＃3743 スシローこと田崎史郎の正体（下）

思想的に過激、とされる人たちの一部に思想が左右に極端に揺れ動く、って輩（やから）がいるんです。
新左翼を気取っていたのに、いつの間にかすっかりホイト的資本主義の虜(トリコ)になっているんです。
大方は生涯、社会主義を奉じてるんだけど、生き辛さを感じて思いを表に出さなくなっているけど。

スシローこと田崎史郎が逮捕・拘留を機に、ホイト的資本主義の虜になったのかは知りません。
ただ彼は卒業後、大手報道社の記者になっているんです。
学生運動で逮捕・拘留された者が大手の企業に入るのは至難の業です。
入社試験には探偵社が過激な学生運動をしたかどうかを調べるのが通例の時代でした。

そこのところを総合的かつ俯瞰(フカン）的に鑑（かんが）みるに、スシローこと田崎史郎が逮捕・拘留を機に新左翼思想を捨てたことが想像されまさす。
新左翼思想を捨てたどころか、元々そんなもん持っていなかったのかも知れませんが。

もっと想像をたくましくします。
スシローこと田崎史郎が逮捕・拘留された時、公安警察の説得で当局の協力者に仕立てられていたんです。
実際にいるんです、そんな輩が。
そんな輩のことを“転（ころ）び全共闘”と呼びます。
タチの悪いスパイです。

・・・
思い起こします。
第2次大戦後、Ａ級戦犯として逮捕・拘留された岸信介や正力松太郎らがアメリカの協力者となることを条件に起訴を免れ釈放されたのです。
岸信介や正力松太郎らは、生涯を通し約束通りアメリカの協力者としてアメリカに尽くしました。
戦前・戦中、国民に“鬼畜米英”と叫ばせていた輩が、です。

・・・
スシローこと田崎史郎と、岸信介や正力松太郎らには似たところを感じます。
スシローもしっかり義務を果たしているつもりなんでしょうか。

スシローこと田崎史郎の正体とは・・・“転（ころ）び全共闘”だったのかもしれません。