Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

Quand la femme tient la barre de sa vie N°3-猫沢エミライブ&トーク@TRAUMARIS

2011-02-14 01:17:49 | 猫沢エミ
Quand la femme tient la barre de sa vie N°3
-猫沢エミライブ&トーク@TRAUMARIS
2011年2月12日(土)
open:18:30~ start:19:00~
出演:猫沢エミ(vo.per)+円山天使(g)+岩見継吾(w.b)
トーク:sino (illustratrice)



またまた行ってきました。
猫沢エミのライブ&トーク

追っかけで
意地になって行っているとお思いでしょうが、
まあ、そういう面も全くないわけではありませんけれども
今回はっきり理解したのはですね、
やはりライブは毎回毎回が違うものだということですね。

それは常に同じところにはいない、
ミュージシャンもお客さんも
場所も空気も
どんどん変わっていく
そういう変化の中にいるのだということを知る。
それもまた音楽の力のひとつのような気がしましたね。

常に、その場そのときに生成されるのが音楽。
同じことの繰り返しはなく
二度とない時を生きるのです。

ライブでなくてもCD再生でさえ
たぶんそうなのです。

++

こーんな不思議な空間


という思いを抱かせた今回のライブ。
前回の充実したグルーヴセットとはまた違った
なんというか音響的に訴えるライブになったと思う。
アコーディオンのサブちゃんがいないにも関わらず!

円山さんのギターのワザモノがいつも以上に凝っていたのもあるでしょう。
が、曲によってパーカッションの響き方が違うような
ベースの唸り具合が違うような
そんな不思議なサウンドだったのです。

そういうのって考えてできる部分もあるけれど
それだけでできることでもない
熟成したものと
新しいアイディアとが出会って
体が曲に寄り添って勝手に出来上がる境地だと思うんだよね。

そういうバンドになってきたということでしょうねー
インプロヴィゼーションの部分も
どんどん自由度が増してきて聴いていて面白いしね。


と褒め讃えるわけですが。


円さん




事件(笑)としては
まず名曲「スクーター」やりました!
今回のアレンジがすごいよいのよね
パーカッションがところどころ際立つようなアレンジで
そこではコンガがはじけるようによく鳴っていて
ファーストアルバムでは涼しげなフレンチ・オリエンタルな(なんじゃそりゃ?)曲でしたが
今回は勢い余っていろいろなものをまき散らしながら街を疾走するスクーターになっておりました。
その若々しさと楽しさにうるうる。

そして大事件としては(笑)
大名曲であるところの「赤い星」!!
これが超グレードアップして帰ってきたのです。
前半ベースの渋いラインのみで歌われるのだけれど
中盤ギターが深いリバーヴ+αをきかせて深いヴェールをかける
その瞬間にトリハダがぞわわと立つ。
あの半音下降するクリシェを含む進行を目をつぶって聴く。
これが30分続いてもいい。
終わるな!



そして驚愕すべきはw
I wanna go to America」をやってしまった!
ことですかね!
これは大変だ。
こういうキャラはあまりライブでは見せてなかったのでは?
曲の最後ではしっかりウケをとっていたしw
この勢いでは、アレをやる日も近いのかもしれない。
アレ・・・曲名を覚えられないのだが・・・
あれですよ。


(なにいってんだ?)


調べた。「1999696699XXX」ですよ。
これライブでやったら笑うな~~w




バイオリンを弾く!猫沢エミ!


あそうそう、
今回3人の別ユニット(?w)Sphinxを名乗って
アヴァンギャルドなインプロヴィゼーションを披露した場面もありました。
こういうのも面白いね。

内容的には
手前味噌するならば、ワタシのようなヤツらが80年代にやっていたようなことで
まさにそういうフリーインプロロックバンドでライブをやっていた時代を
なつかしく思い出した。

そういう点ではなんというか
状況を更新するようなものではなく
どんなに内容が先鋭的であっても
悪く言っちゃうとどこまでも余興的におさまってしまう印象だったな~

むしろ実は
様々な出自の音世界をとりこんで成長変化する
猫沢的ポップの世界のほうにこそ
過激な突破口がありつづけているように思う。

ポップの方が過激なのだ。


******


C'est vous sur le pont
scooter
Les Cafes
赤い星
私の世界
スフィンクス
 ~Zo-wa-zo Oiseaux
I wanna go to America
TABACの森
Madrigal
Swing

死んだら土になる



あれ?
Zobi la moucheやったよねぇ?
メモに書いてなかったけど
やった?よね?夢?



あー、大大大事件がまだあったわ(笑)
アンコールに「死んだら土になる」やったんだわ!
最初のアルバムからファンキーなナンバー
ワタシ、死んだら立派な土になる~
っていう死生観。

猫沢エミは最初から猫沢エミだったんだな~~w



******

ライブの後はトークショー
というか
ほとんど座談会の雰囲気
お客さんが発言しだすまであと2回くらいあればいいでしょうかw

人数的に女子率が多いのはいつものことですが
話の内容がどんどん女子濃度が高くなって
室内に女子圧のような異様な密度がどんどん高くなるのが感じられ(笑)
(猫沢ゼミ化)

濃厚な話がひたすら続いたのですが
そのへんはワタシの手に余るので、
このへんでwww


******


しなあやさんと行きました。

受付をかなきさんがやっていて
トークショーのあいだステージの片付けを
常連のお客さんが混じってやってましたw

こうしてどんどんアットホームになって行くのか?!?


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2 コメント

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Zobi la mouche演ってます! (しなあや)
2011-02-18 08:20:13
ちわ~。
どこでやったのかはっきりとは覚えてないのですが、確かに演奏されてましたよ!
だって、その後まにさんとZobi la moucheの話をメールでしたじゃないですか!

スフィンクスの曲の後に立て続けに演って、曲名のMCがなかったように思うのですが、どうですか?
返信する
そーなんす (manimani)
2011-02-19 22:23:39
☆しなあやさま☆
そーだよねーやったよねー
スフィンクスのあとはメモによるとゾワゾオワゾなので
どこかなー

そこだけ記憶が別ファイルで保存されてる感じです。
返信する

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