バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

栄養素「亜鉛」は免疫のシグナル

2006年08月11日 | NEWSクリッピング
- 免疫系の活性化に細胞内亜鉛濃度が関与 -

理研免疫アレルギー科学総合研究センター サイトカイン制御研究グループと大阪大学の研究グループは、この亜鉛が、免疫反応において情報伝達物質として活躍していることを発見しました。理化学研究所プレスリリース2006-08-07

癌悪性度の評価方法

2006年08月11日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2000-306434 出願日 : 2000年10月5日
公開番号 : 特許公開2004-248502 公開日 : 2004年9月9日
出願人 : 宝ホールディングス株式会社 発明者 : 井上 裕 外8名

発明の名称 : 癌悪性度の評価方法

【課題】簡便かつ迅速に、高い信頼度で癌の悪性度を評価しうる、癌、特に胃癌の悪性度の評価方法、それに用いるアレイ及びキットを提供すること。
【解決手段】下記ステップ:(1)被検試料において、胃癌の悪性度に応じて発現量が変化する8種以上の遺伝子の発現量を測定するステップ、及び(2)(1)で得られた各遺伝子の発現量に基づき、胃癌の悪性度を評価するステップを行なうことを特徴とする胃癌の悪性度の評価方法;前記8種以上の遺伝子に対応する核酸又はその断片が各支持体上の定められた領域に固定化された胃癌悪性度評価用アレイ;該8種以上の遺伝子から発現されるmRNA又はその断片の検出用プライマー及び/又はプローブを含有した胃癌悪性度評価用キット;並びに該8種以上の遺伝子にコードされたポリペプチド又はその断片の抗体又はその断片を含有した胃癌悪性度評価用キット。

低下したレベルのメタロプロテアーゼを発現する宿主細胞

2006年08月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2006-72788 出願日 : 2006年3月16日
公開番号 : 特許公開2006-204304 公開日 : 2006年8月10日
出願人 : ノボザイムス アクティーゼルスカブ 発明者 : レンベック,ジャン

発明の名称 : 低下したレベルのメタロプロテアーゼを発現する宿主細胞及びその細胞をタンパク質の生産に用いる方法

【課題】新規な宿主細胞及びタンパク質を生産する方法を提供する。
【解決手段】異種タンパク質の発現に有用な宿主細胞に関してその宿主細胞は有意に低下したレベルのメタロプロテアーゼを発現するために遺伝的に修飾される。さらに、真菌、細菌由来のインスリン、成長ホルモン、酵素、等の異種タンパク質を生産する方法に関し、その方法は適当な増殖培地中で前記宿主細胞を培養させ、続いて所望のタンパク質を回収することを含むものである。宿主細胞としては、サッカロミセス属の株、特にサッカロミセス・セレビシエを挙げることができる。

シロアリ共生原生動物由来のセルラーゼ遺伝子

2006年08月11日 | 環境 自然  生態
出願番号 : 特許出願2001-266454 出願日 : 2001年9月3日
公開番号 : 特許公開2003-70475 公開日 : 2003年3月11日
出願人 : 科学技術振興事業団 外1名 発明者 : 井上 徹志 外3名

発明の名称 : シロアリ共生原生動物由来のセルラーゼ遺伝子

【課題】 培養が不可能なシロアリの共生原生動物からセルラーゼ遺伝子を取り出し、さらにその遺伝子を用いて遺伝子工学的手法によりセルラーゼを製造する方法を提供すること。
【解決手段】 イエシロアリの後腸の内容物からmRNAを抽出し、該mRNAからcDNAライブラリーを構築し、セルラーゼ活性をもとにスクリーニングを行い、セルラーゼ活性を有する組換え体を取得し、さらに取得された遺伝子を含む組換えベクターによって形質転換された形質転換体からセルラーゼ活性を有する新規組換えタンパク質が得た。この組換えセルラーゼは原生動物Spirotrichonympha leidyiに由来し、その至適pHは6.0、至適温度は70℃、Km値は1.9mg/ml、Vmaxは148.2units/mgタンパク質であった。

GMオメガ-3系油脂植物の開発競争--BASF社とDuPont社

2006年08月11日 | NEWSクリッピング
魚の脂肪に多く含まれ健康に良いとされるオメガ-3系脂肪酸を、GM技術などを利用して植物体から摂取できるようにしようとする計画は、GMOワールドでも過去何回か取り上げてきた。この分野でのドイツBASF社および米国DuPont社の最新動向に関する記事を紹介する。日経BP>>FoodScienceGMOワールド

誘導体の合成方法、化合物ライブラリー及びその作製方法

2006年08月11日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2004-279597 出願日 : 2004年9月27日
公開番号 : 特許公開2006-87392 公開日 : 2006年4月6日
出願人 : 学校法人慶應義塾 発明者 : 井本 正哉 外2名

発明の名称 : 誘導体の合成方法、化合物ライブラリー及びその作製方法、並びに、スクリーニング方法

【課題】HTSによるランダムスクリーニング、医薬品又は農薬品の探索、及び医薬品又は農薬品のリード化合物の探索などに有用な、天然化合物の誘導体を合成する方法、天然化合物の誘導体を含む化合物ライブラリーの作製方法、及び天然化合物の誘導体を含む化合物ライブラリー、並びに、化合物ライブラリーを用いたスクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】有機化合物を生産する微生物を所定の培養液で培養し、培養により得られた有機化合物と、前記有機化合物の誘導体を合成するための反応試薬とを、前記培養液中で反応させることにより、前記有機化合物の誘導体を合成することができる。このようにして得られた有機化合物の誘導体をライブラリー化することにより、HTS(ハイスループット)によるランダムスクリーニング、医薬品又は農薬品の探索、及び医薬品又は農薬品のリード化合物の探索などが可能になる。

放線菌カナマイシン生合成遺伝子

2006年08月11日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2002-341504 出願日 : 2002年11月25日
公開番号 : 特許公開2004-173537 公開日 : 2004年6月24日
出願人 : 明治製菓株式会社 発明者 : 矢内 耕二 外4名

発明の名称 : カナマイシン生合成遺伝子

【課題】カナマイシンの生合成遺伝子を含むDNA断片を単離すること、さらにその塩基配列を解析し、各生合成遺伝子を特定することである。
【解決手段】ストレプトミセス・カナマイセティカス(Streptomyces kanamyceticus)のゲノムDNAからゲノムDNAライブラリーを作製し、その中からカナマイシンの生合成に関与する遺伝子を含むDNA断片を見出した。これらの遺伝子の解読を行い、カナマイシンの生合成経路に関する機能の解析を行った。

Micromonospora属ゲンタマイシン生合成遺伝子

2006年08月11日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2002-354537 出願日 : 2002年12月6日
公開番号 : 特許公開2004-180638 公開日 : 2004年7月2日
出願人 : 明治製菓株式会社 発明者 : 矢内 耕二 外2名

発明の名称 : ゲンタマイシン生合成遺伝子

【課題】ゲンタミシンの生合成遺伝子を含むDNA断片を単離すること、さらにその塩基配列を解析し、各生合成遺伝子を特定することである。
【解決手段】ミクロモノスポラ・エキノスポラ(Micromonospora echinospora)またはミクロモノスポラ・パープレア(Micromonospora purpurea)のゲノムDNAからゲノムDNAライブラリーを作製し、その中からゲンタミシンの生合成に関与する遺伝子を含むDNA断片を見いだした。これらの遺伝子の解読を行い、ゲンタミシンの生合成経路に関する機能の解析を行った。

解説:万能幹細胞 再生医療に突破口 安全性確認は不可欠

2006年08月11日 | NEWSクリッピング
 京都大がマウス実験で体細胞だけから万能幹細胞を作成したことは、倫理的課題を抱えていた再生医療研究に、新たな突破口を開く成果といえる。ただ、実際の治療に使うには細胞の安全性確認が不可欠で、実現には相当時間がかかりそうだ。

 新たな組織を再生する以外に治療法がない脊髄(せきずい)損傷や臓器不全などの難病では、受精卵やクローン胚(はい)から作成する胚性幹細胞(ES細胞)を使った再生医療が有望視されてきた。新薬などの開発にも役立つ。
毎日新聞(解説)2006-08-11