こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「母の日」に

2012-05-13 12:15:20 | つぶやき
泉大津9条の会の総会で、正念寺の御住職、長田譲さんのお話を聞きました。
まず「本日の結論」として「憲法12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。・・・」

住吉区の9条の会の事務局長として、また様々な宗教・宗派が「9条を守れ」の一点で力を合わせる「大阪宗教者9条の会ネットワーク」の事務局長としても、「不断の努力」をしておられる長田さんのお話に励まされる思いでした。

紹介されたたくさんの資料の中で特に、財団法人 全日本仏教会の「宣言文 原子力発電によらない生き方を求めて」は、すばらしいものでした。
「・・・誰かの犠牲の上に成り立つ豊かさを願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和する道を選ばなければなりません。」・・・まさに「9条の世界観」です。

帰ってきたら、もうすぐ“おかあさん”になる娘が玄関に赤いカーネーションを飾ってくれていました。




きょうは「母の日」だから、「母の日宣言」を、ここに。



母の日宣言

立ち上がれ、母親達よ
立ち上がれ、愛情深き女達よ
立ち上がれ、信仰の違いを越えて

きっぱりと言おう
大事な問題を、お門ちがいの当局まかせにはしない
殺戮を重ねた夫を、愛撫や喝采で迎えたりはしない
息子達を連れ去って、
慈愛と寛容について母親達が教えてきたすべてのことを忘れさせることは許さない
女達の友愛は国境を越える
だから許しはしない
他国の女の息子を殺すための訓練を、自分の息子に受けさせることは

荒れ果てた大地の底から声が湧きあがり、私達女の声と一つになる
「武器を捨てよ!殺人のための刃は正義のものさしにはならない」
血は不名誉を清めはしない
暴力では何ものも獲得できない
男達が鋤や金どこを捨てて戦場に赴くように
女達よ、家事を捨てて偉大な集会に結集せよ

集まったらまず、女として、死者を追悼しよう
人類という大きな家族が平和のうちに生きることができるように語り合おう
それぞれの時代に、為政者ではなく神の刻印が残されるように

女の友愛と人道の名において、心から呼びかける
国境を越えて女の総会を招集しよう
適当な場所を選び、なるべく早い時期に
諸国の協調と
国家間の諸問題の友好的解決と
平和という偉大で普遍的な利益の実現をすすめるという目的のために



今から140年以上前、アメリカで南北戦争の時代に奴隷解放、女性参政権を求めたジュリア・ウォード・ハウさんが起草したものだそうです。

そして、この「母の宣言」を私たちに教えてくれたのは、「母親政治家」と慕われた故藤田スミさんでした。

海の向こうの国にいる娘のパートナーは、スカイプで、「おかあさん、きょうは日本の“母の日”なのに、何もできなくてごめんなさい」と言ってくれました。

「いえいえ、こうやって、あなたたちと話ができて、○ちゃんの元気な姿が見られるのが何よりのプレゼント!! ありがとう

私の「母の日」は、命と平和について考える日でした。
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