世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。
えー、PBAの番組でアナウンサーをしております四本さんという方はあるボランティア活動をしていらっしゃるんですねえ。 で、それはどういうのかというと、その町で図書館とが提携してNPOのブックスタート(※0歳児に絵本を手渡すブックスタート運動)というのをやっているんだそうですが、そこで保健所で行われる赤ちゃんの10ケ月検診の中でこのボランティアをするんだそうですけれども、具体的には保護者の方に赤ちゃんへのやさしい語りかけの大切さをお話しするんだそうですねえ。 これはあの方にほんとに相応しい仕事だなあというふうに思うんですけれども。
えー、10ケ月くらいの頃、まだことばはしゃべれない訳ですけれども、でもお母さんや保護者の方が語りかけることばを溜めてですね、突然のように話し出すということがあったりする訳ですよね。
で、ある本で読んだんですけれども、一人の昔ねえ王様が、人間というのはある程度年月が来ると自然にことばをしゃべるようになるというふうに思い込んでいて、それを実験したらしいんですね。 で、赤ちゃんたちを何人か養育する、その時にもう食べ物やなんかを十分に与えて環境はもちろんよくして、だけど一切ことばをかけてはいけない、というそういうことで育てたそうなんですよ。
ところがその赤ちゃんのうちですね、それこそ九割の赤ちゃんは生きることができなくなってしまった、というようなこと。 ですから、どんなに食べ物をあげても、そして環境を良くしてやってもことばがかけられないということは、そこには愛情が伝わらない、コミュニケーションができない、そういう中では生きられないのだというのですねえ。
で聖書の中に、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」(マタイの福音書 4章4節)というふうにありますけれども、パンだけで人間は生きられるものてはない。 やっぱりことばが必要なんだということですね。 その愛情に満ちたことばの語りかけ、それを受けとめながら愛を感じ、そしてその人の内側の人格が形造られていくということですね。
考えますならば、私たちはこの地上でその肉体的な欲求を満たすだけで生きられるものではない。 神様からの語りかけのこのことばを受けとめることによって初めて人間は人間らしく生きることができる。 その神のことばは聖書を通して神様は私たちにも語ってくださっている。 ぜひあなたもこの声を聞いていただきたいと思うんですね。
( PBA制作「世の光」2009.5.18放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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