アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#270 逆恨み

2009年05月28日 | 犯罪と防犯と審判
今年1月に起きた、大学教授殺人事件の容疑者が先日逮捕されました。
数年前に卒業した教授の教え子が犯人だそうです。
殺人の動機は多くを語られてはいないようですが、在学中の怨嗟(えんさ)が取り沙汰されています。

この事件は逆恨みなのだと思います。
それに類した事件は、医者だとか、弁護士だとか、教員だとか、自治体職員などに多くの犠牲者を出しています。

思い込みの激しい人は確かにいます。
そんな人に逆恨みされるのは、不幸としか言いようがありません。
そんな輩(やから)にはなるべく近寄らないようにするのがいいのですが、職業柄そうはいかない場合が多いのです。

頻繁にこのような事件が起きるとすると、ボク達は自衛を考えなければならなくなります。
防刃服を着て、警棒を握り締めて、常に周囲に気を配って生活していかなければなりません。

現実にそんなことは出来ません。
自分に厄災が及ばぬことを、ただ願うだけです。

・・・
しかし、逆恨みの殺人事件を起こす犯人は"ずるい"と思うのです。
だって、被害者に強そうな人はいないのです。
強くない人ばかり被害にあっています。

加害者は大抵、被害妄想的なところがあるんです。
ですから、歩んできた人生の中にはたくさんの恨みがあるはずです。
実際に理不尽な扱いをされ、強い怨嗟を覚えたこともあったはずです。

世の中には、ごろつきの類(たぐい)が沢山います。
それらの理不尽さに恨みを待ったことがあったと思うのです。

怨嗟の刃は、彼らに向けるべきでした。
彼らに刃を向けなかったことが、ずるいと思うのです。
妄想に駆られた犯行と見せかけて、ちゃんとずるい計算をしているところが卑怯です。

逆恨み殺人犯は、どうせ犯すなら少しは世のためを考え、殺す相手を選ばなくてはなりません。
そして勇気を出して実行してください。

ボクは博愛主義者です。
そんなことは言いません。

一寸の虫にも五分の魂、と言われます。
六尺のごろつきにも二分五厘の魂、があるのかも知れません。
人を殺すことは許されることではありません。
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