世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
百年に一度と言われる不況の波、家族の崩壊という嵐、様々な人生の嵐が吹き荒ぶ中、私たちはどのように生きることができるのでしょうか。
イスラエルにガリラヤ湖という湖があります。 この湖で漁師をしていた者たちがイエス・キリストの弟子となりました。 彼らは時折吹くガリラヤ湖の突風や嵐に十分対応できるような知識も技術も持っていました。
ある時、イエスと弟子たちが乗った舟がこのガリラヤ湖で嵐に巻き込まれました。 夜も更(ふ)け闇が深まる中で、波をかぶった舟から水を掻い出したり、舟をコントロールしようとしたり、弟子たちは必死に対応しますがどうすることもできません。
そんな激しい嵐の中でイエスはというと、何と、寝ていたのです。 彼らは不安も恐れも手伝ってか、こう叫びました。 「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」(マルコの福音書 4章38節)
このようなことを私たちも心の中で叫びたくなるようなことはないでしょうか。 自分がこんなに悩み苦しみ痛んでいるのに神様あなたは何をしているのですか、私たちが死にそうでも何とも思われないのですか?!
しかしこの時、「イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に『黙れ、静まれ。』と言われ」(マルコの福音書 4章39節) ました。「すると風はやみ、大なぎになった。」(マルコの福音書 4章39節) のです。 弟子たちはそのイエスの力に驚きました。 イエス・キリストは自然の嵐だけではなく、すべてのことに権威を持っておられ、どんな嵐をも静めることがお出来になります。 その力はあなたの人生にも及びます。 そしてあなたの人生の嵐にも、こう語られるのです。 「黙れ、静まれ。」
すぐには人生の嵐は静まらない時もあるでしょう。 しかし、どんな嵐の中にあっても、あなたが主権者なるイエス・キリストに心から信頼する時、あなたの心には何よりも本当の平安が与えられるのです。 自分の力や経験のみに頼ることをやめ、本当に信頼できる方を信頼するとき、あなたは平安と力を与えられ、ぐっすりと休むことができるのです。
あなたもこのお方に信頼しませんか?
ではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2009.5.1放送でのお話しより)
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