アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1823 開発予算狂想曲

2015年12月25日 | 昔の思い出
前にも記したかもしれません。
今の時期、北海道開発の来年度予算が閣議決定されるのです。(国全体の予算なんだけど。北海道の自治体は開発予算だけしか興味がありません)
来年の分は昨日決定されました。

このごろは狂想曲と揶揄(やゆ)されるような狂態でなくなったようです。
20年ほど前まで、ボク自身恥ずかしい思いをするほどの異常な興奮状態の時期が続いたものでした。
各自治体は、ド田舎の村役場も含め、首長や議長、それに幹部職員を引き連れ、霞ヶ関に参集したのです。
参勤交代とも言われました。
各省庁から情報収集を進め、要求している予算が付くのか付かないのか、真剣なのです。

国会議員もこの時とばかり、大張り切りです。
自治体側の要請を受け、官僚に伝えます。

でもこれって皆、官僚と国会議員の出来レースだったのです。
着地点は早い時期から決まっていて、国会議員に花を持たせるための予備予算も決まっていたのです。

予算が決まったら、地方自治体に国会議員からFaxの嵐です。
同一案件で、ワシの力で予算の上積みが達成された、との速報が、たくさんの国会議員からぞくぞく届くのです。

・・・
時代は変わりました。(今でもそんな風にしているところってあるのでしょうけど)
国から地方に施(ほどこ)されるお金はたいていヒモ付きです。
国は何らかの悪だくみを持って、地方にお金を恵むのです。
その代償は高くつくことに、ようやく地方も気づき出しました。

国からお金を施されるのではないし、まして恵んでもらうのでもないのだ!と思い至るようになってきたのです。
そして、年末恒例の狂想曲が終焉を迎えました。

ようやく静かな年末が蘇(よみがえ)りました。
この記事についてブログを書く
« #1822 インフルエンザ予防ワ... | トップ | #1824 WOWOWのメガネフレーム »

昔の思い出」カテゴリの最新記事