アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1009 ハエタタキ

2012年06月05日 | 昔の思い出
ハエが目に付く季節になりました。
ハエタタキというハエを叩き潰す道具があります。
ボクが小さいころからありました。
柄が竹で、叩く面が金網だったと思います。

昔はハエが多かったものです。
下水道もなく、生ごみだってそこらに埋めていました。
ハエやカが十分に繁殖できる環境が整っていたのです。

その上、網戸なんてありませんでした。(お金持ちは金網の網戸を使っていたのかも知れませんが。)
室内のハエを退治するには、止まっているハエをハエタタキで叩き潰すのが一番でした。
上手な人は、止まっているだけでなく飛んでいるハエまで叩き落すのですから、見事なものでした。

昔から殺虫剤の噴霧器はあったのです。(もちろん手動です)
液体のや粉体のがありましたが、室内で使っていませんでした。
やたら殺虫力が強く、今から思うと人体への悪影響が強いものでした。

部屋には天井からハエトリリボンという名の、止まったハエを動かれなくするネバネバの付いた紙がぶら下がっていました。
何日もたつと死んだハエがたくさん張り付いているのです。
なんとも気色の悪い情景でした。

・・・
ハエタタキもハエトリリボンも健在です。
ハエタタキはプラスチックになりましたが、ハエトリリボンは昔とおんなじに思えます。
これだけ時代が変わり環境も改善されたのに、両者が残っているのに驚きます。
そしてこれだけ叩かれても生き延びる、ハエとカの生命力の強さに感心します。
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