＃591 重大な瑕疵(かし)または過失

前回”不急不要”なる言葉を使いました。
ずっと前から市当局が好んで使った言葉です。
不急不要なもの(事業)には予算を付けない、というような使い方をオウムのように繰り返していました。
前回記したように、不急不要かそうでないかは為政者の意向しだいです。
散々言っておきながら、その実態はかなり変なのをみんな知っています。

”重大な瑕疵(かし)または過失”も不急不要と同様、ここ数年当局が好んで使う言葉です。
住民訴訟が起こされているごろつき夫婦による生活保護費2億4千万円恐喝事件に対し市長ならびに関係者は、”重大な瑕疵(かし)または過失”が無いから損害賠償の責を負わない、というような使い方をオウムのように繰り返しています。

”不急不要”も”重大な瑕疵(かし)または過失”も軽々しく扱われていて不愉快です。
もっともっと重みを含んだ言葉のはずが、軽く薄っぺらな、まさしく軽薄な言葉に成り果てています。
言葉は大事にしなければなりません。
「オオカミが来たぞー！」ってうそをついた少年のように、いつかはしっぺ返しを食らいます。