アナーキー小池の反体制日記

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#2738 西日本豪雨災害(中)

2018年07月17日 | 災害と防災
今回の西日本豪雨の被害は、土砂崩れによる被災と、堤防が破れるなどしたことによる浸水被害に大別できます。
亡くなった方の大半は土砂崩れと浸水により生じました。

・・・
土砂崩れです。
日本中どこでも、2,3日に500㎜を超える降雨があった場合、山は崩れるのです。
地球の引力により、山は常に平らになろうとしています。
平らになるチャンスを待っている、と表現するのが一番ふさわしく思います。

山は普段から雨水や風で少しずつ、浸食されているのです。
樹木が生え根が張ることで、崩壊を免れ、水を貯える役割も担っています。
山林が涵養林として尊ばれている所以です。

山林は水を蓄えられることで尊ばれているのですが、蓄える量に限度があります。
蓄える量が限度を超えると水が流れ出るだけでなく、山の表面を巻き込んでごっそり崩れ落ちるんです。
表面とはいえ、その厚さは10mを超えることもあるそうですので、土砂崩れというより山崩れと表現したほうがいいのかもしれません。

今回の土砂崩れでも、縦横高さが数メートルもの大きな岩が流れ落ちてきているんですから、防止の手立てなどあったものではありません。
土砂崩れの防止に砂防ダムって造っているんだけど、何の役に立ちません。

・・・
以前に砂防ダム築造のムダさ加減を嘆いたことがあります。
あれって結構お金がかかるんです。
1基数億円といいますから、膨大です。
そして一度機能をはたして土砂崩れを食い止めたとしても、その後、砂防ダムにたまった土砂を取り除くことってしないのです。
たった一度きりの使い捨てなのです。

ボクは、山が平たくなろうとするのは自然なことなので、放っておくのが最良だ、と思っています。
日本は今人口減少時代です。
広い平地にたくさんの住宅を建てる場所があります。
空家だってたくさんあって、困っているのです。

山裾に住んでいる人、沢筋に住んでいる人は土砂崩れが起きないところに移住すればいいんです。

こんなことを記すと、ご先祖様に申し訳ない!と嘆く御仁がいることは承知しています。
移住する費用が無い、人も多いのです。
そんな人のために行政は移住のお手伝いをしなければなりません。
そんな手立てをしたって、移住を拒む人っているんでしょう。
それはそれでよろしい。

災害に遭うことを承知で住み続けるのは構いませんが、その救助や復旧に税金を使われるのは勘弁願いたい、と思います。

幸いこのマチには山がほとんどないのです。
土砂崩れの心配は、あまり必要ありません。

次回は、このマチにも起こり得る浸水被害です。
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