アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#434 世代交代

2010年05月22日 | ボクの思い・信条・理念
団塊の世代が退職を迎えています。
狭い意味での団塊の世代は、1947~1949生まれの人を指すそうです。
1949年生まれが今年ちょうど60歳ですから、多くの人は今年か来年に定年退職になります。
広い意味での団塊の世代は、1946~1954年生まれの人を指すそうです。
ボクは1951年生まれですので、広い意味での団塊の世代人なのです。
ボクを含めた広い意味での団塊の世代も、あと数年で定年退職です、

一頃、団塊の世代が退職してしまったら技術・技能の伝承がうまく行われず、日本の社会が混乱するとの心配をする向きがありました。
でもこの頃は、そんな心配をあまり聞くことがありません。心配は杞憂(きゆう)だったのでしょうか?

・・・
この4月から新しい職場で仕事をしています。新しいといっても、昔馴染みの人がいっぱいいます。そして、なじみの薄い若い人も少しだけいます。

建設関係の仕事なので、この10年ほどで職員は半減しています。それこそ団塊の世代の多くは退職していますし、もう少し若い世代の多くは配置転換で他部署へ移りました。

4月当初、若い職員に十分技術・技能の伝承がされているのか不安でした。全くの杞憂でした。
若い職員(若いといっても多くは30代40代です)は、ボク達団塊世代人よりよほどスピーディによほどスマートに仕事をこなしています。

団塊世代人がいなくなって、かえって生き生きとしているように感じます。
団塊世代人は高度成長期を支えてきた自負がありますが、ただ数に頼っての仕事振りだったのかもしれません。
何十年か後、団塊世代人の評価がどのように定まるのか興味のあるところです。

ボクの職場だけの話しをしました。
他の職場、例えば技能が大きくものをいう職場などでは、伝承がうまくいかないこともあるのでしょう。
日本を支えてきた職人芸の技術・技能が伝承されずに失われてしまうのは、なんとももったいなく思います。
企業だけではなく、国や地方自治体もそれら職人芸を積極的に守らなければなりません。

・・・
ボクの職場は世代交代がうまくいっています。しかしあえて思うと、一点だけ心配があります。
10年、20年に一度襲ってくる災害です。台風や大雨による災害時には、土木系職員が前面に出ての対処が求められます。多くの情報が殺到する中、瞬時に判断を下さなければなりません。誤った判断は被害を大きくしますし、人命に係わることもあります。

何せ10年か20年に一度のことですから、たくさん経験を積むことは出来ません。
そして、土木系職員が半減している現状ではふさわしい人材を見極めるのが難しいのです。
余計な心配なのかもしれません。(ここ数年は心配いりません)
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