♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■十字架と復活をめぐる人々 <ペテロ>

2010年04月02日 | Weblog
2010/4/2放送

世の光の時間です。 お元気ですか? 岩井基雄です。

 聖書の中には、様々な弱さを持つ人々が登場します。 主イエス・キリストの弟子も例外ではありませんでした。 キリストの12人の弟子のリーダー的な存在はシモン・ペテロでしたが、彼も弱さを抱えていました。

 祭司長や律法学者たちがイエス・キリストを十字架につけるために捕らえた時に、ペテロたちはキリストを置いて逃げ去りました。 あとでキリストの裁判を見守るために戻ってきたペテロでしたが、「お前もキリストの仲間だろう!」と言われ、三度キリストを「知らない!」と言って裏切ったのです。

 彼はこのような場面に直面するまで、自分の弱さを十分には認識していませんでした。 自分はどこまでも主に従える、と思っていたのです。

 しかしイエスは彼の弱さを御存知でした。 ペテロが三度キリストを否定した直後のことが聖書にこう書かれています。
 「彼がまだ言い終えないうちに、鶏が鳴いた。主が振り向いてペテロを見つめられた。」ルカの福音書22章60節、61節

 このキリストの眼差しはどのようなものだったでしょうか。 ペテロの弱さを知り、彼らのために祈り、愛し、慈しむ眼差しだったのではないでしょうか。

 ペテロは自分の弱さ、罪深さと向き合わざるを得ませんでした。 彼は号泣し、自分の罪を認めたのです。 彼はどんな思いでキリストの十字架を見上げたのでしょうか。

 十字架の上でキリストはこう祈られました。 
 「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」(ルカ23章34節)


  キリストはすべての人々の罪の赦しを祈られました。 それはペテロのため、私のため、そしてあなたのための祈りです。 あなたの罪のためにキリストは十字架に架かられたのです。 そしてキリストの十字架の苦しみはあなたを愛していることの証しなのです。 ペテロに向けられたキリストの愛の眼差しは失望の中にいるあなたにも向けられています。 わたしはあなたを愛している、あなたの罪の赦しはすべて用意された、と。 あなたはこの愛に、どうお応えになりますか? 

 それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2010.4.2放送でのお話しより)


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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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