アナーキー小池の反体制日記

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#3357 技能実習生の解雇?

2020年04月12日 | 犯罪と防犯と審判
コロナ禍で混乱が続く中、世間であまり注目されていませんがボクが気になっている報道があります。

新型コロナウイルス肺炎の流行で余波を受けた雇い主から、海外から来た技能実習生が真っ先に解雇されているんだそうです。
技能実習生は建前上、「技能実習」や「研修」の在留資格で日本に在留する外国人のことです。
ところが実態は、安価な労賃を目当てに外国人を労働させているんです。

日本は近年まで、外国の労働者を受け入れない、いわゆる“鎖国”をしていました。
外国人を定住させまいとする、島国根性の成せる業です。
そんな中、少子化により労働力不足に陥った20数年前に、外国人研修制度を導入したのです。
島国根性人がサル知恵を絞って編み出した苦肉の策です。
建前上はあくまで“技能実習、或いは研修を行う制度”です。

彼ら外国人技能実習生は労働者ではなく、実習生とか研修生とかの“生徒”なんです。
実習生とか研修生とかの位置付けなのに、今回のコロナ禍により真っ先に解雇されているんです。
実習生とか研修生とかは、悪い事をして停学とか退学になるのは有り得ますが彼らが“解雇”されるなんて建前上、在り得ないことです。

コロナ禍による業績不振で従業員を解雇するだとか、企業が倒産するなんて事態が方々で生じているのは承知しています。
ただ実習生とか研修生とかは別の機関が招致しているのです。
その機関は責任をもって、期間満了まで技能実習を続けさせなければなりません。

それは、建前で安価な労働力を得ようとした国の責任です。

姑息(こそく)な考えで物事を進めていく、為政者への戒めを込めて投稿しました。
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