アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#318 勤勉は美徳?(下)

2009年09月04日 | ボクの思い・信条・理念
続きです。

辺境から渡ってきた辺境民は、家族のため辺住民のため国のため一所懸命働きました。
それが当たり前に、何の疑問も持たず。
地球規模で考えると、一所懸命働くことが罪悪であるとは思いもせず。

もしもこの世に辺境民が存在しなかったなら、今の地球はずいぶん違っていたでしょう。
進歩なるものは、ずいぶんと遅れたでしょう。
まだ産業革命もなく、戦争だって刀で戦っているのかもしれません。

ヒトの性質(性格)だって、ずいぶん違っていたでしょう。
乱暴者は存在するでしょうが、ならず者やごろつきのような強欲者はいないのかもしれません。

上に立つものも、邪欲の塊みたいなのばかりではなく、真っ当な者が現れているでしょう。
少なくとも・・・人口をどんどん増やせ、なんて決して言わないはずです。

・・・
ヒトの中でも、ボクたち辺境にルーツを持つヒトは危険です。
犬の中から闘犬が作られたのと同じことです。
そして、その闘犬が犬全体を支配してしまったとしたら・・・

今まで人は、自分を、家族を、地域を、国を守ることで済んだんです。
"勤勉は美徳"が、通用していたお目出度い時代があったことも事実です。
でも、国を守っても地球を守られないことがあることにようやく気付き始めました。
そして、地球を守られないのは、国も家族も自分も守られないことにも気付き始めました。

でも・・・
ボクは世界が変わらないことを知っています。
強欲で近視眼の人の支配を、避けることは出来ません。
数万年をかけて培われた性質(性格)は、簡単に変わるわけがありません。

世の中にはいろんな考えがあり、いろんな思いを持った人がいます。
"いろんな人がいる"ことを知っているだけで、この世の中は随分と奥行きが広く感じられます。

一応、"勤勉は美徳?"シリーズを終えます。
でも、美徳と悪徳についてまだまだ思っていることがあります。
後に記そうと思います。
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