の多様な産業に経済効果が波及し、雇用の創出にもつながっていくと考える

質問)

人材は宝ですから、期待しています。見直し改善は、変化の激しい観光の将来を見据えて大切なことだと思いますが、関係者と充分話し合いをし、また商工会議所や商工会、農協等民間団体と協議を重ね作り上げてもらう事を願います。そしていつも私が言っていることですが、行政の体制を縦割り組織だけで対応するのでなく、目的を達成するため課を横断的につなげることを希望いたします。市長の考えを伺います   

市長答弁)

・折に触れ職員には市民に寄り添った対応をするよう話をしているところである

・職員は常に市民のために仕事をしなければならないという意識を持ち。市役所の業務を熟知し慣習にとらわれず、何語tにも積極的に動く職員を育てていくことが大事と考える

・ご指摘の真摯に受け止め業務推進に当たりたいと考える

コメント
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