バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

静岡県の昆虫

2005年05月05日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

  まだ出版界も余裕の有る時代、「静岡の文化」という季刊誌を楽しく読んでいた。地域のアマチュア、高校教諭,大学教授など執筆で地方の香りが伝わってくる。手元に保管されている1989年夏の「静岡県の昆虫」を読み直すことになった。おりしもギフチョウの舞った季節だ。昨年は引佐・天竜の自然公園で植生のヒメアオイ、くずの開花など観察のタイミングに恵まれた。 

  数少ない県内の生息地だ。神村直三郎(1903)「ギフチョウ遠州に産す」(昆虫世界,7)「磐田原」なる記載が渡辺一雄さんの記述により知った。浜名郡知波田村、引佐郡中川村でのギフチョウ観察の記録もある。この蝶、イギリスのリーチ氏新種とし,同年名和靖氏がギフチョウの和名をつけた.神村氏の発見はソレから14年後だという。

◇静岡昆虫同好会会誌「駿河の昆虫」  http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub261.htm No.209 (発行:2005年2月26日) B5, 650円(税込・送料別)清邦彦:富士宮市周辺の蝶の古い記録・1961年白井和伸:長野県南部におけるミドリシジミ類の採卵記録杉山友英:天竜市大栗安の蝶杉山高史:志太地域におけるナナフシ類の採集・目撃記録インセクトノート(短報)20編

 ◇月刊誌<昆虫と自然>  2005年5月号 B5, 36pp. 1,300(税込・送料別)  特集:水生昆虫としてのトンボ  ヤゴの生態学のすすめ 上田哲行 キイロサナエから見た河川性トンボの生活史及びその季節的制御 青木典司 ため池のトンボ類の生活史‐イトトンボ類を中心に‐ 奈良岡弘治 トンボの分類に関わるヤゴ(幼虫)の位置付け 石田勝義 トンボにも影響を与える「ブラックバス」 苅部治紀昆虫学研究室訪問(14)神戸大学昆虫科学研究室 前藤薫アリに寄生するチョウの進化 千葉秀幸・家龍・徐育峰日本におけるゴケグモ類の分布について 西川喜朗・清水裕行問い合わせ先:http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/

◇ヒメギフチョウ:北海道栗山町「ファーブルの森」で羽化 
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050507k0000e040045000c.html  http://www3.ocn.ne.jp/~keion/cyou_iwa_nansora_himegifu1.htm    


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