バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

タミフル、リレンザに続く抗インフル薬を承認申請―塩野義

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
 塩野義製薬は11月4日、抗インフルエンザウイルス薬「ペラミビル」の承認申請を10月中に厚生労働省に対して行ったと発表した。今年7月中旬にフェーズ3試験の結果が得られてから、約3か月という異例の短期間での承認申請。手代木功社長は記者会見で、「来年3-4月までに50-100万本分は作れるような準備はしなければいけない」と述べるなど、早期の供給に向けて意欲を見せた。CBニュース 2009-11-04

インフルエンザワクチンの研究開発動向

2009年11月05日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
 複数の企業が新たなインフルエンザワクチンの製造技術を開発している。これらの技術によって製造される候補ワクチンの安全性と有効性が確認されれば、将来的には、インフルエンザワクチンを短期間で大量に供給することができるようになる可能性がある。このような技術の実用化が成功し、新たなインフルエンザ対策の確立が現実のものとなるのか、注目されるところである。大和総研 新規産業調査

バイオマーカー関連研究分野の創薬プロセスに向けた日本の課題

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
バイオマーカー関連研究分野の特許出願動向からみた創薬プロセスの効率化に向けた日本の課題
鳥山 裕司 (医薬産業政策研究所 前主任研究員)
 本稿では種々のバイオマーカー関連特許の出願件数と、特許の質の代理指標とされている「特許1件当たりの被引用特許件数」を、それぞれバイオマーカー研究の活動度と成果レベルの間接的な指標として捉え、バイオマーカー研究の動向と体制について分析することで日本の創薬プロセスの効率化に向けた課題について考察を行った。医薬産業政策研究所 リサーチペーパー No. 46:平成21年10月発行

抗体医薬の現状と課題

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
関根 進
ライフサイエンスユニット
 抗体医薬は1980年代に一度は注目され研究開発ブームになったが、後述する抗原性の問題等により、ほとんどが失敗に終わり、離れていった企業も多い。その後の抗体工学等の技術開発により、有用な医薬にまで発展させることが可能になったといえる。抗体医薬もタンパク質であるため通常は注射や点滴により投与される。NISTEP Report 科学技術政策研究所

日本における新医薬品の臨床開発と承認審査

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
石橋 太郎 (医薬産業政策研究所 主任研究員)
小野 俊介 (東京大学大学院薬学系研究科 医薬品評価科学講座 准教授)
 2000~2008年に国内で承認された新医薬品を対象に、臨床開発期間(初回治験計画届提出日~承認申請日)、審査期間(承認申請日~承認日)、両者を合わせた開発期間(初回治験計画届提出日~承認日)の推移およびその長さと関係する因子を検討した。医薬産業政策研究所 リサーチレポート No. 47(平成21年10月発行)

キラートキシン様タンパク質に対する中和抗体、およびその利用

2009年11月05日 | 抗体 免疫 抗原 
国際出願番号 : PCT/JP2006/316360 国際出願日 : 2006年8月22日
国際公開番号 : WO2007/023782 国際公開日 : 2007年3月1日
出願人 : 株式会社ジーンケア研究所 発明者 : 古市 泰宏 外1名

本発明者らは、HM-1に対して中和活性を有するnmAb-KTをマウスに免疫することにより、HM-1の抗イディオタイプ抗体(ScFv)を作製することに成功した。該nmAb-KTを免疫原(抗原)として用いることにより、実際にキラートキシン活性を有する抗体分子を効率的に作製することが可能であることを見出した。
さらに本発明者らは、該nmAb-KTによって認識されるHM-1のエピトープ(アミノ酸領域)を決定することに成功した。該領域をエピトープとする抗体は、抗イディオタイプ抗体の製造において免疫原として非常に有用である。 J-Store >> 特許コード P09S000230

βグルカン合成酵素を有する真菌に対して抗真菌活性を有する抗イディオタイプ抗体

2009年11月05日 | 抗体 免疫 抗原 
国際出願番号 : PCT/JP2006/303551 国際出願日 : 2006年2月27日
国際公開番号 : WO2006/093071 国際公開日 : 2006年9月8日
出願人 : 株式会社ジーンケア研究所 発明者 : 古市 泰宏 外1名

発明の名称 : βグルカン合成酵素を有する真菌に対して抗真菌活性を有する抗イディオタイプ抗体、およびその利用

HM-1キラートキシンに対する中和抗体nmAb-KTをイディオタイプ免疫原として用い、ファージディスプレイ法によって単鎖Fv抗体を取得することに成功した。該抗体は、実際にHM-1キラートキシン活性を有し、βグルカン合成酵素を有する真菌に対して抗真菌活性を有することが確認された。該抗体は、抗真菌剤として使用することが可能であり、非常に有用なものである。 J-Store >> 特許コード P09S000229

異常型プリオン蛋白質の濃縮方法、および除去方法

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2006-71881 出願日 : 2006年3月15日
公開番号 : 特許公開2007-248256 公開日 : 2007年9月27日
出願人 : 国立大学法人東北大学 外1名 発明者 : 堂 浦 克 美 外3名

【課題】 異常型プリオン蛋白質を迅速、簡便かつ高効率に濃縮する方法を提供し、また迅速、簡便に生体試料から異常型プリオン蛋白質を除去する方法を提供する。
【解決手段】 体液及び/又は生体組織破壊物を含む液体状の検体をpH5.5~10.5に調整し、ケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、チタン、モリブデン、タングステンから選ばれる元素の酸化物、前記元素の二種以上よりなる複合酸化物、前記元素の一種以上と前記元素以外の一種以上の金属元素とよりなる複合酸化物、およびこれらの二種以上の組合わせ、から選ばれる酸化物を加え混合した後、前記酸化物が沈殿されて得られた沈殿物上に濃縮させる。 J-Store >> 特許コード P09A014764

インターフェロンαの産生促進又は抑制物質のスクリーニング方法

2009年11月05日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2005-207837 出願日 : 2005年7月15日
公開番号 : 特許公開2006-280361 公開日 : 2006年10月19日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 外1名 発明者 : 審良 静男 外2名

【課題】 インターフェロン制御因子7(IRF7)と相互作用するインターロイキン1受容体結合キナーゼ1(IRAK-1)のToll様受容体7(TLR7)又はToll様受容体9(TLR9)シグナル伝達経路を介するインターフェロンαの産生促進又は抑制する物質のスクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】 IRAK-1IRF7とを、被検物質が存在する細胞内で発現させ、IRAK-1とIRF7との会合の程度を測定したり、IRAK-1によるIRF7のC末端のリン酸化の程度を、被検物質の存在下にインビトロで測定したり、TLR7リガンド又はTLR9リガンド不応答性のモデルマウスや該マウス由来の細胞に、被検物質とTLR7リガンド又はTLR9リガンドを投与又は刺激し、モデルマウスや由来の細胞におけるインターフェロンαの産生量やIRF7の活性化の程度を測定する。 明細書 >>かんたん特許検索PDF

免疫賦活化作用を有する合成化合物不応答性モデル非ヒト動物

2009年11月05日 | 抗体 免疫 抗原 
国際出願番号 : PCT/JP2002/012234 国際出願日 : 2002年11月22日
国際公開番号 : WO2003/043588 国際公開日 : 2003年5月30日
出願人 : 独立行政法人科学技術振興機構 外2名 発明者 : 審良 静男 外2名

イミダゾキノリン系化合物等の免疫賦活化作用を有する合成化合物を認識するTLR7をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損した、合成化合物不応答性モデル非ヒト動物を提供するものである。マウス遺伝子ライブラリーから得られたTLR7遺伝子の細胞内領域及び膜貫通領域を含む遺伝子部位の全部又は一部の遺伝子フラグメントを、ポリAシグナルとマーカー遺伝子をもつプラスミドに置換してターゲッティングベクターを構築し、該ターゲッティングベクターを線状化した後胚幹細胞に導入し、TLR7遺伝子機能を欠損した標的胚幹細胞を、マウスの胚盤胞中にマイクロインジェクションしキメラマウスを作製し、このキメラマウスと野生型マウスとを交配させてヘテロ接合体マウスを作製し、かかるヘテロ接合体マウスをインタークロスすることによってTLR7ノックアウトマウスを作製する。 明細書 >>かんたん特許検索PDF