アナーキー小池の反体制日記

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#4303 記し継ぐべきこと ⑱ 滝川市の負の遺産(田村・新 病院分・3)

2023年01月06日 | マチの事件簿

旭医大トンデモ学長・吉田晃俊への“袖の下”(そでのした)事件が明るみに出た日にインタビューに応じた前田康吉滝川市長が「大変驚いている」っての発言が心に残っています。
あの時の現市長の態様を見て、ボクは彼がこのことについて知らなかったのだ、と感じてます。
突然知らされて驚いている、サマが窺(うかが)われたのです。

この月額40万円、総額7千万円の“袖の下”は関係者だけが知っている秘密だったのかもしれません。
現に新聞にコピーで載っていた病院会計予算書には“嘱託職員等報酬”という大雑把なところに括(くく)り入れられ、議会予算委員会でも見過ごされてしまいがちな扱いをされているのです。
巧妙な隠匿(いんとく)なように感じました。
関係者も予算協議の際、現市長に説明をしていなかった可能性があります。

都合の悪い事はあえて市長に伝えない、ことは2代前の市長に対しても行われていました。
2代前の市長はこのマチにゆかりの無い道庁出身者でした。
当時の幹部職員は、都合の悪い事は市長に伝えなかったものです。
例えば福祉事業団のゴロツキのこととか、北海道開発局との異常なもたれあいのことなどです。
就任後ずいぶん経ってからそんな事を知った2代前の市長が嘆いていたことを覚えています。

仮にこの“袖の下”のことを就任後に現市長が知らされていたとしても、どうにもなりません。
「そんなセコイことやめようよ」って市長が言ったとして、急に送金を止めたら旭医大トンデモ学長・吉田晃俊は滝川市立病院に医師の派遣をしなくなります。
このような姑息(コソク)な手段は、一度始めたら相手がいなくなるまで続けなければならない定めにあるんです。
為政者たる者、そのくらいの自覚を持たなければなりませんでした。

現市長は、当然ながら行政のトップです。
“袖の下”は前年まで連綿と続いていたのですから、今回明かされた事実にも大きな責任を負うのです。
なもんだから、発覚時以外は“驚いた”などとは言えないんでしょう。

・・・
この月額40万円・総額7千万円の市費の出費は、滝川市立病院の医師確保のため、医師を供給する権限を有する者に対する“袖の下”です。
直截的に言えば、ワイロです。(罪に問われるかどうかは別として)

滝川市は「医療情報アドバイザー」として契約しましたが、実績・成果などについて「記録がない」として言及を避けているんです。
実態として「医療情報アドバイザー」の役割を果たしてないことを証明する証拠です。

発覚当時、病院側は月に一度吉田晃俊から電話でアドバイスを受けていた、なんて弁明をしてたことがあるんだけど、吉田晃俊からはそのことについて触れられず、全ては田村弘前市長から聞いてくれ、と言っているんです。

・・・
そういえば2020年12月23日にボクは滝川市立病院内科を受診してるのです。
その時の内科主治医の様子がいつもと違っていることが、気にかかっていました。
6年間にわたり診てもらっている内科主治医、いつもは聡明闊達な人でしたがこの日は、心ここにあらず、状態でした。
事前に吉田晃俊から“袖の下”の件を明かす、と言明されこの問題で頭が一杯状態だったんではないか、と邪推している次第です。
きっと、病院内で善後策が検討されていたんではないか、とボクは邪推を重ねています。(たまたまボクの内科主治医の体調が悪かっただけなのかも知れませんが)

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