♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神は近くに  / 関根弘興

2011年07月04日 | Weblog
2011/7/4放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 新約聖書の後半に収められている手紙の多くを書いたのはパウロという人です。彼がギリシャのアテネでイエス・キリストの福音を伝えていた時のことでした。まあアテネといえばパルテノン神殿が建ち、当時の世界においては文化的にも学問的にも最高峰の町だったんですね。でもこの華やかな文化都市はまた多種多様な神々を生み出した場所でもありました。市内には沢山の神々の像がありました。アテネに住む住民の数よりも神々の数の方が多かったのではないかと言われる程です。そして念が入ったことに「知られない神に」という祭壇まであったというんです。そのアテネでパウロはイエス・キリストのことをそして神様のことを単純明快に語り出しました。

 パウロは何を語ったのでしょう。パウロはこう語ったんです。「あなたがたの町には『知られない神に』と刻まれた祭壇がありますねえ。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを教えましょう。」(使徒の働き17章23節参照) そう言ってパウロはアテネの人たちにまだ知られてない聖書の神様について説明し始めたんです。

 パウロは言いました。「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は天地の主ですから手でこしらえた宮などにはお住みになりません。」・・・きっと目の前に見えるパルテノン神殿がきっとパウロの目には入っていたのでしょう。・・・「あなたがたは自分の手でいろんな神々を作るけども聖書の神様はあなたがたを生きた存在として創造された方なのです。」と語ったんです。「それで、もしあなたがたがこの神様を本気で求めるならこの神様を見いだすことができるのです。」と語ったんです。そして続けて「イエス・キリストこそが救い主であり裁き主であり、この方は十字架につけられ、死からよみがえられた復活された力ある方だ。」と語り始めたんです。

 すると人々はこう言い始めました。「ああもういいです。もういいです。もういい。もう結構です。このことについてはまたいつかゆっくり聞くことにしましょう。」 こういう反応だったんですね。殆どの人がパウロの話を相手にもしませんでした。多くの人にとりましてはイエス・キリストが死んでよみがえったなどという話は愚かな物語としか受けとめられなかったのです。

 しかしこれこそは神様の方法でした。罪のない独り子イエス・キリストを私たちの罪の身代わりとして十字架につけ罪の赦しを与えてくださった。そしてイエス様は三日目によみがえり、死で終わることのない命を信じる一人一人に与えてくださるのです。

 ぜひあなたも知ってください。神様は決してあなたから遠く離れた存在ではありません。心から呼び求める者の近くにいてくださるのです。

 (PBA制作「世の光」2011.7.4放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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