♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■牢獄での賛美  / 羽鳥頼和

2011年07月16日 | Weblog
2011/7/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 伝道旅行を続けていたパウロとシラスはピリピという町で捕えられ、牢獄に入れられてしまいました。彼らは悪い事は何もしていないのに鞭で叩かれ、足かせをはめられて、牢獄に入れられてしまったのです。そんなひどい目にあった二人でしたが、彼らは牢獄で祈りつつ賛美をしていました。

 詩篇34篇1節には、
 「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。
 とあります。

 でもなぜ苦しいときにも賛美することができるのでしょう。

 この詩篇34篇の4節には
 「私が主を求めると、主は答えてくださった。私をすべての恐怖から救い出してくださった。」とあります。

 そうです。神様に祈り、救いを経験した人はどんな時にも賛美することができるのです。牢獄の中にあっても神様が守ってくださるという安心があり、神様が救い出してくださるという希望があったのでパウロたちは賛美したのです。

 有名な慈しみ深きという讃美歌は苦しみと悲しみの経験から作られた曲です。作者のスクリビンは愛する人をなくすという悲しみの中でこの曲を作りました。自分の婚約者が結婚式を前に突然不慮の事故で死んでしまったのです。彼のその時の絶望はどんなに深かったでしょう。同じように深い悲しみを感じていたのがスクリビンの母親でした。彼は深く悲しんでる母親のことを知りました。その時すでに不思議な神様の慰めをいただいていたスクリビンは母親を慰めるためにこの讃美歌を書いたのです。

 スクリビンは母親の苦悩を思い、「お母さん、私のことは心配しないでください。救い主なるイエス様が私の祈りを聞いてくださいました。イエス様は私の悲しみを知ってくださり、一緒に悲しみを背負ってくださいました。イエス様に祈って私は平安を得ています。」との思いでこの讃美歌を作りました。

 牢獄の暗闇の中でパウロたちも祈っていました。そしてその祈りが聞かれて平安を得て彼らは賛美をしたのです。そしてこの賛美を聞いていた牢獄の看守がイエス・キリストを信じます。彼は賛美のことばを通して神様の救いを知ったのです。

 教会では礼拝で賛美をします。あなたも教会にいらっしゃって賛美の曲を聞いてください。そして神様の救いを知ってください。

  ( PBA制作「世の光」2011.7.16送でのお話より )

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