♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたに恵みを施したい / 福井 誠

2014年01月02日 | Weblog
2014/1/2放送
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたに恵みを施したい」です。それでは第二サムエル記の9章7節から読んでみましょう。

 ダビデは言った。「恐れることはない。私は、あなたの父ヨナタンのために、あなたに恵みを施したい。」

 ダビデは王としての地位を確立した後のこと、ダビデは自分のこれまでの人生を振り返ったのでしょう。彼は自分が過酷な人生を歩んだ時にサウル王の息子ヨナタンが自分に真実を尽くしてくれたこと、また互いに真実を尽くしあう約束をしたことを思い出したようですね。ダビデはヨナタンのために自分にできることを考えたのです。そこでダビデはヨナタンの子メフィボシェテを王宮に召し入れました。彼は5才の時に父ヨナタンと祖父サウル王の戦死の悲報に触れ、乳母が彼を抱えて逃げ出そうとした所、うっかり落としてそのために両足が不自由になってしまった人でした。メフィボシェテはダビデに呼び出されてどんな思いを抱いたことでしょうか。自分の祖父に追われて人生の辛酸を舐めたダビデが敵対的な目を向けることを予測して身も縮む思いであったのではないでしょうか。

 しかしダビデは全く違う態度をとりました。メフィボシェテは暖かく迎えられ、恵みを施されたのです。ダビデは言います。「父ヨナタンのために、あなたに恵みを施したい。」 慈善ではありませんでした。

 実は私たちと神様との関係も同じです。人生、謙遜になってみれば今の自分は神に恵みをいただくなどおこがましい。呪いを受けることはあっても祝福を受けることなどないだろうと思うものでしょう。

 しかし神は私たちに祝福を施そうとされているお方です。それはキリストが2000年前に十字架で苦しみ、私たちの罪の赦しと祝福のために身代わりとなって死んでくださったからです。

 もし自分が神の恵みにふさわしくないと思うことがあったとしても、神はあなたのゆえではなくてキリストのゆえにあなたを祝福されようとしていることを知っていただきたいと思います。そしてぜひ素直に神様を受け入れ、神様と共に新しい人生を歩んでいただきたいと思います。


(PBA制作「世の光」2014.1.2放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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