私はハレ日の写真を撮るには嫌いなくせに、オリンピックとかワールドカップとかドハレは大好きなのです。
ロンドン・ロンドン(なんか昔のキャバレーのCMみたい)オリンピックを、私たち夫婦は当然のように一所懸命見ました。
特に今回はサッカーを楽しみにしていました。私は昔の心の傷(ミュンヘンオリンピックの男子バレーの準決勝のこと・・詳細はブログに載せてます・・多分探せないと思いますか再度書きますが、金メダルが狙えると評判の男子バレーを応援していました。ところが調子悪く、2セットを落としてしまい3セット目も先行されました。まだ子どもの私は眠気に我慢できなく、もうダメだ負けだと思い寝てしまいました。翌朝のニュースで大逆転したことをしり、死ぬほど後悔した事による心の傷のことです)を癒やすため、なるだけ見ました。
なでしこは当然良かった、男子サッカーも素晴らしかった、アーチェーリーなんて全く期待もしていないだけに感動しました(前回のフェンシングみたい)、フェンシングも大逆転決勝進出は震えました。宮崎出身の水泳松田選手はそのまっすぐな人柄と共に県民としての喜びを覚えましたし、北島選手への言葉「康介さんを手ぶらで帰す訳にはいけない」なんて台詞は最高でした。柔道は結果はイマイチだったけど松本選手の目力は凄かった。女子レスリングを見ているとサムライと言う言葉は女子選手にこそふさわしいと思いました。とくに小原選手の淡々とした表情は心の揺らぎを表情に出すのを良しとしないまさしく「サムライ」そのものでした。
ミドル級のボクシングでの金メダルなんて、格闘界に身を置いている(どこがと言う声が・・)私として信じられない快挙でした。特にあのボディブローの破壊力は凄かったです(ボクサーは腹筋を無茶苦茶鍛えています、素人がバットで殴ったって全く平気です(これは私たち空手をやっている人間も同じですけど)。その鍛えに鍛えた腹が、たった一発のボディブローで明らかに効いてました)。これはこの先日本が、再度叶える事が最も難しい金メダルだと思います。
卓球は昔やっていたスポーツ(私がやっていたとき、名古屋で世界選手権が行われそこに中国が出場しました。荘則棟などスーパースターがいました)だけに団体でメダルが取れるなんて、ホントに驚きだったし、3姫達の闘いは素晴らしいものでした。石川選手なんてあの若さであの強さ、近い将来世界チャンピョンが狙えるでしょう。女子バレーも久しぶりのメダルなど、ほんと選手団の皆さんはがんばってくれました。
そしてスポーツの素晴らしさを感じさせてくれたのは、女子サッカーの監督の決勝後の言葉ですね「・・・、私たちは審判をリスペクトしています」この言葉が聞けたことが、スポーツが平和の祭典たる根幹(大切なのは勝ち負けなどの結果でなく、その闘いにどれだけ真剣に取り組むことができたか)にある心だと感じたし、それが日本の選手(監督)から出たことはうれしかったです。
女子サッカーと言えば、世界最強と言われた米国がワールドカップでまさかの敗退をしました、ですが選手(ワンバックだったかな)「日本をリスペクトしています」といい、終了後即握手にいった姿をみて、感動しました。今回日本は米国に負けましたが、試合後の姿を見ても心からのライバル、スポーツの戦いの素晴らしさを見せて頂いた気がします。
世界中を見ていると、色々な確執に溢れていますが、そんな中スポーツを通して選手間(人対人)の友情を育むことが大切だと思っています。それはまた文化でも同じです。
国対国という形で見るのでなく、個人対個人で見る気持ちが増えてくれば、より冷静で未来志向な関係が結べると思う今日この頃なのです。
まさしくオリンピック精神です。
西都モノクロームphoto
都萬神社、正月