バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

シンガポール政府のバイオ事業推進策

2007年03月21日 | NEWSクリッピング
武田薬品は12日、1999年にケンブリッジ大学の研究者により設立された創薬研究のバイオベンチャーのParadigm Therapeutics を買収する契約で合意したと発表した。100%子会社とする。
Paradigm社は、遺伝子組み換え技術を基盤として、世界的レベルの創薬ターゲット同定・評価能力を有しており、疼痛、中枢神経系疾患、前立腺ガン・乳ガンなどのホルモン依存性疾患、糖尿病・高脂血症・肥満などの代謝性疾患を重点領域と位置付け、アンメット・ニーズを満たすため新規創薬ターゲットおよび化合物の創製に取り組んでいる。化学業界の話題 2007-03-21

世界初:人工飼育環境下でのヌタウナギ胚の発生と観察に成功

2007年03月21日 | NEWSクリッピング
- 脊椎動物の進化および起源の解明に大きなヒント -

 「ヌタウナギ?なにそれ?」と思う方も多いはず。海で網にかかると他の魚に食いついたり、大量に放出するヌメリが漁具を傷めるため、「害魚」と漁師から嫌われていました。一方、皮が財布やベルトの材料として重宝され、また、食すると美味、と注目されてもきました。このヌタウナギは、最も原始的な脊椎動物とされ、学術的には重要な位置づけにありますが、深海性であり、その生態や発生過程の研究が十分に行われず、ナゾだらけの生物でした。理化学研究所 プレスリリース 2007-03-19

遺伝子のわずかな違いがわかる色素を開発

2007年03月21日 | 医療 医薬 健康
- 1塩基の種類を識別して発光する新たなDNA試薬に -

 遺伝子工学の進歩に伴い、遺伝子の配列や働きを調べることで、病気を診断したり適切な治療方法を選んだりできるようになってきました。例えば、遺伝子を構成する一つの塩基の違いを判断して「あなたはこの薬が効きますが、あの薬では副作用が強すぎます」と患者ごとに診断・治療する医療が一部で始まろうとしています。このように個人にあわせた医療を「オーダーメイド医療」と呼びます。 理化学研究所 プレスリリース2007-03-20

1兆分の1秒で進む水素の超高速移動メカニズムを分子レベルで解明

2007年03月21日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
理化学研究所、水素の超高速移動メカニズムを分子レベルで解明
-10年来の世界的論争ついに決着、二量体から互変異性体が直接的に生成と結論- 
◇ポイント◇ 
 ●二重水素移動とよぶ光化学反応ですばやい水素の動きだけをはじめてキャッチ 
 ●分子の発する微弱光変化を10兆分の1秒の精度で測定し、反応機構を詳細に解明 
 ●紫外線照射によるDNAの複製ミスなどの影響を分子レベルで理解する手がかり 

 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、「二重水素移動」と呼ばれる重要な光化学反応における2つの水素の動きを、最先端の分光計測法を用いて分子レベルで解明しました。これは、理研中央研究所(茅幸二所長)田原分子分光研究室の竹内佐年先任研究員と田原太平主任研究員による成果です。日経ネット>>プレスリリース2007-03-20

◇1兆分の1秒で進む水素の超高速移動メカニズムを分子レベルで解明
 - 10年来の世界的論争ついに決着、二量体から互変異性体が直接的に生成と結論 -
理化学研究所TOPICS 2007-03-20

遺伝子組み換えで「マラリア耐性の蚊」を開発 米研究者

2007年03月21日 | NEWSクリッピング
Web posted at: 19:40 JST
- CNN/REUTERS/AP
ワシントン──米ジョンズホプキンス大学の研究者が19日、熱帯から亜熱帯に広く分布し、蚊が媒介する感染症マラリアの病原体「マラリア原虫」に耐性のある蚊を、遺伝子組み換え技術を利用して開発したと発表した。米科学アカデミー紀要の最新版に発表する。
理論的には、マラリア耐性の蚊を自然環境に放せば、マラリアの感染拡大を防ぐことができる。 CNNニュース 2007.03.20

フコイダン含量の測定方法及びフコイダン含有食品

2007年03月21日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-378304 出願日 : 2004年12月27日
公開番号 : 特許公開2006-184131 公開日 : 2006年7月13日
出願人 : 日本ハム株式会社 発明者 : 大森 丘 外4名

発明の名称 : フコイダン含量の測定方法及びフコイダン含有食品

【課題】食品中または食品素材中のフコイダン原料の種類とフコイダン含有比を特定する方法を見出すことで、食品中もしくは食品素材中のフコイダン含量を測定する方法を実現する。
【解決手段】フコースを含有するフコイダンの含量を測定する方法であり、まずフコイダン原料種を、フコイダンを構成する糖の種類と割合、フコイダンの分子量、または特異的に識別する物質を用いて特定するとともに、フコイダン原料種のフコース量を測定しフコイダン原料種に特有のフコイダンに対するフコースの含有量に基づき予め知られているフコイダン変換係数と、フコイダン原料種中のフコース量に基づいてフコイダン含量を測定する。

魚類用ワクチン

2007年03月21日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2005-134920 出願日 : 2005年5月6日
公開番号 : 特許公開2006-312595 公開日 : 2006年11月16日
出願人 : 株式会社微生物化学研究所 発明者 : 内田 税 外3名

発明の名称 : 魚類用ワクチン

【課題】特異的生体防御能を活性化することにより、魚類の感染症を予防することができる魚類用ワクチンを提供する。
【解決手段】ワクチン抗原として不活化されたフォトバクテリウム・ダムセラ・サブスピーシズ・ピシシーダ(Photobacterium damselae subsp.piscicida)、エドワジェラ・タルダ(Edwardsiella tarda)又は他の魚病の病原細菌にアジュバントとしてフコイダンを含有することを特徴とするワクチンを提供する。これを魚類の腹腔内に注射することにより特異的な生体防御能を活性化し、該病原細菌に対する免疫効果を増強することができる。未だ有効なワクチンのないブリ属魚類の類結節症、ヒラメ及びマダイのエドワジェラ感染症に対して、初めて有効なワクチンを養殖現場に供給することが可能となった。

フコイダン由来オリゴ糖

2007年03月21日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-222197 出願日 : 2005年7月29日
公開番号 : 特許公開2007-39341 公開日 : 2007年2月15日
出願人 : サントリー株式会社 外1名 発明者 : 野中 裕司 外3名

発明の名称 : フコイダン由来オリゴ糖

【課題】 分子量が極めて大きい硫酸化多糖であるフコイダンを医薬品、健康食品として開発する際に生じる、吸収性、抗原性、均一性、抗凝血活性等に関する問題の少ない、特定された構造と機能を有する低分子フコイダン由来低分子化合物を提供する。
【解決手段】
フコイダンを酸加水分解することにより、明細書に記載した新規のフコイダンオリゴ糖(I)~(XI)を見出した。これらオリゴ糖にはIFN-γ誘導能、IL-10、12誘導能、樹状細胞成熟化作用、CTL活性誘導作用等のさまざまな免疫機能調節作用があることが見出された。

エラグ酸及びザクロ抽出物は、尿酸排泄促進作用を有する尿酸排泄促進剤

2007年03月21日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-96614 出願日 : 2005年3月30日
公開番号 : 特許公開2006-273762 公開日 : 2006年10月12日
出願人 : キッコーマン株式会社 発明者 : 木下 恵美子 外1名

発明の名称 : 尿酸排泄促進剤

【課題】
新規な尿酸排泄促進剤及びそれを含有する飲食品、医薬品又は化粧品の提供。
【解決手段】
(1)エラグ酸を有効成分とする尿酸排泄促進剤。(2)ザクロ抽出物を有効成分とする尿酸排泄促進剤。(3)上記(1)又は(2)記載の尿酸排泄促進剤を含有する、飲食品、医薬品又は化粧品。(4)エラグ酸又はザクロ抽出物を含有し、尿酸排泄促進のために用いられるものである旨の表示を付した飲食品。本発明の有効成分であるエラグ酸及びザクロ抽出物は、尿酸排泄促進作用を有しており、尿酸排泄促進剤として、血中尿酸値低下、高尿酸血症の予防又は改善剤、痛風の予防のために有用である。

プロスタサイクリン産生増加剤及び血流促進剤

2007年03月21日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2006-180515 出願日 : 2006年6月30日
公開番号 : 特許公開2007-39445 公開日 : 2007年2月15日
出願人 : キッコーマン株式会社 発明者 : 渡邉 優子

発明の名称 : プロスタサイクリン産生増加剤及び血流促進剤

【課題】新規なプロスタサイクリン産生増加剤、血流促進剤、血行障害の予防・改善剤、血行障害に起因する疾患の予防・改善剤、又は皮膚改善剤、並びそれらを含有する、飲食品、医薬品または化粧品などを提供すること。
【解決手段】エルダーベリー抽出物を有効成分とする、プロスタサイクリン産生増加剤、血流促進剤、血行障害の予防・改善剤、血行障害に起因する疾患の予防・改善剤、皮膚改善剤。エルダーベリー抽出物は、エルダーベーリーの果実を含水エタノール等の有機溶媒で抽出することにより得られる。上記剤は、飲食品、医薬品または化粧品に添加して使用することができる。