アナーキー小池の反体制日記

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#4841 ボクの余命 ②

2024年09月12日 | ボクの健康

こんな厄介な免疫力が強すぎる膠原病、大昔から多くの患者がいるんです。厄介なだけなら淘汰されてこの世から消え去ってもいいような気がします。

でも存在価値ってあるんだと思います。

例えば・・・中世で起こったペストによるパンデミック、ヨーロッパでは半数近く人が亡くなった、と伝えられています。そんな時でも生き残った人がいるんです。きっと生き残った人は過剰な免疫を持ち合わせていたんでしょう。

ヒトは種を存続させるため、多様な体質を獲得しました。その一環が自己免疫の強弱です。・・・そう思うことにして身の不幸を慰めています。

・・・

ボクの膠原病系の病気の名称は、IgG4関連疾患とされています。何種類かある自己免疫の中のIgG4ってのが異常に増えて活発化し、全身に炎症をもたらせます。名称がついてまだ20年も経ってない新しい病名です。病名は新しいけど、古くからあった病気なんでしょう。

全身にIgG4抗体が増える場合と、局所的にIgG4抗体が集まりその部分だけに炎症を起こす場合があります。多くは局所なのが多いもんだから、そのヵ所の炎症を抑える治療をしてお終いになりがちです。医師は「原因は不明だが膠原病の疑いがある」ってことで済ませちゃってるんです。

ただ全身に炎症が起きた場合「これは困った」と検査をするんだけど、原因の特定にはいたらなかったんです。

20年ほど前前、こんな病例がそれなりにあって、それあを比較検討するに患者に特有な検査結果が得られたのです。それはIgG4抗体が異常に多いってもんでした。IgG4抗体が自身の体を攻撃している、って前提で患者を診てると辻褄が合って、学会に報告され、認めたれたのです。

そしてしばらくしてから難病としても認められました。

ボクがIgG4関連疾患だと病名が付いたのは、病名ができてから数年後した。そして難病指定されるのはその何年後でした。なにせこのマチで第1号のIgG4関連疾患患者だったのですから。その数年前ですが担当医から「第2号が出た」って言われました。

続きます。

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