世の光の時間です。皆さん、初めまして。今日から金曜日のお話しを担当させていただく岩井基雄(いわい・もとお)と申します。どうぞ宜しくお願いします。
わが家には四人の子どもがいます。それぞれいろんな特徴があって、小さな頃、眠りに就く時にどうしても必要とするものもそれぞれ違っていたんですよね。長男は家内の髪の毛を触りながら、長女は家内のスカートの裏地を、そして次男は右指で自分のへそを触り左親指を口にくわえることが、それぞれの眠りに必要でした。そして次女のみかに必要なものは青いタオルケット・「みかのタオ」だったのです。その大きなタオルケットにくるまってでなければ彼女は眠ることができませんでした。そしてそれはついにボロボロになってしまったのです。私たちは新しいタオルケットを購入し、古いものはゴミ箱に捨てようとしました。しかしその夜彼女は、「みかのタオない! みかのタオない!」と泣き出したのです。ついに私たちはボロボロになった「みかのタオ」を出してこざるを得ませんでした。どんなに汚(よご)れたボロボロのものでも、それが彼女にとって、「わたしのもの」だったのです。
聖書のイザヤ書にこういうことばがあります。
「あなたを形造った方、主はこう仰せられる。『恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。』」(イザヤ書 43章1節) あなたを創造された神様があなたを、「あなたはわたしのものだ」と言ってくださるのです。私たちのことを他人が「あなたなんて要らない、必要ない」と、どんなに言ったとしても、また自分で自分のことを「こんな私は駄目だ、生きていても仕方がない」と思ったとしても、聖書が語る神様は、あなたに対して心から、「そのあなたがわたしのものだ」と言ってくださるのです。
更に先程の聖書のことばは、こう続いています。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書 43章4節) 他の人の目にあるいは自分自身の目にどう映ろうと、神様の目には「あなたは高価で尊い」のです。あなたはそれをどう受けとめられるでしょうか?
それでは、またお聴きください。
(PBA制作「世の光」2008.1.4放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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