前回まで深川市立病院診療放射線科課長と課長補佐による関係業者へのタカリ行為について、思いを記しました。もちろんタカリ行為は醜いチンケな犯罪行為なんだけど、その後の当局の対応ぶりはお粗末甚(はなは)だしい、との趣旨でした。
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先月の新聞に載っていました。
深川市が設置した第2.5者検証委員会で、一連のタカリ行為は問題ない、との結論に至ったと。
内容をチラッと見て驚きました。
タカリ行為は未遂に終わったから不問に付す、ちゅ~んですから呆れかえります。
あのね、既遂であれ未遂であれ、犯罪は犯罪であり、犯罪を問われない場合でも、立派な規律違反行為なんです。
いくら田舎マチとはいえ、そんな見識に欠ける判断がまかり通ることに呆れ果ててます。もう法的手段に訴えるしか方法はなさそうです。
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行政職にある者、法令遵守に務めなければなりません。国民や市民に範を垂れるべき存在なのです。
行政職にある者にも、いろいろ誘惑があるんです。特に許認可権を有する者とか、高価なものの発注権、例えば、今回の深川市立病院診療放射線科幹部職員とか、建設工事発注元などです。
受注側にすれば、多少の便宜を計っても手に入れたい物件です。法に触れてでも受注に励みます。
行政職員の一部に、置かれた立場から多少の役得・余禄は許されるんではないか?と勘違いするのがいるんです。
この深川市立病院診療放射線科幹部職員タカリ事件を“他山の石”と見なさず、滝川市職員も清冽に職務を全うすることを願います。
番外編 深川タカリ職員の件シリーズを終えます。