アナーキー小池の反体制日記

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#4832 記し継ぐべきこと ⑦ 暗黒・確定判決その顛末(下)

2024年09月03日 | マチの事件簿

「ほう・れん・そう」とバカの一つ覚えに職場の是にしていた田村弘市長が、事件発生から1年以上、それも警察に相談するまで1年2ヶ月にもわたり職員が市長に報告・連絡・相談をしていなかったなんて、誰も信じていません。(本当は、市長の指示で警察にずいぶん早い段階で相談していることをボクは知っています)

高裁判決文にも、これだけ長く事件を市長に知らせないなんて大問題だ、と皮肉たっぷりに記されているのです。
裁判官は暗に“早期に市長に伝わっていることは自明なのに関係者のだぁ~れも白状しないのは異様だ”といっています。

・・
変なサル知恵が動いて、今回の権利放棄までの絵が出来上がっていたのでしょう。(ボクも訴訟団の人も、当初からそんなサル芝居が行われる憶測を抱いていました)
お粗末で臭~く汚い絵図に乗って、ことが進むことってあるんです。

不思議なんだけど、今回の権利放棄を提案した前田康吉市長は事件の当事者ではなく、当事者を破って当選した者なんです。
どのような力学が作用したのか知りませんが、今の市長も当事の市長の同類だ!ってことの証なんでしょうか。

・・・
そんな臭~く汚いお粗末な絵図に、議会が乗っちゃ~いけないのです。
このような当局の悪だくみを正すのが、議会の役割というものです。
本当の役割を忘れて、こんなことをする議会なら、議会なんて無いほうがいい。
議会が無かったなら、市は今回のように判決を覆す決定などできなかったはずです。
いくら強心臓の市当局だって、単独で判決を覆す決定は行えなかったでしょう。
議会という共犯者が存在していることによって成し得た悪行です。

議会制民主義は往々にして、民意と離れた決定をします。
やはり直接民主制が一番です。

・・・
もう一点だけ記します。
ずっと昔に田村弘市長を含む市当局から、カツアゲ事件損害金を職員が負担することについての説明会がありました。
この事件に対する市職員への最後の説明会だと思います。
ボクは「住民訴訟で損害賠償が確定した場合、どのような手続きで職員が負担した分が職員に還付されるのか?」と聞きました。

ご当局の回答は「市が重大な過失や瑕疵(かし)を犯しているわけが無いので、そのような想定はしていない!」だって。
その無定見さに呆れてしまいました。
ボクはその裁判で、全額とはならないだろうけど2億円程度の損害賠償が命じられるだろう、と思っていました。
案の定、確定判決では「市(職員)は重大な過失や瑕疵を犯している」と断じているのです。
・・・もう嗤(わら)うしかありません。

長くなってしまいました。
1億3千5百万円の債権の放棄を決めた、滝川市と滝川市議会の太っ腹に感動しつつ、思いを記しました。
なお、ここで言う市長とは、13年前(2011)の市長選で落選した前市長の田村弘で、損害賠償を求めないと提案したのは13年前に就任した現市長の前田康吉です。

次回は、裁判で確定したことをひっくり返した滝川市議会に対し、ボクが栄誉を賞し顕彰碑を建立します。

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