バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

クローズアップ2008:ノーベル化学賞に下村氏

2008年10月09日 | NEWSクリッピング
(その1) クラゲ博士、命の謎解き
 ノーベル化学賞に決まった下村脩・元米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員(80)が発見した緑色蛍光たんぱく質(GFP)は、生命科学の研究現場では欠かせない物質だ。なぜ病気になるのか。開発した薬剤はどのように効くのか。生体内での分子の振るまいが、この光るたんぱく質によって手に取るように分かるようになった。美しく青く光るクラゲへの関心から生まれた発見は、生命の謎解きに挑む最先端の研究者を支えている。毎日jp.,2008-10-09

(その2止)「道具」発見、高い評価 毎日jp.,2008-10-09

αーグルコシダーゼ遺伝子、ベクター形質転換体

2008年10月09日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願平04-240114   公開番号 特開平06-062868
特許番号 特許第2530275号
出願日 平成4年(1992)8月18日
公開日 平成6年(1994)3月8日
発明者 峰 時 俊 貴
田 村 學 造
五 味 勝 也
北 本 勝 ひ こ
熊 谷 知 栄 子
出願人 株式会社醸造資源研究所・国税庁長官
【発明の概要】
 α−グルコシダーゼ生産菌として多用されている、アスペルギルス・オリゼーのα−グルコシダーゼ遺伝子に着目し、同菌由来の染色体DNAライブラリーを作成し、このライブラリーから目的とするα−グルコシダーゼをコードする遺伝子をクローニングした。このクローン化したα−グルコシダーゼをコードする遺伝子を有する染色体DNA断片を、アスペルギルス・オリゼーの宿主ベクター系に移入した。このようにして得られたアスペルギルス・オリゼーの形質転換体を培地に培養し、培養液中に分泌生産されるα−グルコシダーゼを採取する。ここで用いる培地としては例えば、マルトースあるいは澱粉を唯一炭素源とする培地が挙げられる。ここで得た培養液中のα−グルコシダーゼ活性の測定は4−ニトロフェニル−α−D−グルコシドを基質として作用させ遊離してくる4−ニトロフェノールを定量させることにより行われる。こうして形質転換体を培養することにより、α−グルコシダーゼを効率よく製造できる。J-Store >> 特許コード P04A005235

コラーゲンの産生方法、細胞、およびDNA

2008年10月09日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-230540   公開番号 特開2007-089575
出願日 平成18年8月28日(2006.8.28)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
発明者 新井 克彦   出願人 国立大学法人東京農工大学
発明の概要
【課題】創傷治癒過程で十分産生されないため、特に必要と考えられる14型、12型コラーゲンの新規な産生方法を提供する。
【解決手段】筋分化誘導因子である、MyoDファミリー遺伝子、特にMyoD1,myogenin,myf5,またはMRF4を含むベクターを、動物細胞、特に哺乳動物または鳥類由来の細胞に導入する、コラーゲン、特に14型、12型コラーゲンの産生方法。細胞は、マウス中胚葉系幹細胞培養株、就中、MC3T3-E1,ATDC5,またはC3H10T1/2であることが好ましい。J-Store >> 特許コード P07A010408

スギ花粉症予防乃至治療用物質スクリーニング用標的物質及びその製法

2008年10月09日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2005-105436   公開番号 特開2005-312448
出願日 平成17年3月31日(2005.3.31)
公開日 平成17年11月10日(2005.11.10)
発明者 内木場 哲也
米澤 弘夫
有馬 一成
出願人 株式会社 鹿児島TLO
発明の概要
【課題】 スギ花粉症を予防乃至治療するのに適切な物質を効果的にスクリーニングすることができるスクリーニング用標的物質を提供する。
【解決手段】 スギ花粉を食塩水溶液中に浸漬し、スギ花粉から当該水溶液中に30秒〜3分以内に溶出したプロテアーゼからなる。本プロテアーゼは、(a)分子量が約67,000、N末端配列をAla-Glu-Thr-Ala-Ala-Phe-Gly-Tyr-Thr-Val-Lys-Pro-Phe-からなり、(b)Suc-Ala-Ala-Pro-Phe-MCAを基質とした場合、ジイソプロピルフルオロフォスフェートが2mmol/L濃度以上で存在していれば加水分解しないが、モノヨード酢酸またはペプスタチンAが存在していても加水分解し、(c)pH7.4〜pH8.0の水溶液中でニューロテンシンのIle12-Leu13間で加水分解し、(d)pH7.4〜pH8.0の水溶液中でβ-エンドルフィンのThr6-Ser7間で加水分解する、という特性を有するプロテアーゼからなる。 J-Store >> 特許コード P07A010417

花きの花色遺伝型交配法

2008年10月09日 | 植物&農業
出願番号 特願2005-506301
国際出願番号 PCT/JP2004/000297  国際公開番号 WO2004/103065
国際出願日 平成16年1月16日(2004.1.16)
国際公開日 平成16年12月2日(2004.12.2)
発明者 橋本 文雄・坂田 祐介 出願人 株式会社 鹿児島TLO
発明の概要
【要約】本発明は、花色素生合成の遺伝を明らかにし、花きの花色遺伝と色素遺伝子型の関係を明らかにし、花きの新花色作出について実用的花色遺伝型交配法を提供するものであり、花色遺伝型が経路式(1)のフラボノイド生合成に関与し、フラボノイド3’−ヒドロキシラーゼ(F3’H)やフラボノイド3’、5’−ヒドロキシラーゼ(F3’、5’H)の遺伝が五つの複対立遺伝子によって制御されているという新しい法則を見出し、結果として、遺伝子組み替え、放射線等照射などによる突然変異を起こさせる方法を用いなくても、花きの色素遺伝子型からその花色を自由に創成できる、遺伝子型D/d・E/e・HXHX・Pg/pg・Cy/cy・Dp/dpを用い、新花色を作出する方法である。J-Store >> 特許コード P07S000042

アンドロゲン受容体遺伝子に特異的なsiRNA

2008年10月09日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-039768 公開番号 特開2007-215481
出願日 平成18年2月16日(2006.2.16)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
発明者 中城 公一・浜川 裕之  出願人 国立大学法人愛媛大学
発明の概要
【課題】臨床応用可能なAR遺伝子を標的とするsiRNAの提供。
【解決手段】AR遺伝子を標的とする二本鎖siRNAであって、19塩基対と2塩基の3’末端オーバーハングとからなる21塩基の二本鎖siRNA、又は、27塩基対からなるブラントエンドの二本鎖siRNAであり、該19塩基対の配列が、特定の配列であり、該27塩基対の配列が、特定の配列である二本鎖siRNA。該二本鎖siRNAは、オフターゲット効果及びインターフェロン応答を回避しつつ、AR遺伝子に特異的なRNAiを媒介できるため、例えば、臨床応用が可能であり、ARを標的分子とした医療や医薬組成物の分野、例えば、前立腺癌を含む癌治療に関する治療や医薬組成物の分野で有用である。J-Store >> 特許コード P07P004908

アレルギーを診断するエピトープポリペプチド

2008年10月09日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2006-036900  公開番号 特開2007-217303
出願日 平成18年2月14日(2006.2.14)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
発明者 江藤 望
中村 裕美
布井 博幸
佐藤 さくら
海老澤 元宏
出願人 国立大学法人 宮崎大学
発明の概要
【課題】本発明は、簡便で正確なアレルギー疾患の診断法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は卵アレルギーの診断のために有用なPro-Val-Cys-Gly-Thr-Asp-Gly-Val-Thr、Pro-Ile-Cys-Gly-Thr-Asp-Gly-Val-Thr、またはGly-Gly-Cys-Arg-Lys-Glu-Leu-Ala-Ala-Valで表されるアミノ酸配列のポリペプチドに関する。本発明はまたアレルギー疾患の診断薬のスクリーニング方法であって、診断対象のアレルギー疾患のアレルゲンに特異的なIgEを有し且つアレルギー症状を示す患者の前記IgEにより認識されるエピトープのアミノ酸配列(1)と、診断対象のアレルギー疾患のアレルゲンに特異的なIgEを有し且つアレルギー症状を示さない患者の前記IgEにより認識されるエピトープのアミノ酸配列(2)とを比較し、アミノ酸配列(1)を含むポリペプチドを選択することを特徴とする方法に関する。J-Store >> 特許コード P07P005706

好熱性細菌サーマス・カワライェンシス由来耐熱性DNAポリメラーゼ

2008年10月09日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2005-296111  公開番号 特開2007-104909
出願日 平成17年10月11日(2005.10.11)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
発明者 黒沢 則夫・松川 博昭
出願人 タマティーエルオー株式会社・学校法人 創価大学
発明の概要
【課題】 本発明は、PCRに応用可能な、DNAポリメラーゼ活性、および逆転写酵素活性を有する耐熱性組換えタンパク質、該組換えタンパク質をコードする遺伝子、該遺伝子であるDNAを含む組換えベクターおよび該組換えベクターを含む形質転換体を提供することを目的とする。
【解決手段】 新種の好熱性細菌Thermus kawarayensis Thermus kawarayensisのゲノムDNAをクローニングして、DNAポリメラーゼをコードする遺伝子を含む組換えベクターを構築し、該組換えベクターを形質導入した形質転換体において、本発明の耐熱性DNAポリメラーゼを発現させ、精製する。 J-Store >> 特許コード P07A010446

イカ軟骨のコンドロイチン硫酸由来の硫酸化八糖及び十糖

2008年10月09日 | 糖鎖生化学
出願番号 特願2006-049308   公開番号 特開2007-224216
出願日 平成18年2月24日(2006.2.24)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
発明者 菅原 一幸  出願人 独立行政法人科学技術振興機構
発明の概要
【課題】種々の生物活性をもつコンドロイチン硫酸の構造と機能を解明するための研究用試薬として有用な新規硫酸化オリゴ糖を提供すること。
【解決手段】イカ軟骨のコンドロイチン硫酸(CS-E)を出発材料とし、ヒアルロニダーゼを用いて断片化して得られた八糖及び十糖画分を陰イオン交換クロマトグラフィーでさらに分画することによって八糖又は十糖の硫酸化オリゴ糖を含む複数の画分を調製した。各画分に含まれる硫酸化オリゴ糖について構造解析を行い、合計20種類の新規硫酸化八糖及び十糖の構造を決定した。また、これらの硫酸化八糖及び十糖は、抗コンドロイチン硫酸抗体(MO-225)のエピトープ構造の解析に有用であった。 J-Store >> 特許コード P07P004695