♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■みにくいアヒルの子が・・・ / 岩井基雄

2012年07月27日 | Weblog
2012/7/27放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。デンマークの有名な童話作家で詩人でもあるハンス・クリスチャン・アンデルセンを御存知の方は多いでしょうねえ。「人形姫」や「「マッチ売りの少女」また「裸の王様」も彼の創作童話として有名ですが、多くの方が御存知なのは「醜いアヒルの子」と言う童話ではないでしょうか。

 アヒルの群れの中で生まれた雛鳥は他のアヒルの子に似ておらず醜いという理由でいじめられ群れを逃げ出しますが、どこへ行ってもやはりいじめられ続けて、とうとう一冬を過ごします。生きることに疲れきった雛鳥は死を望みながら白鳥の住む水辺へと行きます。しかし、いつの間にか大人になっていた雛鳥はそこで初めて自分がアヒルではなく美しい白鳥であったということに気づく、そんなお話しですね。

 これはアンデルセン自身の生涯を表わしているとも言われています。彼は靴屋の父と信仰篤いクリスチャンであるお母さんの間に生まれましたが、11歳で父を失い、14歳の時に俳優を目指し故郷オーデンセからコペンハーゲンへと向かいます。しかし舞台に立つという夢も叶わず、そのあと志した声楽家にもなれず、挫折の連続を経験します。そのうえ彼は容姿の醜さや人付き合いの下手さもあってか失恋続きの人生で、生涯独身であったようです。しかしクリスチャンのお母さんから教えられた神様の愛やキリストにある希望を心に抱いていた彼は貧しい人や悲しみの中にある人の心に届く優しく心温まる童話を書き続けました。

 聖書の中にこんなことばがあります。
 「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。
 新約聖書 ローマ人への手紙 5章5節 

 神様の愛に基づいた希望は決して失望に終わることがありません。神の愛を受け取るとき私たちは変えられ、罪赦され、神に造られた神の子供としての本来の喜びを取り戻していくことができるのです。あなたも白鳥の子どころか神の子どもとして永遠に輝いて生きる事ができるのです。あなたも神の愛と希望に生かされ、本来の希望の姿、神の子としての人生に変えられていきませんか?

 (PBA制作「世の光」2012.7.27放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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