世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。
今日のバイブルメッセージは「真理を証しするために生まれた」です。
それでは聖書の中のヨハネの福音書18章37節から読んでみましょう。
そこでピラトはイエスに言った。「それでは、あなたは王なのですか。」イエスは答えられた。「わたしが王であることは、あなたが言うとおりです。わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」
イエスが十字架にかかって死なれたことについてはよく知られています。 しかしなぜイエスは十字架にかけられたのでしょう。 ユダヤの宗教家たちに妬まれたというのが一つの理由です。 人気を奪われ、群集にそっぽを向かれたユダヤの宗教家たちはイエスを非常に憎み、不当な裁判にかけたのです。
18章はその裁判の記録ですが、裁判官ピラトとイエスのやりとりは非常に奇妙な印象を与えます。 まさに死刑が言い渡されようとするその場でイエスは「わたしの国はこの世のものではない」 (ヨハネの福音書 18章36節参照)と語るのです。
私たちは目に見えるこの世の中がすべてと思って生きています。 しかし、この時イエスはこの世とは違う別の世界を見ていました。 精神的に追い詰められて、とうとうイエスはおかしくなってしまったと思う人もいるかもしれませんねえ。
しかしイエスは続けて大真面目にこう語るのです。 「わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。」
イエスは自分がこの世の目に見える世界とはまったく異なる別世界の王であり、その国から真理をあかしするためにこの世に来られたと言います。
イエスを気の狂った人と受けとめるか、それとも正気でありながら本当に私たちの知らない大切なことを教えようとしている人と受けとめていくか、私たちは決断を迫られます。
真理というのは、神についての真理です。 神が愛であり正しい方であるということを告げ知らせるためにイエスはこの世に来られました。 確かに目に見えない神様がおられます。 それを伝えるためにイエスは来られたというのです。
あなたも聖書を読んでもらって、この目に見えない神を見出していただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2009.5.28放送でのお話しより)
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