♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■眠ることなく

2008年01月08日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 日本語の「守る」という意味が、どういうふうに出来たからあなたは御存知でしょうか。 「まもる」の「ま」は「目」の意味だそうです。「まもる」の「もる」は「見る」の意味。ですから「まもる」とは「めみる」が訛(なま)って「まもる」になったと言われます。「まもる」の意味は「目をそのものから離さず、ずっと見続けている」 これが基本的な意味だということですよねえ。

 このことを頭の隅に置いて、今日も詩篇121篇の中のことばを紹介しましょう。

 「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。見よ。イスラエルを守る方は、まどろむこともなく、眠ることもない。」(詩篇 121篇 3節、4節)

 聖書の神様はあなたを守る方。あなたをずうっと見続けている神様なんだ、と言うんですねえ。

 するとですねえ、ある人は、「そりゃ大変だあ、いつも見られているんじゃかなわない。」 そう反応する人もいます。でも一方では、「ああ良かった。いつも見られているんですかぁ。これで安心だ。」 ほっとする反応もあるんですねえ。

 私の場合はどうかと言えば、私は小さい頃悪いことをすると、「お母さんの目はごまかせても神様の目はごまかせないのよ!」といつも叱られてました。ですから神様は自分の都合の悪い所ばかり見ているんだなあと思ったことがあったんです。

 でも私は自分で子どもを育てながら一つのことを発見したんです。それは子どもに「大丈夫、やってごらん。お父さんが見ていてあげるから。」 こう言いますとね、子どもはいろいろなことに挑戦し始めたんです。子どもにとったら、もし失敗してもお父さんが見ていてくれるので助けてくれる。だから大丈夫だ、って考えた訳です。見られていたら子どもは安心して何でも挑戦していくんですねえ。

 さて神様はあなたを守る方です。このことを信頼し生きるようになると、実は本当にリラックスして生きていくことができるようになるんです。何も隠しだてしないで、素のままの自分で生きていけるようになるんですね。そして聖書にはたくさん、「恐れるな」「恐れるな」「恐れるな」と書かれています。それほど私たちは恐れやすく弱い存在なんですね。でも私たちを見ていてくださる神様の眼差しがいつもそこにある、と言うんです。

 私たちは時々不安で眠れぬ夜を過ごすことがあるかもしれません。でも神様は、「大丈夫。ゆっくり休みなさい。わたしが代わりに起きていてあげるから。」と声をかけてくださる方なんです。まどろむこともなく、眠ることのない神様があなたを見ていてくださる。だから私たちはこの神様に背を向けるのではなく、「天のお父さま!」と呼ぶことのできる関係を築いていくこと。これが大切なんですね。

 ( PBA制作「世の光」2008.1.8放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会への問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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